第4木曜定例作業会@逗子 8月

8月24日、逗子市民交流センターで、定例作業会をしました。

トピックは、なんといっても昨年まで逗子高校のボランティア活動部Z-Selecで一緒に活動した生徒たちが5人も集まってくれ、当時の顧問先生も駆けつけて、にぎやかにタイムスリップしたこと!みんな大学生、ちょっとずつ大人っぽくなって・・こんな嬉しいことはありません!

高校時代もたくさん作ったS子さん、この夏また1冊新しい本を仕上げました!(写真見てください~! →)

大人グループは7人、四角かった200枚のシートがみるみるページサイズに。毎月会える心の近さも相まって、心地よい空間になっています。以下、冬から参加してくださっているKさんの感想です↓

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書店に勤務していた時、ユニリーフさんから絵本の注文を受けたことがきっかけで、作業会に参加することになりました。
今日の作業は透明シートの裁断。大下さんからシートの扱いについて「もっと大切に扱って。傷をつけないようにね」との注文。
後で気が付きました。「そうだ!この本を待っているのは、小さなくぼみや傷を感じ取る魔法の指先を持っている子供たちなんだ!」・・と。大下さんから学ぶことがまだまだ沢山あると感じた今日の作業会でした。

 

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利用者さんからのお便り 夏休み

今回は、絵本の新たな力や役立ち方のお話がいくつかありました。ご紹介します♪

◆関西の3年生Y子ちゃんは2才の妹さんといつもたくさん読んでくれます。

”バムとケロのおかいもの”はいろんな絵がたくさん描かれていたので、久しぶりに拡大読書器の練習もたくさんできました。手持ちのルーペの度数を挙げた方が良いかと考えていたので、よいきっかけになりました。(中略)妹が英語の絵本とCDを気に入っており、姉妹で英文を覚えています。

◆東京の盲学校2年生のT太クン、新しい製本のコメントありがとうございます!毎回ワクワクしてリクエストをくださいます。

新しい製本ですが、普通の本だ!とびっくりしました。リングの部分が上手にめくれずイライラすることもありましたが、これなら問題なくめくれそうです。

◆いつも点字のお手紙は福岡の5年生Tスケくん。

オオカミのともだちはくまさんで、くまさんと獲物を探そうというとこで誘っている感じが伝わってきました。途中でけんかのようになったけど、すぐなおってオオカミが崖にぶら下がって落ちそうになったとき、くまが助けてくれたという部分がいいなと思いました。

◆神奈川の年長さんのRクンには「ラチとらいおん」がヒット!

「ぼくもらいおんをポケットに入れたからつよくなったよ」と初めていく場所やできなかったことをがんばってみる姿がありました。まだまだストーリーの中にスーッと入っていける幼児期ならではのかわいらしさがあるので、楽しいなぁと思いながら接しています。

◆東京の2年生K大クンは、今回の本、とってもよく点字をさわっていました。知っている点字をみつけるとうれしそうでした。

◆千葉の年中さんY実ちゃん、今回は「歯いしゃのチュー先生」がとても気に入ったようで、読んでーと一番に持って来ていました!

◆就学のために転居された神奈川のK樹クン、障害があるっていってもあまりびっくりしない環境だそうでよかったですね!「ノンタンおよぐのだいすき」をママと楽しんでいるお写真つき!ありがとう!

◆最後は盲学校幼稚部の先生からです。

ある男の子が「逗子高って前と同じだ!」と発見しました。”もったいないばあさん”が気に入っていたお子さんでした。そのおかげで覚えていたかどうかはわかりませんが、よく覚えていたなとちょっと驚いてしまいました。

確かに”もったいないばあさん”は、逗子高生の作品で、続けてリクエストをくれましたよね。継続は力なり!嬉しいことです♪

 

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皆様から寄せられたお便りは、ご本人が特定されないような配慮のもとに、当HP、FBに掲載させていただくことがあります。掲載は困るという方は、事前にご連絡くださいますよう、よろしくお願い致します。

 

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ひよこの会(視覚障害児家族会)勉強会

8月16日、神奈川県ライトセンターで、視覚障害児家族会「ひよこの会」の勉強会がありました。

この会は早期教育と家族のサポート、楽しい遊びや体験と毎月1回活動しています。形は違いますが我が家もOB、この会なくして今はありません。

夏休みは特別講座で、慶応義塾大学中野泰志教授の「就学を決める際の考え方」。我が家も十数年前、横浜市全盲児第一号で普通小学校に通いました。が、制度は少しずつ良くなっても人の意識はなかなか・・。障害は個人が悪いのではなく、環境が整っていないから生じる「社会モデル」で捉えよう、人や道具の力を借りればできること、一緒にいることが大切!というお話が印象的でした。とはいえ、親とて心からこう思えるには時間がかかります・・

ひよこの会には絵本の利用者さんがたくさん!直接お話したり、新しい方に絵本やサービスを紹介したり、小さい頃のことから就学の話まで、とても有意義な交流の時間を持つことができました。皆様、ひよこの会も応援よろしくお願い致します!

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逗子高校夏季点字講習会 2日目

8月4日、逗子高校夏季点字講習会の2日目。

前回の復習から始めましたがなんだかスラスラ・・なんと!全員家で課題をやってみたと。例年誰もが苦戦する裏打ちも、何も見ないで打っている・・え~なんで!? もう形を覚えている!? 「難しくない?」「別に・・」

今年の子はスゴイ!!と、随所にひしひしひし・・そして本番は、案の定、相当時間を残して、一人3枚の絵本シートが早々に出来上がりました!さらに通常は押し付け合いになるタイトルページも皆が体験、枠を描くのさえ「面白い」と余裕の発言。イヤ~、すごい!大型新人の登場だ~、これからとっても楽しみです!

この日は嬉しいことに、卒業生が顔を見せてくれました。早速点字の練習再開、夏休みにまた絵本を作ってくれるそう♪ 美大生は、今取り組んでいる超素敵な作品を見せてくれ、それぞれに忙しく、前向きに我が道を歩んでいます。後輩に差し入れまでしてくれる気配りはさすが!今どき珍しい、動けるSelec、使えるSelec、ユニリーフ自慢のヤングパワーです!

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逗子高校夏季点字講習会 初日

7月31日、神奈川県立逗子高校ボランティア活動部Z-Selecで、夏季点字講習会をしました。かれこれ7年目、今年は新たに4名の1年生を迎えてのスタートです。

点を打つ前に、まずペンで書いて練習しますが、皆、上手い!というのも、この時点できっちり黒丸を描く人は経験的に点字上手です。

特筆すべきは、顧問先生のフォローの素晴らしさ!あ~、次あれがいるな~と思っている端から、先生がそれを持って教室に現れること数回・・!こんな学校のご協力あってこその継続で、本当に有難いことです。

この日は最後に「私は逗子高校の1年生です。」と文を打ってもらいました。こんな1文にもたくさんの約束事が入っています。が、全員ほぼノーミス!案の定、今年の1年生は少数精鋭の感ありです。「楽しかった」「点字の仕組みがわかってよかった」etc. の感想をいただいて、初日無事終了。次回はいよいよ本番、絵本をシートに打っていきますよ~

 

 

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