建長寺”さわる”模型プロジェクト
【建長寺”さわる”模型】さわる図に点字版も!記念冊子完成
冊子の点字バージョンが、今朝「点訳きつつき」さんから届きました。こんなに素敵な表紙までついて!
お祝いに作ってあげる、そう言ってくださったきつつきの皆様の温かさがひしひしと伝わってきます。また一つ善意が積み重なった・・胸が熱くなり幸せを感じる瞬間です。本当にありがとうございます。
桜満開の4月8日には、“さわる図”の貼り込み作業をしました。こちらはKさんのレポートで。
まずは手作りスケールで、貼り付けラインを決めます。図を同じ場所に貼るためのガイド線があるので、「わかりやすいね」「どれも定位置に貼りやすくなるね」と一同感動。
つぎに貼り付けですが『まっすぐ』とか『ぴたっと』とか意外とむずかしい・・・「あっ!」「だいじょうぶ~」 「あちゃ・・」「できた~」こんなヒヤリとホッとを繰り返しながら、無事にすべての冊子に貼り込むことができました。
さわる図は立体コピーのため、紙の摩擦で擦れたり剥げたりしないようパラフィン紙のようなものを挟み込んで箱へ収めます。
M.K.
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ハレの日はすぐそこ!皆様のお力を借りて準備は急ピッチで進んでいます。
【建長寺”さわる”模型】さわる図入り!記念冊子
見える人と見えない人が一緒に楽しむ模型なのに、ビジュアルなだけの冊子ではおかしいのではないか・・?冊子作成に取り組み始めたとき、はたと思いついて、一緒に楽しめるようさわるページを入れることにしました。
そしてできたのがこちらの触図。立体コピーといって、スポンジのような盛り上がった線で形をさわることができます(少し傾けてみました。見えますか?)
この図を冊子にどう挿入するか・・考えた末、ホチキス止めで隙間のできる冊子中央を白紙ページにして、そこに貼り込めばどうか!?目を閉じてさわる境内のブロンズ模型を、もう一度この図で体験し楽しんでもらえるようなシンボルにしました。
この日は数名で、B5のページにどうA5の触図を貼るかを話し合い。Oさんが1㎜単位で紙の位置をずらし、両面テープの幅や付ける箇所も変えて、いくつものパターンを試作してきてくださいました。さらに図を同じ場所に貼るためのガイド線を入れたスケールまで手作り!緻密な仕事にビックリしつつ、どんなに美しく仕上がるだろう・・とお心のこもった仕事に感謝感激!
冊子本体は、夏に境内で出会いCSR活動を申し出てくださったデザイン会社MT-planningさんのもとにあり、そろそろ初稿ができてきます。今回本文読み上げQRコードはかなわなかったのですが、点訳きつつきさんのご厚意で点字版を添えられることになりました。
温かいお気持ちが幾重にも重なった記念冊子。長い間、頭の中だけだったものが、今少しずつ形になり姿を現してきました。ずーっと会いたかった!この日を楽しみに夢見てきた!そんな幸せな実感のあるこの頃です。皆様のおかげです、本当にありがとうございます!
お目にかかれるまで、あと少しです!
【建長寺”さわる”模型】本制作が始まりました!
こちらが完成した鋳造用3Dモデルです。こんなふうに分割されて製造されるのだそうです。
組み物の最終のブロンズサンプルの様子では、もろもろ取り付けの穴などを入れたことで真空鋳造が難しくなり、一般的な鋳造にすると空気が入りやすくなるのだとか。
当初の試作より少し精度が落ちるかもしれないとのことですが、最終的に必要なら少し手で削るなどの対応も考えてくださっているようです。
まぁ、いつもながらプロの方々の基準はレベルが違うので、素人目にはおそらく、なんて精巧な!素晴らしい精密度!と映るのではないかなぁ・・という気はします。
そろそろお披露目式典のご招待状も、建長寺様の封筒でお手元に届くのではないかと思います。数に限りがあり全ての皆様とご一緒できないことは残念ですが、4月21日当日も通常どおりご参拝いただけますし、式典はどなたでもご覧になれます。
その頃にはどんな花が咲いているのだろう・・ご一緒に模型を囲める日も間近です。
【建長寺”さわる”模型】パルシステム様視察
模型に破格のご支援をくださったパルシステム共済連の理事の皆様が1都11県からいらっしゃり、試作模型と現地を視察されました。
パルシステム様は気さくな方ばかり、到着されるやお話が弾み、続く報告会で言うことがなくなってしまうほど(笑)早朝に新潟や福島を出ていらしたのに元気いっぱいです。
散策にいらしている間はいつもの模型紹介も。この日は東京や埼玉から多くの中学生が来ていました。「行動力ありますね」「願い続ければ夢はかなうよ、夢を持ってね」レポートに書いて、とチラシを渡します。ドイツからのご家族はお父様が現地の模型をご存知で、若い娘はふ~ん、そうなんだ。
節分の前日とあり、お寺様は準備に追われていました。のぼりを立て並べ、法堂脇には紅白の垂れ幕。どんなににぎやかな豆撒きなのだろう・・お寺には日本の行事が大切に残されているのですね。
この後、バスで移動して事業の説明をしました。20分の予定が皆様熱心に聞き共感くださるのでついつい・・Q&Aの時間もなくお昼、それでも話は尽きません。
最後に理事長様から「模型もよかったけど何より話が聞けてよかった。パルシステムが関われて嬉しい。この本を日本に導入してくれてありがとう」と(涙)
個人でも、高齢のお母様までご寄付くださった職員の方もあり、お心ある力強い支援者であるパルシステム様。1都11県90万人の組合員さんにその輪が広がりますように。パルシステム様、この度は本当に有難うございました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。