利用者さんからのお便り 5月

5月のお便りです~♪
今年はなんと10連休、せっかく学校に慣れたのに~っていう人もいたのでは・・?楽しい半面、学校モードに戻るのも大変ですね~。

◆まずはじめは、こ~んな素敵なお便りいただきました。『つくし』という科学絵本を送ったら、学校のお友達と土手につくし取りに行ったのですって♡本が’生きた’ものになりますね~スタッフ一同感激して読ませていただきました!

3月、『つくし』読み聞かせ後、近くの土手まで、キックボードで移動。小2年生、クラスメイトと。(中略)川の土手で、土筆採りに夢中の女児たち。 

◆久しぶりの嬉しいお便りは千葉のY男くん。お兄ちゃんになりました!お忙しい中、近況お知らせくださり有難うございます!

息子は4月から年中になり、担任の先生も代わりましたが、毎日楽しく盲学校で活動しています。4月下旬には弟が生まれお兄ちゃんになりました。まだまだ弟に興味がなく、泣いた時だけは笑いながら泣くのをマネしています。

本も毎晩寝る前に読んでいます。以前はあまり聞いていないのかなぁとおもっていましたが、最近は布団に横になり読んであげると隣で聞くようになりました。言葉がまだまだ話せませんが、単語をマネするようになりました。読んでいる最中も言葉をマネしたりしています。色々な乗り物が大好きなので、乗り物の本を送って下さると有難いです。

◆神奈川の盲学校2年生R太くん、点字がきれいになってきましたね~

5がつごうたのしかったです。とくにせんべせんべやけたが たのしかったです。さんどいっちさんどいっちもすきでした。いもうとの 〇〇にもよんであげたいです。

◆こちらも神奈川の盲学校2年生M宏クン。点字です。

たのしみにしていたえほんをよみました。「らちとライオン」がいちばんいいおはなしで かんどうてきでした。でんしゃにのったよのえほんに とうじょうするゆたかさんは、ほんとにうんてんしゅになれてよかったです。でも、よなかのことだからもしかすればゆめだったのかもしれませんね。ぼくたちよんでいるてんじのほんは、どうやってどんなきかいでうっているんですか。またてがみにかいておくってください。

◆1年生になった千葉の盲学校Y花ちゃん。

いよいよ点字の勉強が始まり絵本の点字にも興味を示すようになってきました。でもまだ全然わからないよーと言いながら触ってます(笑)これから自分で読めるようになったら楽しくなるんだろうなぁと私が楽しみにしています。

◆神奈川の年中さんK大クン。

電車が大好きで、よく根岸線に乗っています。磯子のガソリンが入った貨物車両が並んでいるのを見て(リクエストしてくれた)『かもつたちのぎょうれつ』だねーと言って楽しんでいます。「音鉄(オトテツ)」ではなく「ドア鉄」です(笑)

◆4年生になった東京の盲学校のK介クンは、

変わらず楽しく学校に通っていますが、新学期は落ち着かず、テンションが高い日々です。

◆神奈川の普通小2年生E輝クン、紛失したとおっしゃっていた本がおうちの棚の下から見つかったそうで、よかった!

◆九州の中1になったT真クン、長い間ご利用ありがとう。今回が最後の感想文、感謝を込めて全文です。これからもたくさん本を読んでくださいね。

1.「そんなときなんていう」
おもしろかったところは、こまったことなどにつかうつなぎことばにちゃんとなっていました。そして、できないものがあったときにもつかえることばがわかりました。でもぼくは、よみながらじぶんでもそんなときなんていうなどど、どんなときにもいまどういうふうにいえばいいかがよくはいってきました。やっぱり、あいさつってだいじだなとかんじました。

2.ずっとまもっているよ
このほんでべんきょうになったことがひとつあります。いままでは、ひとはおかあさんのなかにいて そのあとうまれてきます。でもこのほんでは、どうぶつのうまれかたがたくさんのっていました。ぼくがしっているだけで かんがるーはおかあさんのぽけっとにいるのはしっているけど、ほかのどうぶつがうまれるときはそれぞれなんだなとおもいました。にんげんではしないことを どうぶつはしているんだなとおもいました。それがぼくがはじめてしったひとつのがくしゅうでした。でもにんげんとどうぶつは そもそもいっしょだとまだおもっています。それはほにゅうるいということです。どうぶつには、りょうせいるい、はちゅうるい、ほにゅうるいなどがあります。ぼくがよんだはなしには ほにゅうるいがせんもんでしたが、ほにゅうるいなどのうまれかたはあまりしらないので どうぶつのほんをよんだり、ずかんをみたりすると もっとわかるなとおもいます。すると、またひとつがくしゅうができるなとおもいます。

 

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皆様から寄せられたお便りは、ご本人が特定されないような配慮のもとに、当HP、FBに掲載させていただくことがあります。掲載は困るという方は、事前にご連絡くださいますよう、よろしくお願い致します。

 

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横浜とつかワイズメンズクラブ25周年記念式

5月18日、ワイズメンズクラブ国際協会横浜とつかクラブ様の、25周年記念式のお祝いに伺いました。

横浜とつかクラブ様は、横浜とつかYMCA開設と同時に創立された由緒あるクラブで、四半世紀にわたりYMCAの活動を支援されてきました。この日はYMCA職員のみならず、県内から多くのワイズクラブメンバーがお祝いに駆け付け、大変な盛会でした。

ユニリーフとのご縁は2008年、まだ構想だけだった時に横浜YMCA「夢すくすく賞」特別賞をいただきましたが、一人では大変(心配?)だからと、以来ずっとご支援くださっています。どう転ぶかもわからない一人の夢に、10年間もお金を出し続けるなんてなんとオソロシイ・・並々ならぬことであり「無私」とはこういうことなのでしょう。’感謝’などという言葉では語れない年月の重みを思います。

いつまでもそのお志を仰ぎ見る存在でいらしてください。ずっとお元気でご活躍いただきたいと思います。25周年、本当におめでとうございました。

 

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一般財団法人未来2016様よりご寄付いただきました

ホームページを通じ、一般財団法人(非営利型)未来2016様から、ご寄付くださるとのご連絡をいただきました。なんと有難いことでしょう!

一般財団法人未来2016様は、寄付文化振興のために活動されている財団で、この度もどこまでも団体本位、礼状不要、使途制限なしと!

「社会活動を四角四面で運営すると、どうしても息がつまってきます。未来2016の現在の活動目的は、社会活動団体・者のスタッフへの支援にあります。永く社会活動を続けていくには、スタッフの疲弊を防ぐのが肝要と考えています。」と、ケーキ(缶ビール)代にでも使用してください、と労ってくださる温かいお言葉!現場をよくわかっていらっしゃる方ならではと、心に沁みます。

そのお気持ちに報いられるよう、これからもしっかり活動してまいります。この度は本当に有難うございました。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。

 

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第2木曜定例作業会@逗子 5月

5月9日、定例作業会は10人のメンバーが集まりました。

修理作業をする傍ら、6月15日開催「1000冊記念 感謝の集い」に向けて、来てくださる方に喜んで帰っていただけるように話し合いをしました。

思い返せば、1000冊ってどんな量かもわからずお手伝いを始め、目標が達成できたらユニリーフ点字本のルーツ、イギリスのクリアビジョンまで行ってみたいね、なんて話したり・・少しずつでも進めていれば必ずたどり着くという言葉もありました。

途中で大下が多忙ゆえに入院したこともありましたが、利用してくださる方の笑顔が見たくて、目標達成に至ったのかと思います。

1000冊達成!おめでとうございます。
Y.O.

(注:正確には達成は5月末になると思います。)

 

 

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Suzu’s セレクト ④:まほうのあめだま

絵本紹介コーナー「Suzu’s セレクト」

みなさんは、十連休をいかがお過ごしになられましたか。元号も新しく「令和」となり、新しい時代の幕開けでなんだかワクワクしますね。

「令和」の英訳は、”beautiful harmony”とのこと。色々な人々がつながり、和が美しく咲く時代となってほしいと心から思います。

前置きが長くなってしまいましたが、今回は私の小さかったころの大のお気に入り『まほうのあめだま』(安房直子 作/いもとようこ 絵)を紹介します!

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昨年冬に代表の娘さんで私の友人の『コスタリカ紀行』の連載から、ユニリーフを知り、寄付で好きな絵本を一冊寄贈できる!と連絡したことが出会いの始まりでした。そこで悩みに悩んだ一冊がこの絵本『まほうのあめだま』です。

主人公のねこのチローとみほこちゃんは大のなかよし。でもある日、みほこちゃんはねこを飼えないアパートに引っ越すことになり、チローはおかしやさんのおばあさんに貰われます。おばあさんはとてもやさしいけれど、チローはみほこちゃんに会いたくてさびしくて仕方がありません。そんなチローをみて、おばあさんは「みほこちゃんにちょっとあってくるかい?」ときくと、おみせまで抱いていき、大きくてまんなかに星が入ったあめだまをわたします。チローがそれをなめると…。

このあめだまがほしかったこと!私がこの絵本をよんでいたのは20年近く前ですが鮮明に覚えています。絵本を読み終えたあと、きっとみなさんの心はなんだかとっても温かくなっているでしょう。

私の大のお気に入りのこの絵本が、だれかのお気に入りになりますように。

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