建長寺”さわる”模型プロジェクト

【建長寺”さわる”模型】本制作、間近です!

「いま最終データの編集が間もなく終わります。それをこちらで確認して制作に入ります」

制作チームから最新の進捗連絡が入りました!写真は枡組のサンプルです。金属なのにこの精巧さ、一気には作れないのでいくつもに分割して作業されています。

屋根は表面がうまくいき、今は裏側の垂木部分に削りをかけていて、それもそろそろ終わろうかという段階。来月早々チームが浜松工場に出向き、問題なければいよいよ2月末に向けて本制作にかかります!

青空の美しい春のような1日、打ち合わせは模型の案内板からクラウドファンディングのリターン、費用の現状、式典の御招待客に会場の配置、記念冊子の作成と息つく暇もありません。

すぐ本題からそれてしまう頭、「最後の詰めに入っているから、今決めていかないと」との総長様のお言葉に何度も引き戻していただきながら頭はパンパン、一つ一つ「わかりました!」と言いながらも、本当にわかっているかな、私・・と不安がよぎります。

梅を愛でる間もなく、写真を撮る間もなく、境内を駆け抜け駅に向かいました。何とか無事にお披露目の日を迎えられることを願ってやみません。

 

 

 

 

【建長寺”さわる”模型】お披露目式典の日取りが決まりました!

12月の建長寺様境内

はや年の瀬、建長寺“さわる”模型のお披露目式典、制作関係者トークイベントの日取りが決まりましたので、お知らせします。

■お披露目式典と制作関係者トークイベント
日時: 2024年4月21日(日)
13:00~13:30頃 お披露目式典
14:30~15:30頃 制作関係者トークイベント

場所: 大本山 建長寺

お披露目式典現地列席と制作関係者トークイベント現地参加はクラウドファンディングのご支援のリターンですが、どなたでもご覧になれます。是非ご一緒にお祝いいただけましたら幸いです(リターンでない場合は、拝観料はご負担お願い致します。また、特にお席のご用意などはありません。申し訳ありませんが、何卒ご了承ください)。

改めてお一人お一人を思い浮かべ、本年にいただきましたよきご縁に感謝しております。いよいよ来春、皆様とご一緒に真新しい模型を囲めますことを楽しみにしています。どうぞ温かい新年をお迎えください。

【建長寺”さわる”模型】鋳造の試作が始まりました

ついに・・!

鋳造の屋根部分の試作が始まりました。あくまでまだ試作1回目、これは本番ではありません。

ですが・・心が震えます。本当に、本当に、現実のものになるのだ・・この光景をどれだけ願い続け、夢見てきたことでしょう。こみ上げるものがあります。

まだうまくいっていない部分もあるけれど、この程度は何とかなる範囲、とのこと。素人にはよくわからないけれど、無事に、とにかく無事に出来上がってくれますように。職人の皆様、どうぞお体に気を付けてよろしくお願い致します。

しい姿を見せてくれる日が本当に来るのですね・・本当に本当に楽しみです。

 

 

 

【建長寺”さわる”模型】いわきから大人の遠足

大人の遠足と称し、いわきから目の不自由な方とサポーターの皆様が鎌倉にいらっしゃいました。現地ヘルパーも含め総勢50余名、模型を用意して建長寺様でお迎えしました。

5~6名の方に一度に見ていただくのはこちらも初めて。しかも朝からバスに揺られて4時間、楽しんでいただけるかしら・・とドキドキ。

3回お話しましたが、毎回これは違うなと感じることばかり。せっかく模型があるのに長い話はナンセンス、見どころにいきなり手を導いても戸惑われる・・塩梅が難しい。

そもそもさわることに慣れていない大人の私たち、いきなりさわれと言われてもさわれません。その上、それまでの経験や好奇心、興味関心も違います。それは見える見えないに関係ない・・そんな当たり前のことを改めて痛感しました。

そんな中で、できるだけ多くの方に楽しんでいただける話とは何だろう・・ととても考えさせられました。

春に模型が置かれても解説などない時間がほとんど、ならば助けになるパンフレットがあったらよいのでは・・

この日は筑波大附属の前校長星先生がご一緒してくださり、実物の仏殿を見ながら図示の仕方や構成を考えてくださいました。そこは専門家、素晴らしいヒントをたくさんいただきました。

模型は作ったら終わりではないんだな‥と実感しつつ、一方で訪問の目的はあくまでも建長寺様、模型ではない!とも。建長寺様の清々しさを感じられ、お天気も良く、お仲間もいらして楽しく過ごされたら、きっとそれ以上の旅はない・・

「特にお社のレプルカをさわれて本当に良かったです」との嬉しいご感想をいただいて、この日のよきご縁に感謝しました。至らぬことばかりでしたが、木村眼科様、皆様、本当にありがとうございました。

 

 

【建長寺”さわる”模型】イベントがパワーアップ

ハピネスFestival@御成小学校に参加しました。

主催のteam HINATAはキッズダンスにスタートし、ダウン症のお子さんチームや手話ダンスに発展。ダンスを通じ子供たちの心を育みながら、インクルーシブな社会を目指し、大人も子どもも楽しく福祉に理解を深めるイベントを定期開催しています。

あいにくの冷たい雨でしたが、子供たちのステージは元気いっぱい!エネルギーに満ちていました。

ユニリーフ本邦初演は、仏殿の華=ます組の仕組みがわかる立体パズル!?日本の伝統木造技術に感動して、パーツを発泡スチロールで作ってみました。

松尾市長にも無理やり紹介、日本の匠の技すごいんです!伝統技術の素晴らしさが伝わり、子供も楽しく文化財に親しめます!とアピール。

何度も紹介しましたが、これはやはり自分でやってこそ楽しいもの。もう少し工夫が必要だなぁ・・と実感。いつかは木で作りたいと夢が広がります。

この日のブースは作業所等の手作りのパン屋さんやアクセサリー屋さん、小物屋さんが多く、地味な点字にお客さんが来てくださるかな~とかなりシンパイ・・

でしたが、コロナ前に準備していたオリジナルグッズ(自分でピックを入れて点字3文字を作るキーホルダーや、絵本点字文を焼き付けたウッドブローチ)がカワイイ!と大人気、たくさん体験、購入していただけました!

点字タイプライター体験は変わらずイベントの目玉ですが、もうしおり作りだけじゃない!

イベントの醍醐味と言えば、やはり出会い。この日は耳の不自由なお子さんのママと意気投合、「皆一緒に」は共通の変わらぬ願いです。障害種別は関係ない、手を携えて「皆一緒に」の場を一つでも増やしていけたらいいですね。

立ち寄って耳を傾けてくださった皆様、体験してくださった皆様、ご支援くださった皆様、手伝ってくれた子供たち、駆けつけてくれた協力スタッフの皆様も、充実の1日を本当にありがとうございました。