お知らせ

【建長寺さわる模型】製作会社社長様からのメッセージ その2

模型の製作会社キャステム社社長様のFB投稿、第2弾です。ほとんどお聞きすることのないこうした現場のお声、改めて感謝がよみがえります。こういうお話はもっと知りたいし、お伝えしたいものですね。
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鎌倉の建長寺のミニチュア精密鋳造は4月にお披露目できました。
重さ120kg
軒下の木の組み合わせを鋳造で忠実に再現するのは現場は大変だったようです。
この企画はあまりに大変なので当初はお断りさせて頂いたとのこと。
しかし、なぜこのようなモノを作りたいと思ったのか、その思いを知り、なんとしてもやらないといけないのだと思いとりあえずやれるところまでやってみることになりました。
キャステムでは毎日3点の新規の部品と自社商品が1〜2点立ち上がります。
社長である私は実はこれらの立ち上げはほとんど関与していません。
故にこの企画の現場の苦労も知らなかったのです。
昨年から二度の肺炎での入院と重度の腰椎ヘルニアで出社できない日が多かったのも原因ではありますが、お恥ずかしいことですが半年も経った今頃、企画者の強い思いがあり当社への要望を繰り返されたのだと初めて知ったのです。
可能になったのは最新鋭の3D造形機が入り、それを基に鋳造できるデジタルキャストが軌道にのっていたからです。
この用途事例は素形材業界に静かな感動を与え、これからの可能性を広める原動力となりました。
夢とか挑戦という言葉は実はあまり好きじゃのですが、諦めずに挑戦した社員を褒めてやりたいと思います。

【建長寺さわる模型】製作会社社長様からのメッセージ

建長寺さわる模型を手がけてくださったキャステム社の社長様が、ご自身のFBに投稿してくださいました。

知られざるエピソードもあり、ご苦労を思い感謝の念を新たに致しました。よろしければ、どうぞお読みください。
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鎌倉の建長寺に納めさせて頂いた青銅の鋳造品が良い感じに錆びてくれました。
ある方が娘さんにお寺がどういうカタチをしているのか、触って伝えられるようにして欲しいという思いに応えたものです。
大きさは実物の1/50
初め、要望をお聞きした時は、とてもご要望の品質で仕上げる自信がなかったのでお断りしました。
しかし、その後、精密な造形機を米国から導入したことで、その鋳造が可能となりした。
デジタルキャストの可能性を広げるものとなりました。
何事も諦めずにトライすることの重要性をあらためて感じた作品となりました。
今日も大勢の参拝者が、この鋳造模型を触って帰られています。

【建長寺さわる模型】助成団体交流会でお話ししました

アイネット地域振興財団様の設立5周年の機に、助成団体の交流会がありました。

報告では子育て支援の他、大人の居場所やひきこもりも差し迫った課題のようで、多世代型の支援活動が目を引きました。ユニリーフも活動資金を3年間助成いただき模型が完成、感謝を込めて報告させていただきました。

そもそも歴史的建造物模型は、ユニバーサル絵本の助成書類の隅に鎌倉でこんなことをやりたいと書いていた一文を事務局ご担当者様がお目に留め、鎌倉市と繋いでくださったことが始まりです。個人的にご寄付までくださり、ご縁には感謝しかありません。

報告後には「すぐ建長寺に行こうと思いました」「熱い想いが伝わり、感動してしまいました」等々お声かけいただき嬉しい限りです。

前理事長様が熱い想いで設立されたお志高い財団、選んでいただけて光栄でした。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

 

 

【建長寺さわる模型】模型紹介の感想をいただきました

先の全国盲ろう教育研究協議会でさわる模型の紹介をさせていただいたことは先にお知らせしたとおりですが、ご感想が届きました。

やや反応薄いかなぁ‥と心配しましたが、温かく受け止めていただけたようで感謝致しました。皆様がそれぞれお近くで話題にしてくださったら・・以下、原文のとおりです。

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●さわる体験型の建物探究や博物館の見学など、意義は大きいことを知りました。
●模型プロジェクトはとても勇気をもらえる取り組みだと思った。今後応援していきたい。「今自分にできることはないか?今自分にできることから」という言葉が胸にささった。私なりに少しでもやっていこうと思った。ありがとうございました。
●さわるブロンズ像を実際に触りに行きたいと思いました。点字絵本もとてもいいですね。
●建長寺の模型プロジェクトは、盲ろう者にとっても、視覚障害者にとっても、健常者にとっても、とても意義深い取り組みだと感銘を受けた。
●盲学校の中でもこのような情報があまり周知されておらず、本校でも情報共有して、ぜひ活用していきたい。
●大下様の取組、すごいと感じました。いつか鎌倉に息子を連れて行ってみたいです。
●私の働いている作業所で、皆の楽しみにしている日帰り旅行や一泊旅行、その他行事を開催する時、通所者の皆さんが、体験できたり、触って確認できることを第一に考えるのですが、博物館や観光名所、美術館など、もっと触って楽しめることはできないかと、いつも思ってしまいます。なので大下さまの活動とても嬉しく思いました。また、思っているだけではだめなのだな、とも思いました。
●新しい取り組みは、かたちになるまで、辛いことも多くあったと想像するが、そのがんばりが良い出会いを引き寄せて完成させることが出来たエピソードは素晴らしかった。これからの活動も楽しみ。
●“さわる”プロジェクトの取り組みの発表から、保護者としての思いも強く感じました。“一緒に”がキーワードになると思いました。
●触るブロンズ模型 機会があれば近くの京都の三十三間堂に一緒に行って見たいです。
●今まで、直接、絵本等に点字シートを貼り付けて子どもに読ませていたので、透明点字シートつき絵本、目からうろこです。貸し出しに興味ありです。

 

新着絵本のお知らせ キンモクセイの頃

新着絵本のお知らせです。

やっと少しずつ絵本製作も動き出しています。やはり新しい本が出るとワクワクしますね。後列左から、

1.なんでもない
2.とんでもない
3.あきといえば・・
4.もじもじ こぶくん

時代なのでしょうか、最近って、キミはキミのままでいい、みたいなメッセージ本が多い気がします。『なんでもない』『とんでもない』もそういう絵本、本の中くらい現実を忘れて空想の世界で伸び伸び遊んでは・・とも。

『あきとえいえば・・』は、クラウドファンディングリターンの、絵本製作講座で作った作品です。「貴重な経験」「これが全国に届けられるのかと夫婦で感慨に浸りました」「とても必要で素晴らしいこと」「意義がわかりやすい」等々、見てくださった周囲の方からも嬉しいご感想が!やってみて初めて見えてくることもありそうですね。