お知らせ

選書・発送作業をしました 10月

寒暖差のあるここ数日、10月7日(月)の作業会は「暖」の一日でした。まだまだ半袖、薄手の七分袖にエアコンONです。

とはいえ季節は秋。

10月の絵本キーワードは、「お芋・お米・おむすび・木の実・かぼちゃ・ハロウィン・運動会」などなど。新規のご利用者2組へは新鮮なワクワク感を、定期利用の皆さんへはバランス具合を、さてどんな選書をしようかしらと少数精鋭で動きます。

そう、今日の活動キーワードは「少」。メンバー少ない、返却件数少ない、送付袋が少ない、え?足りない!?どう見ても袋が足りない!!ということは、絵本を送れない方がいる…

「そうだ、今日返却されたものが入っているかも~」
届いていました!この箱の中に数名分の返却が!!!

おかげさまで全員分の発送をしています。少ないことがピンチではなく、チャンスの味方になりました。

皆さんに届くまでもう少し待っていてくださいね。
M.K.

 

【建長寺さわる模型】広く知っていただくには?

最近、視覚障害関係者でも模型を全然知らなかった、という声をよく耳にし、知ってもらうのって難しい・・と痛感しています。どうしたらもっと知っていただけるようになるのでしょうか?

1)こちらは、お友だちがPTA行事でいらしたときのお写真とコメント。

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本日、PTAで座禅研修でした。
座禅を行う龍王殿(本殿)に行く前に、仏殿で一礼合掌するのですが、そこで知ってるママ友が、「これが〇〇さんが言っていた模型!?」と聞いてくれたおかげで、近くにいたママさんたちが皆さん興味を持ってくださり、皆さん立て看板を読んだり、触ったり、「テレビで見たよ!!」と言ってくださったり。
ワタクシめも、知っている知識総動員で説明させていただきました。やはり、皆さん、説明などのきっかけがあると興味を持ちやすいですね。
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2)こちらは鎌倉校外学習に行った2年生生徒さんの様子を、豊島区立西巣鴨中学校がHPにあげてくださったものです。生徒さんたちがさわっているのを見た他の観光客や外国人観光客が「さわっていいんだあ」と言って、みんなさわり始めたそうです、とのこと。

さわってはダメ、という先入観ありますよね。やはり地道に境内ツアーやワークショップをやってSNSでしょうか?アイデアやご希望ありましたら是非!お声かけいただけたら嬉しいです。

 

 

 

鎌倉NPOセンター登録団体懇話会

さわる模型を機に鎌倉にご縁をいただくようになり3年弱、他の活動も知りたいし、繋がれることもあるかも、と市民活動の懇話会に参加しました。

2年前にこの手の集まりで素晴らしく素敵な女性たちと知り合い、その後のクラウドファンディングでも旧知のようにお心を寄せ応援してくださって、こんなご縁をいただけるとはと感激したものです。こういうつながりこそ醍醐味!

さて、この日はグループごとの話し合いで男性3名と。100名以上のシニアを束ねていらしたり、自治会活動を法人化してなさっていたり、海外経験豊富なビジネスマンは規模も手法も我ら主婦グループとは全然違うなぁ・・

たまたまご自分で何でもシステムを作ってしまわれるITの超専門家がNPO支援にと参加されていて、ユニリーフの活動に興味を持ってくださいました。

こちらはビックリされるほどの、小さな超アナログ活動だからなあ・・と心配していましたが、こんなのがあったらいいのにというものを作ってくださると。まさに光栄の至り、信じられないような有難いご縁に感謝しかありません。

ユニリーフのデジタル化なんて全然イメージができないけれど、ちょっとは進化するかな・・?とても楽しみです。

 

全国盲ろう教育研究会で情報提供

3連休なのに熱心な先生がいっぱい・・

全国から先生はじめ関係者の集まる盲ろう教育研究会研究協議会、情報提供の時間に建長寺さわる模型と、透明点字シート付絵本の活動の紹介をさせていただきました。

文字の多い格調高い淡々とした研究報告に続く出番で、困ったなぁ・・ただ、おそらくほとんどの方にとって模型もこの絵本も初めて。スクリーンへの皆様のまっすぐな視線はよく感じられ、少しホッとし、感謝致しました。

ご感想をいくつかご紹介です。
・ブロンズ像が設置されたこと、全く知りませんでした、たくさんの情報をありがとうございました。

・明日までこちらにいられれば、建長寺に行きたいけれど、残念ながら、明日は仕事なので協議会が終わったらすぐに帰るので、残念ですが伺えません(三重県の先生)

・大下さんの思いやねがいの一端に触れることができ、とても充実した時間となりました(絵本定期ご利用の先生。お目にかかるのは初めて!予想どおりの温かい先生でした)。

改めて、全然知られていないのだなぁ‥と痛感。模型は完成で終わりではない、まだまだこれからなのですね。次は宣伝、何より宣伝、コツコツ発信するしかありません。どうぞ皆様、お力をお貸しください~是非お近くで話題にしてくださいね。

全国盲ろう教育研究会様、この度は貴重な機会と多くの気づきをいただきました。本当に有難うございました。

 

パルシステム様主催「触感で遊ぶワークショップ」

何とか一つブロンズ模型を作りたいと役所などに問合せをしていた数年前、作るだけでなく活用も提案できないとダメ、と言われ考案したさわって遊ぶワークショップ。2021年に始め、6回目の今回はパルシステム様初の組合員さん親子企画として開催されました。

おかげさまで満員御礼、午前にも回を作り、9月14日、鎌倉という場所の魅力も大きく、約50名もの方がご参加くださいました。群馬からいらしたご家族も!

プログラムは全て目隠しをして行います。①模型をさわって粘土で再現、②さわり心地の違うカードでマッチングゲーム、③点字文のスペース数当てクイズの3種類。

粘土は、模型が何か知るところから大変。だんだん串で衣の線を入れたり、螺髪を一つずつ作ったり、表面がツルツルになるよう磨いたり・・それぞれに凝った力作に。

カードでは、小学生ペアがジャンケンできないよ~ともめ始め・・すぐさま「自分が何出したか言えばいいよ」と提案とは、素晴らしい!一人が黙ってカードを出すと「出したらちゃんと言ってくれないとわからないよ」とツッコミが入ります。見えなくてもどんどん遊べちゃう子どもの柔軟性は素敵です!

今回は人数が多いため、新たに点字文スペース当てクイズを考案しました。点字の仕組みもお話しし、実際に文でスペースを探す練習をしてからスタート。これだけでもかなりヤヤコシイと実感します。

「いくつくらいの言語に点字があると思いますか?」という質問には、点字講座10数年で初めて正解者が出ました!皆から歓声と大拍手をもらった小学生、お見事!

その後、普段点字を使っている小学生が皆の前で絵本を読んでくれ、その速さにも歓声が上がりました。スペースどころか小さな点々を文字と認識し、目と同じスピードで読んでしまう人の可能性とは素晴らしいと実感します。

チーム戦の成績発表には賞品も出ましたよ~パルシステム様ならではの化学肥料農薬最小限のお菓子、結局全員がもらえて大満足。

感想では、70代の中途失明の方が、楽しかった、点字を学んでみたくなった、と明るいお顔で言ってくださったことが何より嬉しかった💛帰りに建長寺に寄ってくださった方もいらしたことでしょう。

猛暑厳しい3連休初日、古都鎌倉で皆でたくさんさわったことがお心に残れば・・皆様、遠方からのご参加、本当に有難うございました。