お知らせ
製作講座参加の学生さんが授業でプレゼンしました
1月のユニバーサル絵本製作講座に、福祉専門学校の先生が生徒さんを引率、参加してくださったのですが、その生徒さんが講座の内容を授業でプレゼンし、他の生徒さんにも紹介してくださったと、嬉しいお話がありました。
これぞ「人をつなぎ、思いを共有できるものにするユニバーサル絵本」の実践!とっても好感度の高い元気な学生さんで、福祉の現場も明るくなりそうです~♪ 以下に、いただいたメールを引用しますね。
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大下さま
いつもお世話になります。学生が、先日の活動についてまとめて、授業でプレゼンしました。プレゼンを聞いた他の学生と一緒に、いま授業の中で、簡略版の絵本を製作しております。スリランカ人留学生が、一生懸命、点字を打っています。ご指導ありがとうございました!
新着絵本のお知らせ 1月
1.おとうふやさん
2.うおいちば
3.ぶどう畑のアオさん
4.ずいとんさん
5.まあちゃんのすてきなエプロン
6.へっこ ぷっと たれた
7.どんどんばし わたれ
8.ちいさいじどうしゃ
9.I Need to Clean My Room
~~作業の現場より~~
利用者さんからのお手紙にリクエストがあり、依頼をしたら、点訳歴1年ながらお心あるHさん、あっという間にタイプライターで下打ちを送ってくださいました。こんなメッセージ付きで・・↓
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HPの『利用者さんからのお便り』で、うさこちゃんとじてんしゃを読みたいなぁ、のメッセージが載っていましたね!早くこの子に届くといいな♪と思いながら打ちました^_^お便りは、励みになりますね!
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つぶやいたのは関西の小学1年生、打っているのは新聞記事を見てユニリーフにいらした方です。これはもう、広い日本で奇跡のような出会い!小さな活動だからこそのこんなご縁、これぞ「人をつなぎ思いを共有できる」ユニバーサル絵本の醍醐味!う~んなかなか素敵じゃないか‥と思えた瞬間でありました。
利用者さんからのお便り 1月
今月はお年賀状も含め、新年のご挨拶をたくさんいただきました。みんなに良い年になりますように!
◆はじめは東北の1才!R実ちゃん。カワイイ盛り!早くも素敵な絵本生活が始まっていますね~
娘はユニリーフさんから届く絵本の袋を私の所へ持ってきて、読んでほしいとよくアピールするようになりました。読み終わって最後に「おしまい」と言うとまた読んでほしいと何度でもアピールするので、最近はエンドレス絵本タイムを過ごしています。絵本を好きになってくれたようでうれしいです。
電車好きの娘は、乗り物のほとんどを「電車」と言っていましたが、最近ようやく「ブッブー」と言えるようになったのは、送っていただいたノンタンの本のおかげだと思います。年末年始に帰省した夫の実家にネコがいるので、絵本の「にゃーお」となくネコと実物が結び付いた様子でした。
◆東京の4年生K浩クンと妹さん。
「ねえ、どっちがいい」を3人で読んでもり上がりました。
◆関西の5年生は授業で伝記をやっているのですね。Y子ちゃん。
学校の授業で偉人の伝記を読み感想を発表する(ビブリオバトル)なるものをしており、(中略)ユニリーフさんには偉人伝記みたいなものはありますか?今、必要なわけではないのですが、伝記のようなものは読んでこなかったなぁと思い質問してみました。(楽しい本の時間が勉強の時間になってしまうかな・・。どうかなぁ・・。)
◆こちらも関西の5年生Aクンのママ。
冬休みも読書を楽しみました。伝記本を学校で借り、気に入っておりました。
◆関西の1年生のママ、K江さん。
文字数は、まだあまり多いものは読み切るのに時間がかかるので好まない様子です。ブルーナうさこちゃんシリーズの「うさこちゃんんとじてんしゃ」が点訳されるといいなあとつぶやいておりました。
◆東京の5年生M介クン。ご家族の写真付き!嬉しいですね~
ことしもゆにりーふをたのしみにしています。
◆東京の3年生F太クンのママは、
今年もたくさんの本に出会って、心を豊かにしていこうと思っています。
◆神奈川の年中さんK太朗クン、やったね!
ついにおしっこをする前に「トイレ行く」と教えてくれるようになりました(たまにです)。
◆神奈川の2年生M也クンは点字。
とらのこのとらたが ゆきとなかよくなれたようなかんじがする「はじめてのゆき」や、さんたくろーすがろばにもぷれぜんとをあげる「ちいさなろば」や、したきりすずめがいるおやどにふたりがいく「したきりすずめ」など もりだくさんでした。
◆最後は神奈川の1年生、Y紗ちゃん。初めての点字のお手紙です。
いつもたのしいほん、おもしろいほん、あたまがよくなるほん、いろいろなほんをおくってくれてありがとうございます。たくさん、よんで、たのしんだりしています。じしんや、かじのほんは、こわかったので、あまりおくらないようにきをつけてください。たのしいほんや、おもしろいほんや、あたまがよくなるほんをがんばって、みつけて、おくってください。
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皆様から寄せられたお便りは、ご本人が特定されないような配慮のもとに、当HP、FBに掲載させていただくことがあります。掲載は困るという方は、事前にご連絡くださいますよう、よろしくお願い致します。
満員御礼!ユニバーサル絵本製作講座
1月18日(土)、ユニバーサル絵本製作講座をしました。今年度助成くださっているキリン福祉財団様はじめ、将来の夢を見据えた高校生や学生、小学生や社会人、専門分野から熟年世代まで幅広く、定員いっぱいの半数は群馬や静岡を含む県外からのご参加と、冷たい雨と雪の中でも関心の高さや広がりを感じる開催となりました。

製作に必要な2つのアイテムその1は絵本です。点字シートを挟むために解体するのですが、閉じ部分に定規とカッターの刃を当て、ばらばらに外していく高校生や若者の器用さを見て感心しました。

その2は要となる点字です。まずは基本の読み・書きを学び、次に墨点字を書いたり白紙に点字を打つリハーサルをしたりしました。打つ作業は読むのと反対向きなのですが、学生や若者の吸収の早さや知識経験がある方の手際の良さを横目に、初心者の私は向きを間違えたり打つ位置がずれたりと、何度かのチャレンジをする脳トレタイムとなりました。
さあいよいよ本番、点字を打つプラスチックシートを各々裁断し、一点ずつ慎重に打ち続け担当ページを仕上げます。シートを裏返し浮かび上がった凸字を触ってみると、点が文字になり絵本の新たな息吹に触れた感じがして、ちょっとだけ絵本を手に取るお子さんを想像することができました。終了後にはもっとやってみたい、自分にできる活動はあるか、点字を学びそれを何に生かすかなど、建設的な質問や歓談が多く聞かれました。

大下代表の経験やユニバーサル絵本へ寄せる思いを聞き、きらきらしたまなざしで夢をふくらませる学生、専門性や人生経験を持った世代の真剣な表情、今日の3時間はユニバーサル絵本のほんの一部かもしれませんが、点字を必要とする絵本の触野と、見える人の絵本の視野とが何ら隔てることなく、一つの世界を描く可能性に触れた講座だったと思います。
M.K.
逗子葉山経済新聞で紹介されました
2020年1月10日、広域逗子葉山圏のビジネス&カルチャーニュースを届けるインターネットの情報配信サービス「逗子葉山経済新聞」で、ユニバーサル絵本と製作講座についてご紹介いただきました。この度は本当に有難うございました。
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■逗子で「ユニバーサル絵本」製作講座 視覚障がいのある人ない人が一緒に読める絵本
「ユニバーサル絵本製作講座」が1月18日、逗子文化プラザ市民交流センター(逗子市逗子4)で開催される。主催はユニバーサル絵本ライブラリー「UniLeaf」(葉山町一色)。
ユニバーサル絵本は見開きページごとに文章を点字にした透明なシートを挟み、視覚障がいのある人もない人も一緒に読むことができるイギリス発祥の絵本。UniLeafは日本で唯一、ユニバーサル絵本を製作し貸し出しも行っている団体。2019(令和元)年11月には「子供と家族・若者応援団表彰」の子育て・家族支援部門で内閣総理大臣賞を受賞した。(続きは以下ご覧ください。)
https://zushi-hayama.keizai.biz/headline/283/















