『みんなのねがい』2026年1月号に、絵本と模型の紹介をさせていただいたのは先にお話したとおりです(https://unileaf.org/13360)。
この度、読者の皆様からたくさんの感想が寄せられましたので、許可を得てここに掲載します。とても丁寧に書いてくださっていて、こんなふうに思ってくださる方がいるんだ・・という驚きと感謝、大きな励ましをいただきます。心より御礼申し上げます。
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▪ すてきなとりくみですね。クラウドファンディングやお寺の協力など、夢が現実になっていく様子に力が湧きました。共に生きる社会の実現に向けて、こうした善意のとりくみが国や自治体の施策を動かしていく力になることを期待します。
▪ YouTubeで鎌倉建長寺での模型除幕式を見ました。大下さんの娘さんが模型のお寺の屋根をふれながら「とても美しい形ですね…」など感想を話されたのが印象的でした。視覚に障害がなくても、見落としがちな視点はたくさんあって五感で鑑賞することの豊かさを知りました。すべての人が共に鑑賞できる環境づくりは、すべての人が手をつなぎあって文化遺産の魅力を引き出し、守り続けていく力になるのですね。
▪ ミニチュア模型作成の発想はすばらしいですが、クラウドファンディングへの協力者、ミニチュア作成への協力企業、「お寺を挙げて応援」する仏教関係者。すべてがすばらしいの一言です。ねがいが叶ってよかったですね。
▪ 「透明点字シート付絵本」や「歴史的建造物模型」、触ることで見ることを楽しむということ、なるほどと思いました。見える人でも、さわることで、見るだけでは気づかなかった部分に気づけたりするのではないかとも思いました。こういう発想が、文化を豊かにしてくれるように思います。鎌倉五山第一位建長寺のみなさん(宗務総長の方をはじめ)も、大下さんのお話を受けて英断をされたこと、もっと多くの文化財や建造施設で広がればいいなあと思いました。
▪ 「善意」の凝縮、まだまだ日本人もすてたもんじゃないですね。
▪ 歴史的建造物のミニチュアを製作して、視覚に障害のある方が楽しめるように」というすばらしい企画、ポルトガルのとりくみから輸入したアイデアなんですね。まったく知りませんでした。日本の古いお寺やお城も、もっとたくさん製作されるといいですね。
▪ 娘さんに健常児と同じような経験をさせるために、点字シート貼りの絵本を1000冊以上作られ、建長寺のミニチュアの作成を許可してもらい、クラウドファンディングで市民の方とつながっていかれたことがすごいな!と思いました。ぜひどんどんその輪を広げて未来につなげてほしいです。
▪ 「さわってわかる!さわって楽しめる」ってとても大切なことですよね。絵本の再製本、とても手のかかることだと思いますが、それが大下さんの最初の1冊から始まって広がっていったこと、すばらしいです。
▪ 大下さんの行動力に感心します。「透明点字シート付絵本」も「歴史的建造物模型」も日本に初めて導入され、それが広がり、周りの人々の理解と共感、そして協力の輪をつくってこられた。それをごく自然体でやってこられた姿勢、見習いたいと思います。
▪ さわる絵本はいろいろ出ているけれど、まだまだ知ってほしい絵本はあります。1000冊…すごいなあ。さわってわかる建造物模型も、どうすれば一緒に楽しめるか? を一緒に追求していくことが楽しいですね。
▪ 障がいのことは、誰でもはじめは知らないことだらけだから怖い。でも勇気を出して一緒に過ごしてみてほしい。そして慣れていってほしい。それが共に生きる社会をつくっていくのだと思うのですが。お母さんが娘を思い、UD絵本を作り始めたことや、世界遺産の塔を、ミニチュア模型でさわってわかることに大感激し、作ろうと運動を始めた母のエネルギーはすごいなと思いました。
▪ 「同じものを同じ環境でわかち合う」ということでUD絵本をご自分で作りながらとりくんでこられた大下さん。その熱意に敬服です。エネルギーの源は、目のがんを患った娘さんにも見える子どもたちと同じものを楽しませたいという強い思いでしょう。
札幌に「ふきのとう子ども図書館」という子ども向けの私設図書館があります。北海道支部の二通諭さんも今年から理事を務めておられますが、障害の有無を問わず楽しめる「布の本」「拡大写本」など手作りのバリアフリー図書があり、あらゆる子どもたちに親しまれています。はじまりは故小林静江さんが病気で亡くなった娘さんの夢だった障害のある子どもたちの読書スペースを自宅に開いたことからということです。
こうしたとりくみがはじまるきっかけは、ひとりの人の熱い思いやねがいにあるとあらためて感じています。









