建長寺”さわる”模型プロジェクト

【建長寺”さわる”模型】鎌倉版で思ったこと

タウンニュースも鎌倉版になると、逗子・葉山版とは異なり、建長寺様のトピックとして扱われています(2022年8月19日号)。

文化財への多様なアプローチという視点に重点が置かれているのも鎌倉ならでは。全盲の娘との京都旅行でのエピソード(世界遺産を前にしながら「眠くなる」発言・・!)も、観光の一側面として紹介されました。

プロジェクトを始めたおかげで、最近知るようになったこと。

(1)触れる模型や仏画など、各地にこんなのあったよ~とお知らせいただくようになった。ただ、情報がほとんどなかったり、一工夫でもっと楽しめそうだったりと、もったいない感も多い。こういう情報を集めてまとめたり、ちょっと提案させていただいたりしても面白いかも・・

(2)観光地どこを訪れても触れるものは本当に少ない、ということ。たとえ世界遺産でも、一緒に歩くだけでは「眠くなる」人がいることを、家族でさえも全くわかっていなかった・・

せっかくこのような機会をいただき、多くの方に広める活動をしているのですから、こんな副産物も全て、可能な限り活かしたいものです。ああ、やることがいっぱい~、頑張らないと!!

 

【建長寺”さわる”模型】わっ!これは何?彦根城にて

えーーーこれは何~!?
彦根城に行った友人から送られてきた画像。材質もブロンズらしい。えっ、屋外模型、こんなところにあったの??

いろいろ聞いてみると、模型はなんと郵便ポストの上に!?ブロンズならかなり重いはずだけど・・大丈夫?ポストだから高さもあり、どうやら「触る」ためのものではなさそうです。設置場所も城内の入り口、まだ本物のお城は見えないところなのだとか・・

えー、それでは何のために??誰が作ったの??そんなに安いものではないですよ。せっかくこんな目につく場所に、触れるほどにきれいに保たれながら・・届かないなんて、ああ、残念過ぎる(涙)

その上、検索してもなかなか出てこないから、あまり宣伝もされていない様子。心ザワザワ、謎は深まるばかりでした。そして、ようやく判明したのは、

「彦根城築城390年にちなみ設置 平成10年6月」
名称:彦根城ポスト
連絡先:日本郵便株式会社 彦根郵便局

そうだったんだ・・謎は解けたが何とも惜しい!一方に知りたい人触りたい人がいて、一方に作ってくださる方があるのに・・お互い、ひとえに“情報”ですね、学びがありました。

建長寺”さわる”模型が出来た暁には、各地でたたずんでいるこんな模型たちも、改めて脚光を浴びるようになるかもしれない・・だって、踏み台一つでユニバーサルになれそうですから!?

(右写真: 2020年2月22日、yu-runki様撮影。
https://yu-runki.hatenablog.jp/entry/202003012100)

 

【建長寺”さわる”模型】タウンニュースの記事がわかりやすい!

タウンニュースのトップに、ブロンズ模型のプロジェクトが掲載されました(2022年8月5日号、逗子・葉山版)。とても分かりやすいので、是非ご覧ください。

ユニバーサル絵本の活動に始まり、触る図がある喜びや住んでいる世界の広がり、そして今回のブロンズ模型の意義やユニバーサルとしての長期の効果にも触れています。

過去にも絵本のことを書いてくださり、背景を知るS編集長ならではの切り口で、初めちょっと意外な感じがしたほど。「人に伝える」ということを今回も教えていただきました。

「点字を視覚障害のある人が読むためのものから、人をつなぎ思いを共有できるものにする」、私の愛用するユニバーサル絵本の定義もこのS編集長の言葉です。また一つ、この模型も「人をつなぎ思いを共有できるもの」にきっとなります。皆様の応援をよろしくお願い致します。

きれいなプリントはこちらから↓
https://www.townnews.co.jp/0503/2022/08/05/636810.html

8月27日(土)、「さわる」を考えるユニリーフ講座「触覚で遊んでみよう」のご案内もあわせてどうぞ →

 

 

 

 

 

 

【建長寺”さわる”模型】夢が現実になる軌跡がここに

HPにブロンズ模型のプロジェクトページが出来ました!

何せ日本ではほとんど目にしないブロンズ模型です。趣旨や内容、進捗など一目で分かるページがあったらいいなぁ・・とずっと思ってきました。このほどようやく完成!

ユニリーフのHPを開けていただくと、右中ほどにポルトガル、ベレンの塔の写真が。これこそがことの発端、夢の始まり!「えーこれ絶対日本にも欲しい!」と一人大興奮、大感激した写真です(何故この時1枚しか撮らなかったんだろう・・涙)。2014年のこと。

そして、そこをクリックしてみてください~中はこんな感じ。「趣意書」「ご寄付について」「新着情報」と3つに分かれています。

ブロンズ模型の全ての情報がこちらに!「これは何だろう?」と思ったらすぐ見ていただけるように・・

そして、将来どこかでまた作ろうという方が現れるかもしれませんよね。まだ見ぬあなたのお役に立てるように・・

8年越しの夢が、現実のものになっていく軌跡です。全記録がここに!どうぞお見知りおきください。

 

【建長寺”さわる”模型】チラシが出来ました!

 

 

 

 

 

 

 

プロジェクトのチラシができました!

観光地で、目が見えないと一人だけ文化財が何もわからないこと、こうすれば皆と一緒に楽しめること、同じ模型を囲むことで会話が生まれ、互いに興味を持つきっかけになること、場を分かち合い、互いの発見を分かち合えるように・・

「共に生きる社会の具体的な1歩」です!調べれば調べるほど、知れば知るほど、すごくいい!実現したい思いが強くなります!このチラシが、そんな思いを多くの方に運んでくれますように・・これをきっかけに、皆一緒がいいと思う人の輪が広がりますように・・

熱い思いを託して配ります。皆様のお近くでも、置いてくださるところがあったらお知らせください。「鎌倉から全国へ」、脈々と継がれてきた地元の誇り=日本の誇りを、目が見えないから共有できなくても仕方ないの・・?いいえ、同じように知ってほしいです!

皆様のご支援をどうぞよろしくお願い致します。