お知らせ

アイネット地域振興財団様ご訪問

9月16日、今年度絵本の製作貸出に助成くださっている公益財団法人アイネット地域振興財団様のご訪問がありました(いつも選書をしてくれるNさんがお届けします)。

ご訪問の趣旨は、「団体の取り組みや課題、ご苦労されている点等をお尋ねします。」とのこと。本来なら会員が製作作業をしている逗子市の文化プラザで作業の様子など見ていただきたかったのですが、現在プラザの使用が中止になっています。

そのため常時1000冊程のユニバーサル絵本が置いてある代表大下宅で、絵本や点字タイプライターなどを見ていただき、いろいろお話をさせていただきました。

2時間ほどの短い時間でしたが、「触ることと見ることのアプローチの共有ですね」というお言葉を聞いて、ユニリーフの活動を理解していただけたのではないかと思いました。

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この日、アイネット様からは、3年目となる財団の成り立ちや目的、お志について教えていただき、理解を深めることが出来ました。パラリンピックや学童のお話は楽しく、点字タイプライターも体験され、団体課題にも理解を示してくださるなど、終始温かいご対応に感謝致しました。ご支援に報いられますよう、ますます努力して参ります。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

 

利用者さんからのお便り 夏!

4月に新しい学年が始まり夏休みまで、絵本の感想と共に新生活の様子もたくさん送られてきました。どれもこれも嬉しく楽しく、思わずガンバレ~と目を細めるものばかり。ご紹介します。

◆はじめは東北のN奈ちゃん。4月に小学校入学、点字の勉強が始まり、毎月毎月読める字が増え、その喜びを共有させてもらいました。8月には「寝る前に1冊読む習慣がつき、あっという間に読み終えてしまいました」と。スゴイ!そして、もうこんなにお手紙も書けます・・

いつもえほんをかしてくれてありがとう。5さつじぶんでよみました。とてもおもしろかったです。いちばんおもしろかったのは かめくんのさんぽです。こんどは「はじめてのてんきえほん」をよみたいです。

◆関西の普通小3年生A介クン。楽しさが自分一人から周囲にも広がっています。

(5月)最近とても意欲的に読んでくれるようになって私も嬉しいです。定番のグリとグラなどは歌いながら読んでいました。(7月)『なぞなぞはじまるよ2』学校のお友達とも楽しめて、とてもよろこんでいました⤴ 又なぞなぞや四字熟語やことわざ等で楽しいのがあればお願いします。

◆中学に入り貸出も卒業した関西のY紗ちゃん。学校生活のことなど何年もお手紙でやりとりしました。

今までたくさんの本を送ってくださり大変感謝しております。Y紗の点字力の定着だけでなく、一緒に絵本を読んでいた妹の読書力も伸びました。定期的に送っていただけるサービスにはとても助けられました。親子共々ほっこりできる物語にいやされました。面白い物語はくり返し一緒に読みました。楽しい時間を本当にありがとうございました。

◆東京の小学2年生H海クン。自分で発見!それはウレシイ・・!

『でんしゃでいこう でんしゃでかえろう』は、反対からも読めることを自分で発見し、嬉しそうに教えてくれました。

◆0才だった埼玉のRちゃんもこの8月には3才に。

毎晩寝室へ行ってもなかなか寝てくれないので『おやすみなさいコッコさん』の本ではなかなか寝たがらない「コッコ」のところを娘の名前にかえて読んで楽しみました。

◆こちらも0才だった千葉のY佑クン、もう1年生です。

年長の頃から数字を覚え始め、ひらがな(文字)よりも数字の方が好きで、数を数えたりしています。言葉の方も色々な言葉を話すようになりましたが、まだまだ会話にはならず、質問されても理解するのに時間がかかり、オウム返しばかりですが、こちらが教えていない言葉を知っていたり、人の話を聞いていないようでよく聞いているのだなと思いました。

◆コツコツと自分のペースでね、東京の6年生K真クンです。

(5月)言葉の少ない絵本をありがとうございます。親の提案は受け入れにくい年ごろになってきましたが、一緒に読めたらいいなと思います。(6月)少しずつチャレンジしていこうと思います。(8月)毎日少しずつ点字を読んでいます。書くのはだいぶ上手になりました。

◆中学に入学した東京のM汰クンは点字のお手紙です。楽しそうな授業ですね~

ちゅうがっこうせいかつ たのしいです。ぶかつは ひとりげこうができないとできないので ぼくはやっていません。ちゅうがくせいかつでぼくがたのしいことは びじゅつです。いまびじゅつでは けいせんテープで じぶんがそうぞうするまるをかき、シールでふうけいをあらわすことをしています。ぼくはかみにテープやシールなどをはるのがすきなので たのしんでやっています。ぎじゅつでは、きで こものいれをつくっています。いろんなパーツをきり くみあわせていっています。ぼくは きったりくっつけたりするのもすきなので、きじゅつもたのしいです。できあがるのがとてもたのしみです。

 

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皆様から寄せられたお便りは、ご本人が特定されないような配慮のもとに、当HP、FBに掲載させていただくことがあります。掲載は困るという方は、事前にご連絡くださいますよう、よろしくお願い致します。

 

ユニバーサル絵本が都立高校で紹介されました

9月2日、東京都立田園調布高校の図書室に、こんな素敵なユニバーサル絵本紹介コーナーができました!生徒さんもすぐ本を手に取って見てくれていたそう。なんと嬉しい・・♥

事の初めは、夏休みに、東京に住む学生時代の友人から、絵本を周囲で紹介してくれるというお申し出がありました。手始めが勤務されている高校で、以下、学校に郵送した時の様子です↓

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早速司書さん達にお見せしに図書室へ行ったところ、すごい!すてき!の連呼で、さっそく図書館において、まずは探求の授業で障がい者について調べている生徒が一人いるのでその生徒に紹介したいし、みんなに見せるよう展示するとおっしゃってくださいました。

私も拝見して、絵本がすごく素敵にできていて、点字の感触がすごいなあと思ったのもつかの間すぐ図書館に置いてこざる負えず、あとで、もう少し拝見してからにしても良かったかも…などと変なことを考えてしまいました。
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絵本のこと知っていたはずなのに、百聞は一見に如かずなのかな・・⁉ まだまだ知名度の低い絵本ですが、何よりまず見ていただくことで、共感し行動してくださる心ある方々と出会える!!そんな素敵なご縁の中で広がっていってくれたら、こんな嬉しいことはありません。アンバサダー、上々の滑り出しですね!

都立田園調布高校の先生方、図書館司書の皆様、この度は本当に有難うございました。これからもどうぞよろしくお願い致します!

 

選書・貸出作業をしました 9月


毎月初めに行っている選書・貸出作業の様子です。点字タイプライターで絵本も打ってくれているIさんの報告でお届けします。

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いよいよ新学期が始まりますね。感染症の広がりの終息が見えず不安もある中ですが、子どもも大人も元気に過ごせますように。。。

8月30日(月)、9月の絵本貸出作業を4名で行いました。利用者のみなさんからのお手紙をスタッフでシェアしながら進めました。

「〇〇くんは、今、乗り物の本が好きなんだって。」
「△△ちゃんは、自分で文字を読めるようになってきた。」
「今月の季節の絵本は、”お月見”や”ひがんばな”はどうかしら。」等々。

読者のみなさんの興味のあること、お気に入りの絵本、学習の進度や文字の見やすさ等、いろいろと思いを馳せながら絵本をチョイスし、手に取った方がおはなしの世界を楽しんでもらえたら、と、願いを込めて作業しました。

お送りしている絵本、いかがですか?ご感想等お寄せいただけると嬉しく思います!
H.I.

第2回「皆一緒に多感覚で遊ぼう!」’21 開催しました

粘土大仏づくり

8月4日(水)、第2回「皆一緒に多感覚で遊ぼう」’21 、横浜市戸塚区のとつか区民活動センターで開催しました。これは、点字使用と普通文字使用の子供たちが、視覚以外の感覚を使って一緒に「ユニバーサル」に遊ぼうというイベント!

対等に一対一で遊ぶことで、障害による違いを超えてお互い一人の小学生、中学生として友達になってもらおうと、今回は4名に限って募集しました。参加者は、点字使用の小学4年生A夫くんと中学1年生B太くん、普通文字使用の小学3年生C奈さんと中学2年生D介くんです。みんな会うのは初めて。緊張はありましたが、イベント終了後には、部屋に残って「またいつか会おうな」という声も聞こえたほど。良い時間になりました。

イベントは、まずは目を閉じて行う粘土大仏づくりから!一人一人に鎌倉大仏の小さな模型と紙粘土が配られ、大仏を触って確かめながら作っていきます。見た目の出来は問われません。手の感覚だけ、なんてどんな気持ちがするでしょう?

粘土大仏づくり大仏様は色々私たち人間にはない特徴があります。大仏様の頭髪である螺髪(らほつ)、着衣である袈裟(けさ)。螺髪のために小さな玉をたくさん作ったり、袈裟のしわを串で付けたり。そしあぐらも重要です!40分間触っては粘土をねり、そして自分の想像も加えながら・・滑らかでとてもリラックスしたあぐらの大仏様を作ったB太くん。模型の大仏様にはありませんが、仏像の光背(光の輪)を細いひも状で表現したD介くん。螺髪や袈裟まで丁寧に表現したC奈さん。無理~、時間ない~、と言いながら、それぞれ個性豊かな作品が仕上がりました。

今日の活動はずっと2人組なので、手を洗うのも一緒に行ってもらいます。が、中学生ペアは一人が先に行ってしまったり、何かちぐはぐ。そうかぁ、中学生の男子同士で手をつなぐなんて無理ですね。ではどうしたらよかった・・?皆で話す時間はなかったけれど、次には別の行動になることでしょう。

音当てクイズ2番目は、日常の音を聞いて場面を考える音当てゲーム。私は聞いても、室内か外かを当てられる程度・・。そんな中で子供たちはどんどん当てていきます。特に得意だったのが点字使用のA夫くん。ものの3秒で、「コンビニ」だけでなく「セブン!」と店名まで指定!次の音でも即座に「相鉄線!」と電車の路線名まで当てて、「すげえー」の声があがります。前回よりも増やして行いましたが、A夫くんは「もっとやりたかった〜」と。B太くんも東京ならばっちり得意分野だそう。

点字絵本の音読次は、『だいぶつさまのうんどうかい』という絵本を、1ページずつ交代で音読しました。アシスタントの私も実は点字絵本を読んでいる風景を見るのは初めてで、貴重な機会とお母様たちにもお勧めします。音読は小学生チームがリード!A夫くんとC奈さんの雰囲気たっぷりの読み方に、思わず物語に引き込まれます。タイトル通り、大仏様が立ち上がり運動会に参加したら・・という内容で、面白過ぎて手で読む目で読むといった感想が出ない・・それはそれで対等の証ですね。

4番目は、さわって遊ぶゲームの時間。「たっちまっちカード」は、カードの凹凸模様が一緒のものをマッチさせるゲームです。小学生チームと中学生チームの対抗戦で、最初の人が選んだカードと同じものを言葉と感触を頼りに当てていきます。全員正解しましたが、C奈さんから自分でわかっても相手がわかるように説明するのが難しかったという感想がありました。

ミステリーシェイプス「ミステリーシェイプス」は、ドイツの玩具屋さんが作ったゲーム。星や車の形のピースと、それらがくり抜かれたピースを感触だけでマッチさせます。これもチーム対抗戦で行いましたが、似た形も紛れ込んでいて、なかなか難しかった模様。4回行い、最後の最後で中学生チームが逆転しました。B太くんはこれが一番楽しかったとのこと。

最後はふりかえりです。どうだったのでしょうか?

◯中学2年生D介くん「目が不自由な人たちが、どうやって物を察知しているのか、本を点字で読むなど、一つ一つのことで目が不自由な人が救えるんだなと思った。楽しかった。」

◯小学3年生C奈さん「最初は目を瞑ってやるのは難しいんじゃないかと思っていたけれど、粘土とかゲームとかやってみると思ったよりもそんなに難しくなくて、いつもより楽しくできた。目が見えない人でも遊べたりするといろんな人と繋がれて良いな。」

一緒に遊ぶ、楽しむということは確かに人と繋がる最高の方法ですね。ここで遊んだ経験が将来沢山の人と繋がってお互いを理解する、そんなきっかけになったらと思います。

粘土大仏づくり発表

お友達の作品を手で触って鑑賞タイム

お母様たちからも感想をいただきました。

〇B太くんお母様「B太は帰り道も楽しかったなぁーって何度も言ってました。本当にありがとうございます。粘土、楽しそうでした。本人は作るのもゲームも大好きで楽しんでいました(中略)帰宅後、すぐに自宅のテレビの前に今日作った大仏を飾ってました。いつか連れて行ってあげたいなぁって思います。粘土もB太と一緒に作るのも楽しいかもって思いました。」(粘土ぜひ~!!子どもを見る目が変わります!)

〇C奈さんお母様「本日は大変有意義なイベントに参加させていただきありがとうございました。(中略)A男くんとゆっくり話せなかったからお手紙を書きたいなぁとC奈が言っていたのですが、どうしたらよいか私が答えられませんでした、、(点字資料と点字器を貸しますと返信し、)絵本をたくさん読んでると言っていたので、好きな本を聞いてみたいと言っていました。トンチンカンなハガキになるかもしれませんが、娘と一緒にお手紙作りしてみたいです。」

〇D介くんお母様「自分はどうしたらよいか分からず照れたりもしてましたが、有意義な時間を過ごすことが出来ました。お互い中学生、D介曰くB太くんは優しいから僕のお手本とも言ってました。本当にありがとうございました。」

イベントで使った絵本とゲーム

今回のイベントで使用した絵本とゲーム

いつか大仏に行きたい、点字でお手紙書いてみたい、子供同士で通じる気持ちもあるのかも・・今日の時間がこれからにつながりそうなのが嬉しいです。今日は初めてで出来なかったことも、次の機会には出来るかもしれない・・ここでは何気なく一緒に過ごしたけれど、どこかでは背中を押されるかもしれない・・子供たちの伸びる力にユニバーサルな社会実現の夢を託しましょう。

 

このイベントは、今後も子供たちの長期休み期間に継続して開催する予定です。たくさんの子供たちに「ユニバーサル」に遊んでもらいたいと思っています。次の日程は未定ですが、興味のある方はお問い合わせください(SNSのコメントでも大丈夫です)!

お問い合わせ:info@unileaf.org