【建長寺”さわる”模型】建長寺様と打合せをしました

5月某日、千田鎌倉副市長様、大津鎌倉市観光協会専務理事様と共に、建長寺様を訪問しました。初めてブロンズ模型像をご紹介に伺ってから、4か月ぶりになります。

この日は森内務部長様のほか、若い御僧侶も2名同席してくださいました。お忙しい長尾総長様もお寄りくださり、ご挨拶が出来ました。

まず、大下から進捗のご報告をしました。クラウドファンディングの見立てはよい感触で、実施の方向で準備していること、仏殿の見積もりを3社からいただいていること、チラシ案ができたこと等々。

建長寺様からは、山門の下など重要文化財の地面は設置が難しいかもしれないこと、3つの伽藍が一直線に並ぶ禅宗様式に特徴があるので、製作は建物一つより全体図が良いのではとのお話が出ました。

ついては、境内図を製作する際の、製作範囲やサイズ、金額を、可搬式も含め再検討することに。縮尺どおりで伽藍が小さくなり過ぎないようデフォルメも必要となり、建長寺を知り尽くしている建築士さんのお力を借りましょうということになりました。

とにかく、出席者全員が真剣に良いものを作ろうと、熱のこもった、前向きな意見交換に終始しました。クリアすべき課題は多いものの、お忙しい皆様が自分事として取り組んでくださっています。金額の大きさへの不安や責任の重圧にも、「支えますので進めてください」「実現までやり抜きましょう」と励ましてくださいます。これはもしかしてすごいことなのではないか・・お気持ちに報いるためにも、目の前の一つ一つに全力で取り組むのみ!

よきご縁に心から感謝して、引き続き一生懸命やらせていただきます。多くの皆様のご支援ご賛同を、どうぞよろしくお願い致します。

※海外の美しいブロンズ像コレクション。写真はドイツ、マインツ大聖堂。

 

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選書・貸出作業をしました 5月

5月9日、少し遅い5月の貸出・発送作業をしました。今回は、タイプライターで本を打ったり、郵送袋に窓を付けてくれたりと、大活躍のIさん(一番右)のレポートでお届けします。

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私たちは、季節の移ろいを何をもって感じますか?と、最初にみんなで話しました。

例えば今は春。筍、つくし、たんぽぽ、桜、新緑の緑色を目にしたり、春の匂いを感じたり、等。

そんな季節を描写する言葉が散りばめられた絵本は、頭の中でイメージを形成するのに一役買っているということをあらためて考えました。

ユニリーフから利用者さんにお届けする本は、このような観点も踏まえ選書しています。

今月もお話しの世界をお楽しみいただけますように!

H.I.

 

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京都奈良世界遺産の視覚障害対応事情

連休に旅行がてら、京都奈良の世界遺産を訪れ、視覚障害対応もついでに見てきました。

奈良と言えば、やはり国宝大仏で有名な世界遺産東大寺。何度か焼け落ちているため、模型で復元されています。が、大き過ぎて遠過ぎて、とても触ることはできません。せっかくあるのにウ~ン残念・・!

大仏様はミュージアムの正面に手のレプリカがありました。これはいいなぁ、でも柵に囲まれている上、登らないでくださいの看板が。触りたいなぁ・・中指が150㎝あるという解説を読めば、身長と同じくらいかと少しイメージできますね。

本堂が国宝の世界遺産清水寺にも、触るための点字資料などは皆無です(涙)。

「ふれ愛観音」様があり、入れ替わり触って拝む人の姿が見られました。が、やはり清水寺と言えば、見たいのは「清水の舞台から飛び降りる」と言う言葉の舞台でしょう。

目の見えない娘は、数十秒間、舞台から乗り出して下方にじっと耳を澄ませていました。そして「あんまり高くないね」と。

 

最後は世界遺産天龍寺、お庭は日本最初の史跡・特別名勝指定(別料金!)。初めただ入ったときは何も言われず、改めて点字資料か何かないか尋ねると、高いところから出してきてくれました。

ちょっと画期的なのは、英語の点字表記があったこと。墨字、点字、英語と比べると、ちょっとずつ違うことが書いてありました。

今回、世界遺産や国宝でも、建物模型どころか、資料も何もないところが何と多いことかと改めてびっくり。

一つでもじっくり触れるものがあると、その場所はしっかり印象に残ります。でも何もないと、歩いているだけで眠くなるそう・・!?景色は難しいけれど、建物模型は作れます。エリアに一つでもそんな場所が出来たら‥改めて思いを強くしました。

 

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【建長寺”さわる”模型】点字の点でこんなお絵描きしてみませんか?

こんにちは~点字の点を使って、こんなお絵描きが出来ますよ!ちょっと楽しいかも~♪

点字は、1文字が直径1㎜くらいの6個点の組み合わせで出来ています。
➊➍
➋➎
➌➏

パーツはこの6個が全てです。が、どんな複雑な言語や数式でも、これだけで表すことが出来るという人類の大発明なのです。ただ、1点間違うと違う字になっちゃう・・細か過ぎて無理~っていう人もたくさんいますよね(選べない子もいるけど・・)。

でもこんなのなら、皆でも楽しめそうでしょう~♪ 点字タイプライターでも、点字器で手で打っても作れます。完成したら、目を閉じてプツプツに触ってみて!えっ全然わかんない・・ってきっと思うから(笑)

いつかワークショップで、こんなパターンをいろいろ作って、皆で遊んでみたいな~と思っています。あなたも是非ご一緒に!

ユニリーフでは、見えなくても触って文化財を楽しめるように、鎌倉建長寺でミニチュアブロンズ像の製作設置計画を進めています。完成の暁には、そのユニバーサル像も触って、皆で目を閉じていろいろな感覚で遊ぶようなイベントも構想中。どうぞお楽しみに~!

 

※海外の美しいブロンズ像コレクション。写真は聖マリア教会、ポーランド、グダニスク。

 

 

 

 

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選書・貸出作業をしました 4月

令和4年新年度の4月です。ユニリーフでは4日に180冊ほどのユニバーサル絵本を選び、6日に発送、新年度がスタートました。

それぞれに一つ進級した皆さん、新しい春のスタートにお祝い申し上げます。今年度もご家庭や学校等へ、選書・貸出チームはたくさんの絵本とつながりをお届けします。

春もたけなわ!さあ、外へ出ていろいろなものに触ってみましょう。それから本を読んで、また触りに行きましょう。繰り返すごとに、季節季節の、その年その年の新しい発見があるはず!

『すみれとあり』矢間芳子さく 森田竜義監修 福音館書店刊

ユニリーフの絵本が言葉や経験の手助けとなったり、季節や感覚の想像を広げたり…そんな楽しみ方につながりますように。

お子さんの「今」を大切に、楽しく充実した1年にしていきましょう~

 

 

 

 

 

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