「ともに生きる世界を描く~児童書がひらくインクルーシブな未来」講演会

情熱が違う、人への愛が違う、リスペクトが違う・・!児童書における多様性とインクルージョン推進の専門家から、イギリスの実践についてお話を伺いました。

「多様性は社会の自然な一部である」。私たちは(絵本を通じて)「子どもの世界の見方を作っている」。「すべての子どもが物語や絵の中に自然に自分自身の姿を見出せるような本」こそがインクルーシブな本であり、従来の「哀れみ」や「恐れ」ではなく、「本物の情報」を通じて共感できる描き方にしようと当事者運営委員会を組織、制作者が描写を相談できる「つなぐサービス」を設立、「障害のある人の描かれ方」の公的な分析研究プロジェクトも行っていると。

このパッション、18年前イギリスがモデルの透明点字シート付ユニバーサルデザイン絵本を始める際、彼の地のサービスを調べたときにも感じたな・・と思い出しました。しかもそれが公的なプロジェクトであるとは、イギリスはさらにさらに進んでいました。

障害当事者はそんなふうには感じていないという健常者との認識ギャップの話では、何度もうなづき深く深く共感しました。そんなことまでわかってくれるんだ・・一方で、家族でもないのにどうしてここまで出来るのだろう?

それはきっと、この言葉が全てなのでしょう。「私のとってインクルージョンとは、私たちが同じ人間であるということを認め、その気づきを行動につなげていくことです。もし障害を『その人の中にあるもの』と捉えてしまうと、その人は、多数派とは”異なる存在”とされ、私たちは、本来共有しているはずの人間性を見失ってしまうのです」(Kathy Cologon)。信念を持って理想に向かい何ができるか常に考え、「行動につなげ」深めていく姿には胸が熱くなり、とても力をいただきました。

この日もう一つ楽しみにしていたのは、これらの本の作者さんが対談者として登壇されていたこと。「盲」とは長い付き合いながら、とても新鮮に多々教えてもらった本。”さわる”ということを探求された著書もあり、一度お話伺ってみたい、ヒントをいただきたい、と思っていた憧れの大学の先生。

帰られるところををお待ちして、これまでのことや模型のチラシも見ていただき、是非一度建長寺にいらしてください、とお誘いしてしまいました!実現したらどんなに嬉しいでしょう・・来るかなぁその日、楽しみに待つことにしましょう。

 

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