お知らせ

関西の視覚障害児キャンプにお邪魔しました

8月3~5日、関西の視覚障害児キャンプ、夏の「おはなし・ほんのひろば」があり、2日目の夕方からお邪魔しました。

場所は神戸の「しあわせの村」、広大な芝生の敷地にオシャレな建物が点在、自治体運営とは思えないオシャレなリゾートです。

キャンプはNPO法人「弱視の子どもたちに絵本を」さん主催で、関西はもとより、関東や北陸からも50名以上が参加されました。

今回はいろいろな先輩と話そうをテーマに、学生~大人の視覚障害者による様々なワークショップや職業紹介、視覚障害スポーツ体験、すいか割りにBBQ・・と盛りだくさん。私事ですが、娘も先輩の1人として友だちと一緒に参加しました。

関西の利用者さんや校正者さん、NPOの方とも直接いろいろお話し、サービスの紹介もさせていただいて、新規の貸し出し3件増えました!

小学校は普通に地域小も選べ、インクルーシブには歴史のある関西。絶対数少ない視覚障害児ですが、いろいろ事情が微妙に異なり、やはり直接見る、話すって大事ですね、大いに認識を新たにし、大変勉強になりました。

 

新着絵本のお知らせ 7月

お待たせしました!新着絵本のお知らせです。左上から、

1.おばけリンゴ
2.ねこくん いちばでケーキをかった
3.ぶたのたね
4.にゅうどうぐも
5.あかてぬぐいのおくさんと 7にんのなかま
6.ヒギンスさんと とけい
7.ことりのゆうびんやさん
8.すずめくん どこでごはんたべるの?
9.あのくも なあに?
10.おつきみおばけ
11.ふしぎなたまご

最近、ノンフィクションや理系の絵本のご希望が多く、科学絵本をいろいろ購入しました。加えて、オムロン様のお申し出でお願いしたのは世界の昔話、世界中どこへ行ってもこんなユーモアがあるって楽しいですね~

今回は新しい校正者さんによる校正や、新聞記事をご覧になりWord原稿作成ボランティアをご希望くださった皆様の原稿による本が多数入っています。少しずつでも多くの方がお手とお心をかけてくださっている活動になりつつあることに心動かされます。とりもなおさず、子どもたちの応援団なのですから。

 

利用者さんからのお便り 7月

今年は夏が長い!学校でプールにたくさん入れてよかったかな?夏休みは読書感想文もあるし、定期貸し出し以外にもリクエスト受け付けます。いつでもお知らせくださいね~6月末から7月にいただいたお便り、ご紹介しますね。

◆はじめは在籍する普通小学校経由で貸出している6年生のM代さんの先生からのお便りです。

今月はあっという間に読んでしまいました。(中略)ここ最近で一番好きなのは「あらしのよるに」か「いのちが見えるよ」だそうです。ヤギはヤギなど同種ではないところにひかれたようです。「いのちが・・」は盲学校の先生していた人が見えない方で、自分もうむのに希望がわいたようでした。点字におっくうさがなくなってきているようです。

◆前月下旬にいつもきっちり返却してくださる関西の4年生Y美ちゃん。幼稚園の妹さんも一緒に楽しんでくれています。

今月のヒットはへびのクリクターでした!内容にキャーキャー言いながら、アルファベットも楽しめました。(へびが体で作る墨字の英文字が触れるので・・)

◆可愛いシールをたくさんつけてくれる東京の4年生M吾くんは、点字のお便り。この本、地味ですがとても人気です。ノンフィクションファン多いですね~

ぼくはいちばん「よみがえれ えりもの森」が面白かったです。読んでる時に静かな森を想像しました。もし次、送る時の本は、理科系の本にしてください。

◆6月体調を崩してほとんど学校に行けなかった福岡の6年生T介くん。よくなったかな?点字の感想は2冊分、「すみれとあり」のほうを紹介します。

いろんなところにすみれが咲いていて、その花のたねをありが運んでいたので、すみれが好きなんだなと思いました。たねを持ってアリの巣に持って行って、すみれとお友だちになりたいのかなと思いました。

◆ママとご兄弟の3人でいつも読書会、コミュニケーション豊かな東京の3年生T也くん。

にじいろでんしゃは、自分の絵が出てこずさびしそうな女の子に、どうしてかなと考えていました。絵が見えないので説明が必要ですが、分かってくれたと思っています。

◆意外と多い双子さん。東京の盲学校2年生F雅くん。

今回、F雅の双子のお等々も一緒に読みました。さかさことばの本(『さかさことばでうんどうかい』)が一番面白かったらしく、二人とも声を上げて笑っていました。

◆奈良の利用者さんも双子さん。盲学校4年生のH華さん。

最近、点字がだんだん難しくなり、鏡文字で大混乱しています。(中略)点字=宿題=勉強になるので、絵本も自分では触らずに、読んでもらいたいという感じです。

◆ランドセルも決まり、小学校気分いっぱいの東京の年長さんK菜ちゃん。

最近かこさとしさんのからすのパン屋さんシリーズにはまり、色々読んでいます。

◆新規に盲学校2校への貸し出しが始まっています。H視覚支援学校では、

子ども達も本を通してかわいいやりとりがありました。墨字の子が「ぼく、点字読めない・・」とつぶやくと、点字で(覚えたて!)学習している子が「じゃあ、ぼくが読んであげるよ!」と(たどたどしくも)読んであげていました。それぞれ、できることとできないことがありますが、本を介して互いの見え方をごく自然に受け入れていっているのがわかりました。子どもってすごいですね!

N盲学校からは、

全盲の生徒と強度の弱視の児童が読みました。弱視の児童は、絵もとても楽しんで読んでいました。

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皆様から寄せられたお便りは、ご本人が特定されないような配慮のもとに、当HP、FBに掲載させていただくことがあります。掲載は困るという方は、事前にご連絡くださいますよう、よろしくお願い致します。

逗子高校夏季点字講習会 7/25,27

7月25日&27日、夏休み恒例、逗子高校夏季点字講習会をしました。ボランティア活動部Z-Selecの1年生を対象に、点字を学び皆で1冊作ります。

当初意見がバラバラで少々心配しましたが、始まってみれば視線は熱く元気いっぱい。今年は皆のりがよく、仲も良い。これって継続に結構大事な要素です。

点字の仕組み後いよいよ打つ段になり、裏から鏡にするよ、と言ったら、「え~っ、ムッリ~!」の大合唱。(読めなくなるので)一覧表はいつもオモテしか渡さないのですが、すかさず「裏にすれば見える!」との声。なるほど~機転がきくというか、アタマいいなぁ~!拍数を数えるのに手を鳴らしては大笑い、気持ちいいとず~っとメメメメメメを打っている子、逗子高ページにも手が挙がり・・活気のあるなんだか楽しみな学年です。

2日間でシートもほぼほぼ揃いました。気になる皆の感想は・・
「知ってみると意外と簡単で親しみやすいと思いました!」「今回、点字を習うことで少しでも覚えてみようかなと思いました」「2回もまちがえてしまってくやしかった」「点字うつのは楽しかったです。まちがえたときは本当にいやになりました」「自分には出来ることがあるということを知れてよかった」etc.

楽しくやっていけそうですね~ がんばりましょう~♪

 

ユニバーサル絵本製作講座@東京

7月22日(日)、ユニバーサル絵本製作講座をしました。ユニリーフ初の東京開催です。

府中市市民活動センタープラッツ1周年記念イベントの一環、「点字で作る絵本」ワークショップ。おかげさまで、キャンセル待ちが出るほどの大盛況、付添や見学の方々も合わせ40名近くがご参加くださいました。有難いこと、励みになります。

小学生から大人まで合同、3時間で一気に完成まで、と息つく間もない状況でしたが、皆様の真剣なまなざし、たくさんの挙手、あふれる意欲に助けられ、何とか時間内に2冊の絵本のシートが打ち上がりました。

特に小学生がスゴイ!みんなの意欲には圧倒されました。その陰で何度も打ち直しで泣いちゃった子もいたそうな・・偉かったね、ホントによく頑張りました。

予定時間を過ぎてもなお、点字タイプライター体験+イルカ型myネームしおりのおみやげ作りに列ができ・・初めて点字を体験されたご婦人が続けたいと地域の点訳会に入会され・・楽しんでいただくことができたでしょうか。

製作された絵本はお名前を入れてしばらく飾っていただいた後、全国に貸し出されます。 ご参加くださった皆様、府中市市民活動センタープラッツ様、本当に有難うございました!