【建長寺”さわる”模型】高精度先端技術+「さわる」ということ

「一気に現実味を帯びてきたね!」

最新の3D技術と組み合わせると、どこまでも精密な鋳造ができる、ということが分かってきました。髪の毛の先に乗るほどのものまでできてしまうそう。

私たちが伝えたいとこだわってきた、寺社建築の醍醐味=屋根を支える華麗な桝組層がいよいよ再現出来る・・!

今回は大学研究室の極めて精度の高いデータがあるため、扉を開き、内部を再現し、そこに手を入れることまで可能です。最新の技術のスゴさには圧倒されます!が、そうなると今度は、どこまで作るのがいいの?という話に。

精巧を極めれば、視覚的な美しさは際立ちます。でも触覚的にはどうか・・?今回の模型の目的はあくまでも触るため、誰もが触って楽しむことが趣旨です。

あんまり細かいと壊れそうで怖くて触れない、では意味がない。実際折れたり、破損、紛失したり、ということもあり得るし。

その辺りをまとめたガイドラインは、今後のために絶対必要!「触るための模型」という当初の趣旨や、こうした議論の過程がしっかりと引き継がれないといけない・・検討課題が多いだけに、その重要性を皆がヒシヒシと感じています。

引き続き、金属出力の3Dを試行錯誤しつつ、ガイドラインも作成、広く知っていただきご支援を仰ぐ努力ももちろん大事。年内完成を目指し、まずは今日の1日、ガンバロー。

 

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