お知らせ
逗葉高校ワークショップで絵本製作をしました
6月10日と17日、県立逗葉高校「総合的な探求の時間」で、全15講座、地域講師によるワークショップがありました。県立逗子高校で10年、完校に伴い逗葉高校に引き継がれて2年目です。
点字絵本製作は高校生になったばかりの1年生17名、皆静かでおとなしい。初日は2時間で点字の仕組みをひと通り学び、それを裏から点字器で打つところまでのがっつりメニュー。
意外と(失礼!)しっかり聞いてくれていたようで、2日目には、覚えているから大丈夫!と、復習なしで絵本ページ本番に突入。昨年終わらなかったので早め早めが奏功し、今年は全員が余裕で担当ページを完成させました!打ち直しも少なく、超優秀!!
何でわざわざこんな大変なことするの?という実は大事な問いを、皆で考える時間も持つことができました。よかった~みんな、お疲れさま。またいつかどこかで思い出してくれるといいです♡
点字で書いてくれた、生徒さんたちの感想は・・
「点字は難しいと思っていたけど、以外にも楽しかったです」
「点字は打つのも楽しくて、もっと点を知りたいと思いました」
「点字を学べてよかったです」
「普段できないことが出来て楽しかったです」
「今回初めて点字に携わって、読む側、作る側の苦労がわかりました」
定例作業会@逗子 6月
6月16日(木)、定例作業会をしました。集まるのは冬以来、久しぶりです。
絵本も年季が入って傷みも多くなり、最近はもっぱら修理。この日だけだとたまってしまうので、図書館司書のTさんを中心に、専門チームを作って回していこうということになりました。修理チーム「ユニリーフremake」、よろしくお願いします!
最近加入され、修理もガンガン担ってくれているIさんのレポートです。
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本日の作業内容は絵本の修理作業をメインに行いました。
修理作業はどうしても必要不可欠である。一冊の本に細やかな修繕をすることによって長く愛される本になってほしいと気持ちが入ります。
また、絵本修理チームを作り情報交換しながら、より効率よくスキルアップ出来ればと思います。
みなが得意とする分野を活かし活動していることに誇りに思う今日この頃です。
N.I.
アイネット地域振興財団様の二年目助成が決定しました!
アイネット様より、助成決定のお知らせが届きました。昨年度に続いて2年目となります。
今回は『新しいユニバーサルデザイン―点字付絵本&建造物ブロンズ像―の普及啓発事業』について理解を得られ、ご支援をいただくこととなりました。
ユニリーフ立ち上げから「ユニバーサルデザイン理念の啓発」をこつこつと続け、今や点字付き絵本は1300冊、必要とするお子さんや教育・福祉を学ぶ場へ広がりました。そして長年の夢である、建造物ブロンズ像のプロジェクトも確実に進展しています。ちいさな団体のおおきな夢に、また一歩近づく後押しをいただきました。選んでくださったアイネット様へ心よりお礼申し上げます。
当HPやFacebookでは、日頃の活動や利用者さんのおたより、建造物ブロンズ像の進捗状況をお伝えしています。より多くの人に知っていただくために、TwitterやInstagramも始まります。
見える子も見えない子も一緒が当たり前の社会を願って…SNSからの発信が皆様に届きますように。
ユニバーサルの喜び! 利用者さんのお便りから
ユニバーサルだからこそ!
利用者さんから嬉しいお便りが届きました。
「大好きな友達(健常)が同じ本を持っており、友達が墨字本、娘が点字で仲良く、マル読み」をしたとのこと。お母様も「奇跡的な出来事」と!
許可を得て、ママのメールも引用します。
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今回の出来事は本当に感動でした‼︎
『ふたりはともだち』のタイトルを読んで、『私と◯◯ちゃんみたい!』と歓声をあげ、◯◯ちゃん宅へ遊びに行く時に持って行くと、『私もその本持ってる‼︎』という奇跡で。
“がまくん”と”かえるくん”のキャラクターの様子に、時々ふたりで笑いながら読み進める姿が愛らしかったです。
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こんな姿、本当に嬉しいことですね~。
ですが、これが感動的な「奇跡」ではなくなってほしい、当たり前の日常の一コマになってほしいのです。
改めて、「この笑顔のために」私たちの活動はある、1歩1歩ガンバローと励まされました。この子たちのより良い未来のために・・
鎌倉ロータリークラブ様で障害児育て!?の話をしました
6月7日、鎌倉ロータリークラブ様の例会で、卓話をさせていただきました。
ロータリークラブ様は、異業種の経営者が集う国際的な社会奉仕団体です。本日は障害の理解、当時者の母として本音で、ということ。海を臨む広々としたホテルで、経営者の皆様を前に、障害児の話とは、超!場違いな感じ・・
全盲の娘のコスタリカ留学の話をメインに。彼女の文章を引用し、異国で何を思い、どんなことをしていたかをお話しました。地域の小学校時代のエピソードも、良いことばかりでなく、つらく思ったことやそこから何を学んだかも交えました。プライベートなことは重いので、胸はバクバク・・公にすることはほとんどないだけに、エネルギーを要しました。
最後に絵本の活動のこと、新規のブロンズ模型のことにも触れました。海外の台座にはよく、大きなロータリー様の歯車マークがあります。お目を引いたようで、卓話後に近寄り言及してくださった方もありました。
本日のお招きは、皆様に「まっさら新しい知識」であり、経営者が障害や家族を知ることはそこで働く当事者の理解につながる、とのお考えからです。まさか障害児を育てた経験がそんなところに・・日常過ぎてハズカシイの極みですが。
「地域社会から作る共生社会の仕組みも大事」とのお言葉にも学びました。叫ぶよりも、まずは身近な所から固める、ですね。準備に数か月かけたこの30分、何より無事に終えることができ、心からホッとしました。
鎌倉ロータリークラブ様、本日はこのような貴重な機会を本当に有難うございました。