ご寄付をありがとうございました!

本日記帳に行ったところ、ご寄付くださっている方があったことを初めて知りました。特にゆうちょ口座はあまり動きがないため放置しており、本当に無礼であったと深く反省しました。心よりお詫びいたしますとともに、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

・1月3日A.M.様、いつも温かい励ましの言葉と快いご協力のお申し出、感謝しております。その上ご寄付まで本当にありがとうございます。

・1月18日M.S.様、エクセルシートの改良など具体的な場面でも度々ご支援いただいています。ご寄付は毎年継続してくださっており、そのお心には言葉もありません。深く御礼申し上げます。

・3月1日M.O.様、どちらで活動を知ってくださったのでしょうか?ユニリーフをお選びくださり大変光栄で、心より感謝申し上げます(できれば直接御礼を申し上げたくどうぞご連絡ください)。どうもありがとうございます。

・3月31日(株)ワールドライブラリー様、数年前『まぼろしのおはなし』という本を通じていただいた善きご縁。光栄にも再度ご寄付くださいました。本当にありがとうございます。

こうした皆々様の熱い励ましがあってこその私共の活動です。宝であるそのお気持ちに恥じぬようしっかり働いてまいります。気づかず御礼が大変遅くご無礼どうぞご容赦ください。尊いお気持ちを本当に有難うございました。

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見えない子どもの読書を考える集いでお話しました

3月28日、NPO法人弱視の子どもたちに絵本を様主催のzoomミーティング「見えない、見えにくい子どものための本」で、ユニリーフの絵本と活動を紹介しました。

同NPOは読書の機会のみならず、いろいろな分野で活躍する視覚障害の先輩を招き、子ども達と交流する場を定期的に設けています。

今回は「だれもが自分の読みたい本を自由に読める環境づくりを進めるため、人の声に耳をすまし、人から学び、人と共に考える場」ということで、多様な困難を持つ子供に対応する電子図書、拡大写本・布絵本、図書館サービス利用の実践等の取り組みについて伺いました。

ユニリーフでは絵本はあくまでツールという位置づけ、母目線でより多くの人に点字や子どもたちを知ってもらい、ユニバーサルな社会を目指した活動です。触れる鎌倉街並みジオラマには「完成したら是非鎌倉に行きます!」という嬉しいメッセージが早速!

取り組みは様々ですが同じ方向を向いている同士の先輩方に大阪、東京、札幌、神奈川にいながら瞬時に知り合えお話できるのは楽しいことです。入っている他の皆様がお顔を出されないのが残念でしたが、改めてzoomってスゴイ、貴重な機会をありがとうございました。

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「皆一緒に多感覚で遊ぼう!」’21開催しました

3月24日、ユニバーサルに一緒に遊ぶイベント「皆一緒に多感覚で遊ぼう!」’21、葉山町の古民家カフェで開催しました。

ご参加は、点字使用の小学2年生A子さんとB絵さん、普通文字使用の小学5年生C実さんとD菜さん。どんな子かな~お互い初めての出会いにドキドキ、とっても緊張しています。が、終わってみれば無事にどころか、お互い大変実りある時間になりました。

プログラム1番は目を閉じての粘土大仏作り。大仏に触ったB絵さんの第一声は「おひなさまみたい~」たしかに!

大仏様のらほつはインパクトがあるらしく、それぞれに小さい玉を作ってみたり竹串でボツボツつついてみたり工夫をこらします。「難しいー!」「全然できない・・」と言い続けながら40分、同じ模型からとは思えない個性あふれる仕上がりに。

初め、どうやるのかわからない~と言ってハンバーグや大きなおだんごを作っていたA子さんでしたが、大仏様まるく可愛くいい感じにできました~今日はこの活動が一番楽しかったそう⁉ よかった~

次は、日常の音の風景を聞いて場面を考えよう!そのA子さん、わずか14秒で「コンビニ!」と大正解!駅や電車の音は誰も迷わず、バス通り沿いのスズメのねぐらはちょっと難しかったね。

3番目は、皆で『だいぶつさまのうんどうかい』という絵本を輪読しました。5年生には絵の描写もお願いし、ママからは「文字だけでは感じられない本の世界観を知ることが出来たのかなと思います」との感想が。2年生が手で読む様子を見て、C実さんは「点字もスラスラ読んでいて楽しそうに本を読んでいてすごいと思った」。

続いてカードゲーム。「たっちまっちカードあそび」は、ペアになって言葉と触り心地でカードをマッチングさせます。どちらのペアも全部当たりました!B絵さんはこれが一番楽しかったそう。

最後は「ミステリーシェイプス」。星や舟の形と、その形が凸に付いた板、凹に抜いた板とをそれぞれ2セット、制限時間内にマッチングさせます。2年生2人の「できた!」が早く、オドロキの声が上がります。

このゲームは新鮮だったようで感想もたくさん。C美さんはこれが気に入って「形を探すのが楽しかった。」「月(三日月)だったら、こうなってるのか(上向き)、こうなってるのか(下向き)を見分けるのが難しかった。」やや苦戦したD菜さんも「普段はこうやって車とか形を見てるけど、それを触って見ると全然違うものに見えてくるから、すごい逆に全然わからなかった。」「(2人が)すぐできちゃってこういうの慣れてるんだな~」と。

最後にふりかえり。どうだった~?
○2年生2人からは、お姉さんたちと一緒にやってみて「楽しかった!」

○5年生C美さん。「すごくよかった。粘土で目をつむって大仏をつくって、A子ちゃんとB絵ちゃんがすごく上手にできていてビックリした。(中略)これからは目をつむってものをさわってものと触れ合うようにしていけたらと思う。」

○5年生D菜さん。「普段は障害のある人とはあまり関わらなかったけど、関わってみるといろいろ違うところはあるけど、目が見えなくても普通に話せたし、指の感覚も、点字読んでるとかも普通に読んでる感じですごいなと思いました」「やってみて、視覚があるのとないのとでは見える角度が違うことを知りました。そして、普段とても視覚に頼ってることも分かりました。この体験を将来に活かしていきたいです。」

○付き添ってくれたKさん。「貴重な体験をさせていただきました。和やかな雰囲気の中、視覚が当たり前のようにある私たちは、見えているようで見えてない、感じているようで感じていないものがたくさんあると思いました。」

○A子さんママ。「視覚を使わず手指だけの作業がどれだけ大変なのか、4人を見ながら改めて実感しました。」

○B絵さんママ。「そしてなにより、鎌倉大仏に実際に連れて行ってあげようと思います!大きさを感じられるかなぁ。」そうですか!?嬉しいな~!!!その日に私たちが目指している触れるジオラマが出来ていたら、どんなにステキだろうと思うとワクワクします!

たった4名の子どもたちのイベント、ユニバーサルな社会を目指すには小さ過ぎる一歩かもしれません。が、なんだかその後両方から、住所を知りたいって交換した模様・・(!)皆の胸に、小学校の時にそんな活動を一緒にやったなぁ~と刻まれればいい・・大人になって心に何かが育っているかもしれません、この日の満開の桜のように・・

このイベントは、今後も継続的に開催します。たくさんの子どもたちのご参加をお待ちしています。

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触れる「鎌倉街並みユニバーサルジオラマ」制作助成決定

2021年度、かながわ生き活き市民基金様の第15期福祉たすけあい基金助成をいただけることになりました。

ユニリーフの新規事業である「触れる鎌倉街並みユニバーサルジオラマ」の制作費用の一部にさせていただきます。鎌倉の街中に設置し、見えない人でも誰でもリアルに鎌倉の街を知ることが出来るように・・有数の観光地で、通りがかりの多くの人に「何故触れるジオラマ?」を問い、触る人の姿を見て気づきを得てもらえたらと考えます。今年度はまず、実物に正確な起伏のある地面を作る予定です。

昨秋、たまたま通りのショーウィンドーでジオラマを見つけ飛び込み、カメラマンでジオラマ作家でもあるT氏が「喜んでもらえるなら」と引き受けてくださって夢の一歩が始まりました!が、精密な昭和の鎌倉街並み制作では度々マスコミにも取り上げられているT氏とはいえ、今回は’触れる’との制約付き、頑丈さ単純さと精巧さのバランスが求められ、これから情報収集と試行錯誤が始まります。(写真はイメージです。)

そして一番の難関は設置場所!屋内ではなく街中に置かないと意味がない!企画書を持って教会など一軒一軒巡る日々が始まる・・何か情報がありましたら是非にお寄せ下さい!

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大仏試作・・全然わかっていなかった!

イベントに先立ち、2日間にわたり粘土で大仏を作ってみました。

写真は初日、触察力高い娘が作っている様子。全体像はすぐ掴み、粘土に命が吹き込まれていくようで見ているほうはワクワクします。が、細部に入っていくと粘土が足りず等身大にできない、全体から腕やひだを取ろうと引っ張ると全体の形が崩れてしまう・・格闘すること1時間、「ダメだ!」グシャ!

翌々日、私もトライ。反省を踏まえ、細部用に一塊分けておきます。目をつぶるとはいえ、前回じっくり様子を見ているので全然フェアではありません。が直後に、えッ、ムズカシイ・・見るとやるでは大違い、大まかな形以外全然分からない!ウワッ、ヤバッ・・心が波立ちます。

あ~確かに彼女はこの後ろのくぼみのこと言っていた、なんでそんなどうでもいいことを(ゴメン!)と思いましたが、触ると確かにくっきり際立っています。ひだはでこぼこしているだけ、どうなっているかなんてわからな過ぎる、これ無理でしょ!頭は焦りと不安と混乱に満ちてきます。もうだんだんもうツラくなり、目を開けてしまったが最後、確かめずにはいられない・・あーこれではいけないと思いながら見栄もよぎり、細部はかなり見て確かめてしまいました。ズル過ぎ!!触るってこういうことなんだ・・

20数年間娘の状況をどんなにわかっていなかったか、頭がいっぱいになる体験でした。触れば分かるでしょなんてどんなに安易に言っていたか、それがいかに忍耐と時間を要することか、その分いかに心に強く刻まれるか・・子どもたちがイライラもせず楽しめることに敬意すら覚えます。子どもってスゴイ・・上から目線で言ってはいけない、見る人が100%気づかない後ろのくぼみに大発見があるかもしれないよね。

イベントに来なくても体験できます!是非多くの方に(大人にも先生方にも)トライしていただきたいと思いました。イベント来週です。子供たちの感想が楽しみです。(以下、目で見ちゃった大下制作です。心を反映するようで、大仏様の背筋が伸びておらず体がゆがんでいます・・)

    

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