建長寺”さわる”模型プロジェクト
絵本とブロンズと ~ テレビ神奈川ニュースにて
「誰もが読める絵本📚
目が不自由な人のために活動する女性の新たな挑戦とは」(テレビ神奈川 NewsLink、9月2日21:30~放送)
特集は、ユニバーサル絵本の紹介から始まりました。いつもの見慣れた透明シートも点字タイプライターも、プロのカメラマンにあって魅力を引き出していただきとても美しかったです。
さらに、東北の2年生Nちゃんが近所のお友だちと、一緒に読めた!奇跡が起きた!と喜んだエピソードも紹介されました。奇跡ではなく日常の一コマになってほしい・・との言葉も添えて。
ポルトガルで初めて見たブロンズ模型が映った後、カメラは建長寺様へ。改めて画面で見る仏殿はとても荘厳で神々しく、ここが舞台とは、と身が引き締まります。
いつもお優しく要所を締めてくださる御僧侶ですが、そのお言葉に自分が目の障害だけでいっぱいになっていることにハッとさせられました。
ドキドキでしたが、無事に終わってよかった~下記YouTubeからご覧になれます。よろしければどうぞご覧ください(画像は放送中の番組よりお借りしました)。
【建長寺”さわる”模型】鎌倉版で思ったこと
タウンニュースも鎌倉版になると、逗子・葉山版とは異なり、建長寺様のトピックとして扱われています(2022年8月19日号)。
文化財への多様なアプローチという視点に重点が置かれているのも鎌倉ならでは。全盲の娘との京都旅行でのエピソード(世界遺産を前にしながら「眠くなる」発言・・!)も、観光の一側面として紹介されました。
プロジェクトを始めたおかげで、最近知るようになったこと。
(1)触れる模型や仏画など、各地にこんなのあったよ~とお知らせいただくようになった。ただ、情報がほとんどなかったり、一工夫でもっと楽しめそうだったりと、もったいない感も多い。こういう情報を集めてまとめたり、ちょっと提案させていただいたりしても面白いかも・・
(2)観光地どこを訪れても触れるものは本当に少ない、ということ。たとえ世界遺産でも、一緒に歩くだけでは「眠くなる」人がいることを、家族でさえも全くわかっていなかった・・
せっかくこのような機会をいただき、多くの方に広める活動をしているのですから、こんな副産物も全て、可能な限り活かしたいものです。ああ、やることがいっぱい~、頑張らないと!!
【建長寺”さわる”模型】わっ!これは何?彦根城にて
えーーーこれは何~!?
彦根城に行った友人から送られてきた画像。材質もブロンズらしい。えっ、屋外模型、こんなところにあったの??
いろいろ聞いてみると、模型はなんと郵便ポストの上に!?ブロンズならかなり重いはずだけど・・大丈夫?ポストだから高さもあり、どうやら「触る」ためのものではなさそうです。設置場所も城内の入り口、まだ本物のお城は見えないところなのだとか・・
えー、それでは何のために??誰が作ったの??そんなに安いものではないですよ。せっかくこんな目につく場所に、触れるほどにきれいに保たれながら・・届かないなんて、ああ、残念過ぎる(涙)
その上、検索してもなかなか出てこないから、あまり宣伝もされていない様子。心ザワザワ、謎は深まるばかりでした。
そして、ようやく判明したのは、
「彦根城築城390年にちなみ設置 平成10年6月」
名称:彦根城ポスト
連絡先:日本郵便株式会社 彦根郵便局
そうだったんだ・・謎は解けたが何とも惜しい!一方に知りたい人触りたい人がいて、一方に作ってくださる方があるのに・・お互い、ひとえに“情報”ですね、学びがありました。
建長寺”さわる”模型が出来た暁には、各地でたたずんでいるこんな模型たちも、改めて脚光を浴びるようになるかもしれない・・だって、踏み台一つでユニバーサルになれそうですから!?
(右写真: 2020年2月22日、yu-runki様撮影。
https://yu-runki.hatenablog.jp/entry/202003012100)
【建長寺”さわる”模型】タウンニュースの記事がわかりやすい!
タウンニュースのトップに、ブロンズ模型のプロジェクトが掲載されました(2022年8月5日号、逗子・葉山版)。とても分かりやすいので、是非ご覧ください。
ユニバーサル絵本の活動に始まり、触る図がある喜びや住んでいる世界の広がり、そして今回のブロンズ模型の意義やユニバーサルとしての長期の効果にも触れています。
過去にも絵本のことを書いてくださり、背景を知るS編集長ならではの切り口で、初めちょっと意外な感じがしたほど。「人に伝える」ということを今回も教えていただきました。
「点字を視覚障害のある人が読むためのものから、人をつなぎ思いを共有できるものにする」、私の愛用するユニバーサル絵本の定義もこのS編集長の言葉です。また一つ、この模型も「人をつなぎ思いを共有できるもの」にきっとなります。皆様の応援をよろしくお願い致します。
きれいなプリントはこちらから↓
https://www.townnews.co.jp/0503/2022/08/05/636810.html

8月27日(土)、「さわる」を考えるユニリーフ講座「触覚で遊んでみよう」のご案内もあわせてどうぞ →
【建長寺”さわる”模型】夢が現実になる軌跡がここに
HPにブロンズ模型のプロジェクトページが出来ました!
何せ日本ではほとんど目にしないブロンズ模型です。趣旨や内容、進捗など一目で分かるページがあったらいいなぁ・・とずっと思ってきました。このほどようやく完成!
ユニリーフのHPを開けていただくと、右中ほどにポルトガル、ベレンの塔の写真が。これこそがことの発端、夢の始まり!「えーこれ絶対日本にも欲しい!」と一人大興奮、大感激した写真です(何故この時1枚しか撮らなかったんだろう・・涙)。2014年のこと。
そして、そこをクリックしてみてください~中はこんな感じ。「趣意書」「ご寄付について」「新着情報」と3つに分かれています。
ブロンズ模型の全ての情報がこちらに!「これは何だろう?」と思ったらすぐ見ていただけるように・・
そして、将来どこかでまた作ろうという方が現れるかもしれませんよね。まだ見ぬあなたのお役に立てるように・・
8年越しの夢が、現実のものになっていく軌跡です。全記録がここに!どうぞお見知りおきください。









