建長寺ブロンズ模型プロジェクト

【建長寺ブロンズ模型】いよいよ!READYFORと初打合せ

Instagramに初投稿

READYFOR社と初の打ち合わせをしました。

法隆寺で1億5千万円を集めたつわものキュレーターさんと話すなんてオソロシ過ぎ・・オンラインながら(実は心細く)建長寺様に数名集まって参加しました(笑)

議題は、何より大事な「目標額」と「実施時期」。

結論から言うと、「目標額」は模型のクウォリティにより変数が大きいので、とりあえず当初の予定どおりに設定。予算700万円のうち、すでに採択されている助成金等を差し引き500万円としました。

「実施時期」は、クラウドファンディングの時期を前倒し、5月GW明け頃~6月!試作も含めると、当初の予定より製作に時間がかかりそうだからです。

この日は薄曇り・・ここに設置します!

いよいよ、いよいよです!
ここが最大の山!めっちゃ忙しいから、と聞き続け、1年以上前からずっとこの日を見据えてきました。「公開1週間で30%」=150万円達成!がマストです。超キンチョーする・・

皆様のお力添えを、どうぞよろしくお願い致します!

 

 

【建長寺ブロンズ模型】行動を!U医師に教わったこと

小児がんの治療で娘が入退院を繰り返していた頃、ようやく回ってきた手術の直前に熱を出しました。また何か月も治療が延びたら、がんが眼球の外に出てしまう・・心は焦りと恐怖でいっぱいでした。

街のベテラン小児科のU先生は、話を聞くや、その場で受話器を取り、国立がんセンターの主治医に電話をかけました。そして、熱はあるが手術に問題はありませんと、きっぱり言い切ってくださいました。

何もしなくても、先生は誰に責められることもありません。が、娘のことだけを考え、リスクと責任を引き受けてくださった、ただただ娘のために行動してくださった・・それは過酷だった日々の唯一のぬくもりとして、生涯忘れることはありません。

神奈川県医師会報への寄稿のお話をいただき、「行動あってこそ」と、U先生の思い出を書かせていただきました。

結果的にはこの手術の甲斐もなく、娘は眼球摘出に至ります。が、たとえ5分でも勇気を出して行動すること、それが目の前の人の心を救い、人生の宝として刻まれることもあるのです。

当時は余裕もなく、特別にお礼を言うこともなく過ごしてしまいました。が、あの年月の数少ないそんな珠玉の経験が、今の自分を支え、動かしているのかもしれません。

 

パートナーシップミーティング in 鎌倉

「応援したい!」

そのお言葉がどんなに嬉しいかわかりません。「FBがあればこちらでも皆に読んでもらえるから」とまで(夜、早速つながれました!)。

出会ったのは子育て支援NPOの代表者。志も行動力も素晴らしく、さぞお心ある活動をされているのだろうな・‥と。そういうことって不思議とお言葉の端々からわかります。有難いご縁でした。

鎌倉の地域の方や他の活動も知りたいと思い、パートナーシップミーティングに参加しました。おそらく初めてご覧になる透明点字シート付絵本と歴史的建造物のブロンズ模型に、皆様興味を示してくださり・・

終了後には、絵本をうちのギャラリーに置いたら、とか、3月にイベントがあるからプロジェクトを紹介します、とか、建長寺様での打ち合わせに参加したい、とのお声まで。

自分のことばかりでなく、他の方が大切にしていらっしゃる活動にも興味津々、ヒント満載。愉快でお心ある関西の方からは、皆で運営やお金のこと教わりました~(ベストは飲みに行くことだそうです(笑))

広めたいといくら言っても、やはりできることは1日ずつ、お一人ずつの積み重ね。新しい出会いにワクワクした早春の1日、さて、これから何かにつながるでしょうか・・?

(写真は会場隣の八雲神社。黄葉に夕暮れの西日が美しい。)

 

【建長寺ブロンズ模型】高精度先端技術+「さわる」ということ

「一気に現実味を帯びてきたね!」

最新の3D技術と組み合わせると、どこまでも精密な鋳造ができる、ということが分かってきました。髪の毛の先に乗るほどのものまでできてしまうそう。

私たちが伝えたいとこだわってきた、寺社建築の醍醐味=屋根を支える華麗な桝組層がいよいよ再現出来る・・!

今回は大学研究室の極めて精度の高いデータがあるため、扉を開き、内部を再現し、そこに手を入れることまで可能です。最新の技術のスゴさには圧倒されます!が、そうなると今度は、どこまで作るのがいいの?という話に。

精巧を極めれば、視覚的な美しさは際立ちます。でも触覚的にはどうか・・?今回の模型の目的はあくまでも触るため、誰もが触って楽しむことが趣旨です。

あんまり細かいと壊れそうで怖くて触れない、では意味がない。実際折れたり、破損、紛失したり、ということもあり得るし。

その辺りをまとめたガイドラインは、今後のために絶対必要!「触るための模型」という当初の趣旨や、こうした議論の過程がしっかりと引き継がれないといけない・・検討課題が多いだけに、その重要性を皆がヒシヒシと感じています。

引き続き、金属出力の3Dを試行錯誤しつつ、ガイドラインも作成、広く知っていただきご支援を仰ぐ努力ももちろん大事。年内完成を目指し、まずは今日の1日、ガンバロー。

 

【建長寺ブロンズ模型】イベントは出会いの宝庫

すでにある絆は深まり、新しいご縁もいただけた・・大きなイベントで大変だからこそ、こんな喜びがあるんだと知った1日。

鎌倉青年会議所の皆様とご一緒に建長寺様で、市内の小学生+親御さんに、プロジェクトのご紹介イベントをしました。

事前に打ち合わせを重ねるうち、青年会議所の方々が「鎌倉をユニバーサルに!」と共感し始めてくださり・・毎回車で送ってくださる方ともお話も弾み、勝手に同志を得た気分!若者に響くかと驚きましたが、思いがあり、伝える難しさを痛感している方々だからこそなのでしょう。点字の仕組み、男性に人気だったなぁ。

小学生がたくさん来て、タイプライターや触覚遊びを楽しんでくれたのも、嬉しかったこと。建長寺様とのトークでも、手を挙げて頑張って答えてくれた子もいました。さわって漢字は結構分かる、子どもの触覚はスゴイ!

何よりよかったなと思えたのは、いくつも病気を持った赤ちゃんのお母様が声をかけてくださったこと。滅多にしない失明当時の話をしたからのよう。今のお気持ちお察しします、一人ではない、またお話しましょう。

模型のチームの方も、お休みなのに駆け付けてくださいました。第一号で大変なことばかりなのに、共感し熱く取り組んでくださいます。お心ある方々と夢を追える幸せもかみしめます。

大変だけどやってみる・・人は経験ないことは予測できません。こんな充足感が訪れることもやる前に知ることはできません。

全ての皆様、本日は本当に有難うございました。