返却図書ポストが新しくなりました!

このポスト、すっごくオシャレじゃないですか⁉ 

毎月30か所以上に絵本を貸し出しているユニリーフですが、それは同じ分だけ返ってくるということ。郵便局員さんが届けてくださる図書を保管するポストは大切で、活動には欠かせないもの。

ちょうど3年前、メンバーのKさんが作ってくれた初代ポストもとっても素敵でしたが、この度リニューアルしてくれました。この3年間でKさんは他でも多々注文を受け益々腕を上げられて、新たなポストもご覧のとおりの洗練されたものに!

本日は2月の貸出日。朝から皆の顔を思い浮かべ、司書のお二人と共に選書~確認~記録~レター作成~梱包という一連の業務に打ち込みました。本当に、文字通り息つく間もない集中作業で、少々ぐったりとはなりましたが、午後には無事発送の運びに・・


コロナ禍にあって、こうした絵本の定期お届けサービス(継続課金をサブスクというらしい。月額3000円程度)は今、想定以上に増えているとのこと。ユニリーフの定期貸出はもう10年以上前から、しかも無料!コロナでも特段の困難もなくサービスを続けられていて、本当に有難いことですね。

今月の絵本、もうすぐお手元に届きますよ~どうぞお楽しみに!(郵送袋不足の折、返却もよろしくお願いします。)

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普通小での取り組み~湯河原町立吉浜小学校

昨秋、4年生の総合学習で使用ということでユニバーサル絵本を貸し出しましたら、学校でのご利用の様子や反応をこんなにたくさんお知らせくださいました。「心に働きかける絵本」として貴重な報告ですので、許可を得てここに全文を掲載します。

お寄せくださったのは、湯河原町立吉浜小学校の岩本純子先生。前任校から2回目のご利用です。
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①4年生への紹介
(総合的な学習の時間に福祉について学んでいる。「福祉体験」で、車椅子、視覚障がい者の方の誘導、手話体験をしていた。また視覚障がい者の方の話を実際に聞いたり、点字や点字ブロックがどんなところに設置されているか、地域調査をしていた。ブラインドサッカーボールも授業で扱っていた。)
教師がUD絵本を紹介し、「何で目が見えない方が読むのに、絵や字が書いてあるのかな。」と聞くと、すぐに「一緒に読めるからだ。」「目の見えない人も見える人も関係なく楽しめるから。」「一人で読むのもいいけれど、友達と読みたい時もある。」「『一緒に読みたい気持ち』は、障がいのあるなしに関係ないね。」と口々に言い、「早く読みたい」と。読書タイムに読んでいる子もいたようです。

②支援級の道徳
「優しい心と親切な行動」
・目の見える人も見えない人も一緒に本がよめるといい(〇)→ 大学生がUD絵本を作った(「ミルクくるみ」の本を紹介)(〇)
・目の見えない人が道に迷って困っていたので、助けてあげたい(〇)→ いきなり声をかけずに手をひっぱった(✖)
・朝のしたくをしないで遊んでいる友達がいて、気になった(△)→ したくをしてあげた(✖)

親切は、相手がニコニコになること 
親切でないは、相手が困ったりエーンエーンになってしまうこと

③教員への紹介(校内)
・打合せ時に「ユニバーサルデザイン教育通信」「ユニリーフ、UD絵本を紹介)を配布し紹介
・校内研修時に、実際に触ってみてもらった。「こうなっているんだ。」「これだったら、一緒に読めるね。」「機会があったら、使いたい。」

④読書ボランティア(校内)へ紹介
「インクルーシブ教育に関心があるので、とても良いものを紹介していただいた。子どもたちに読み聞かせをした後、インクルーシブに関係する話が自然とできそう。」「選書もとてもいいですね。」このボランティアさんは、他のボランティアさんにも話をしてくださっていました。

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かながわ生き活き市民基金様の助成決定~多感覚で楽しむ観光を

新年おめでとうございます。コロナの真っただ中ではありますが、できる限りの配慮をしつつ今年も前進していきたいと思います。

1月7日、「かながわ生き活き市民基金」様からコロナ緊急応援助成の決定通知が届きました。

今年ユニリーフは、ユニバーサルな理念推進の一環として、観光地に触れるミニチュア建造物像、地形模型像の設置を目指しており、それにつながる「観光」+「触る」等多感覚の融合を、少人数イベントで少しずつ進めていきます。

今回は視覚以外の感覚、特に(視覚障害児者に大切な)「触る」ということの意義や特性を中心に、見える子と見えない子が少人数で一緒に楽しむイベントを開催します。

コロナ禍で、社会には様々な困難があります。触れないこと、記憶した日常の風景が変わり距離を取ることで、不便を強いられている人々もいます。自分については軽く他者のことは重く、想像力を働かせられるようになりたいと思っています。

 

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一般社団法人未来2016 様よりご寄付いただきました

一般財団法人(非営利型)未来2016様から、新年早々ご寄付をいただきました。私たちの活動に目を止めてくださり、一昨年から毎年ご支援を頂戴しております。2021年の活動にも弾みがつきそうです!

一般財団法人未来2016様は、寄付文化振興のために活動されている財団で、教育・文化・福祉等の幅広い団体へ、無私の活動支援を継続してくださいます。いつもながら、寄付に係る私たちへの負担をかけまいとのご配慮には言葉もありません。

「コロナ禍の下にあっても、活動されている皆様に感謝いたしております。」という一文は、私たちが歩みを止めずできる活動を続けてきたのを見てくださっていたかのような労いのメッセージ、よりエネルギーが湧いてきました。

まだまだ思い通りの活動とはいかない状況が続きますが、こうして私たちの活動を理解支援してくださる方々へ、よりよいご報告ができるよう、2021年も Unileaf を必要とする利用者と関わる仲間それぞれの輪を広げてまいりたいと思います。

一般財団法人未来2016様、この度は本当に有難うございました。 UniLeaf を選んでいただき光栄です。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。

 

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新着絵本のお知らせ  年末

お待たせしました!新着絵本のお知らせです。左上から、

1.おばけのもり
2.じごくのラーメンや
3.くまのとしこし
4.おいも!
5.くんちゃんとにじ
6.チム、ジンジャーをたすける
7.それしかないわけないでしょう
8.みえるとかみえないとか
9.アリババと40にんの盗賊
10.ありがとうのえほん
11.うみのでんしゃ ぼくらの江ノ電
12.のりまき
13.ばあ~っ!
14.ぎゅ~っ!
15.ふゆといえば・・・
16.はるといえば・・・
17.ふね

お待ちかねは、英国海洋文学の古典ながらユニリーフで大人気のシリーズから『チム、ジンジャーをたすける』。『アリババと40にんの盗賊』も読みごたえあり、校正者さんも太鼓判です。

よきご縁の本もたくさんで、2,4,12,17は新聞記事を見て活動に参加され、ご自宅に点字タイプライターを持って点訳してくださっている方々の作品。製作講座で作った本も5冊、10は国際基督教大学、13・14は東京家政大学、15・16は逗子高校(生徒さんから色紙いただきました→)。9はHPからのお申し出で、京都の日本新薬様がWord原稿を作ってくださいました。

そして、今回のイチ押しはヨシタケシンスケさんの2冊です!『みえるとかみえないとか』は、伊藤亜紗さんの『目の見えない人は世界をどう見ているか』の絵本版、私にも歩自身にもすごく発見がありました!『それしかないわけないでしょう』は、そうそう私の言いたいのはこういうこと!困難のあるお子さんを育てていらっしゃる親御さん必読で、こういう世の中だともっと楽になれるなぁと思いました。新年から順次貸し出します!おうちの方も是非ご一緒に読んでみてくださいね。

 

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