KDDI様からのご寄付ご支援がケーブルTVで紹介されます!

いつもご支援いただいているKDDI株式会社南関東総支社様が御来訪、社員の皆様のボランティア活動をポイントに換算し地域に貢献される「+αプロジェクト」で、今年もご寄付をいただきました。もう5年目になります。

この日は、新しい管理部長様に絵本の説明と、KDDI様からこれまでいただいたご支援についてお話ししました。

その後、多大なご指導ご支援をいただいて実現したプリンターで点字を打ち出してお見せし、これまでの手動タイプライターも体験していただきました。戸惑いなくスラスラ打たれていらしてビックリ!「どうぞ、見えない子どもたちに普通の絵本を届けてあげてください」と何よりの温かいメッセージをいただきました。

絵本の紹介も含め、この日の様子はケーブルTVで放映されます(3分程度)。

◆7月4日(火)18:50~、J:COM「デイリーニュース」(葉山/横須賀/三浦)

なお、エリア外の方は、「ど・ろーかる」という地域情報アプリで、放映後1週間ほどは見れるそうです(インストール無料)。是非お試しください。

http://www2.myjcom.jp/special/dolocal/index.shtml?cid=my_dolocal-004

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逗子高校ワークショップ ユニバーサル絵本作り 初日

1月15日、毎年恒例、逗子高校総合学習「地域連携活動ワークショップ」(全2回)が開催されました。地域の講師が行うカルチャーセンター顔負けの魅力的なメニューが14講座も!ムービー作り、写真、造形ワークショップ、トレイルラン、ヒップホップ・・そしてユニバーサル絵本作り。

まずはなぜこういう絵本だといいの?という投げかけに始まり、続いて点字の仕組み解説~点字盤で書くところまで一気にみっちり。今年は少なめだったのでゆっくり見回ることができ、そのせいか皆とても優秀!混乱している人や、難しい~!という感想を述べる人もほとんどおらず(これはスゴイ!)、かなりの人がなんと本番の下打ちまで進みました。

来週はいよいよ本番、シートに打ちます。この調子だとスイスイ行きそう・・楽しみですね。点字を読んでくれる子どもたちに思いを馳せ、偉大なる人類の発明の一端に触れる・・みんなの心に何かが響く授業になりますように~~

 

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全盲大学生海外初一人旅、コスタリカ環境保護ボランティア紀行 その5

度々私事で大変恐縮ですが、全盲娘の海外初一人旅、コスタリカ環境保護ボランティア紀行、『点字ジャーナル』連載の第5回です。よろしければどうぞ読んでやってください。

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★20歳の春、忘れられない3週間 in コスタリカ★
(5)蝶を追って

コウモリ、吠え猿と並ぶ、バラオンダ国立公園の名物は蝶だ。青く美しいモルフォをはじめ数種類が生息しており、調査のためにみんなで手作りした罠をしかけに行ったことが忘れられない。
罠作りをするのは、公園で働く人々の憩いの場であるキッチンだ。四方に壁がないので、周りの木々から生き物が葉っぱを食べているような音がひっきりなしに聞こえ、羽音が聞き取れるほど近距離を小鳥が飛んでいく。食卓の50㎝横をイグアナが歩いていたりもする。雄大ではなく濃密という形容がふさわしい、臨場感のあるこの公園の自然とひとつながりになった空間だ。3月、乾季の太陽にジリジリと焼かれつつ、パイナップルやコーヒー、ジュースのように甘いお茶に舌鼓を打ちながら手を動かした。
ターゲットである蝶の大きさに比して、罠は大掛かりなものだった。目の細かい大きな網を、長さ1m、直径40㎝ほどの筒状に縫い合わせて作る。筒の底にあたる部分には、4本の短いひもでプラスチックのお皿をつるす。半分発酵させたパイナップルを置いて、蝶をおびきよせるためのものだ。お皿が傾かないようひもの長さを均等にするのが意外に難しかったが、要領をつかんでくると私はすっかり気をよくし、「将来、罠作り職人としてここで働かせてくれる?」と、スタッフ達にちょっぴり本気で聞いたりした。
罠をしかけるのは、鬱蒼とした森の中。地上6m、4m、2mのいずれかの枝を選んで、筒のてっぺんをくくりつける。巻尺代わりに罠の底からたらしてあるそれぞれの長さのひもが、たるまずに地面に届いていればOKだ。種類によって飛ぶ高さが異なるので、捕える種類に偏りが出ないよう、高さを変えるのだという。蝶は上に向かって飛ぶ習性があるので、いったん網の下に入ると後戻りできないという話も面白かった。そんな蝶の生態を熟知し、調査を仕切っていたスタッフは、「本を読んで自分で勉強した。学校で勉強したことと何を仕事にするかは別さ、そうだろう?」とさわやかなプロ意識をにじませていた。私が罠職人として公園で働く日はまだまだ遠そうだ。
日の出前に起きて罠を見回りに行ったとき、森で不思議な木を見つけた。長さ5、6cmほどの平たい半円状のサヤがたくさん実っている。サヤの外側の円周に種が入ってぼこぼことふくらみ、格闘技をやってうっ血した耳のようだ。コスタリカの先住民も同じことを考えたらしく、この木は彼らの言葉で耳を意味するグアナカステという名で呼ばれていた。私が2本のサヤを自分の耳にさして写真に納まらずにいられなかった気持ちは、分かってもらえると思う。ちなみにグアナカステツリーはコスタリカの国の木であり、種は手工芸品にも使われていて、ガイドのロリにもらったネックレスは私の宝物だ。
見回りに行く私たちに、キッチンのおばちゃんが持たせてくれた朝ごはんのことも思い出す。直径25㎝ほどのタッパーに、コスタリカでほぼ毎食食べられている豆ごはんがどっさり。その上にはカリッと焼いた甘いバナナや、卵、とうもろこしのトルティージャなどが無造作に乗っている。そのタッパーと丸のままのリンゴを、むき出しのフォークと共にリュックに放り込み、いざ森へ。日本のかわいいお弁当箱やアルミカップ、星型ニンジンやらタコさんウィンナーやらがいかに特異なものか、改めて思い知った。次第に目覚めていく森の中で、見晴らし台に座って食べた朝ごはんは、格別の味だった。
このおばちゃんは、みんなの食事を作るために週末もキッチンにいたので、ゆるゆると過ぎる休日の昼下がり、私はよく彼女や中学生になる彼女の娘、親子の近所の友人たちと過ごしていた。スペイン語しか話さない彼らとの時間は、自分の語学力を試すチャンスであり、言葉が満足に通じなくても人はこんなに仲良くなれるという証左でもあった。私たちは互いの国や学校、恋愛の話で盛り上がった。私が日本語や点字を教えると、おばちゃんはなぜかスペイン語の指文字を教えてくれた。肩もみや腕相撲をし、音楽を聴いているときは、言葉はいらなかった。すっかりくつろいだ私は、地球の裏側に来ていることをうっかり忘れるほどだった。
蝶の調査と、そこに連なる思い出をたどると、ほおが緩むのを抑えられない。帰国して9か月が経っても、あの3週間の出来事をこれほど鮮やかに思い出せるとは、なんと幸せなことだろう。(次号、最終回へ続く)

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新着絵本のお知らせ 2017年製作300冊超!

本年最終、新着絵本のお知らせです。上写真、左上から、

1.しろくまちゃん パンかいに
2.のげしとおひさま
3.おひさま ぽかぽか
4.かえるとカレーライス
5.いしゃがよい
6.もしもし おでんわ
7.おさじさん
8.くれよんのくろくん
9.くろくんとふしぎなともだち
10.くろくんとなぞのおばけ
11.わんわん なくのはだあれ
12.あいうえおばけだぞ
13.りすのかぞえうた
14.もじゃ もじゃ
15.Who Lives Here?
16.Under the Sky
17.Round and Round the Seasons Go

下写真、左上から、
18.つぐみのひげの王さま
19.いっしょにいたら たのしいね
20.落語絵本 ひとめあがり
21.落語絵本 みょうがやど
22.落語絵本 めぐろのさんま
23.へびのクリクター
24.マリールイズ いえでする
25.よかったね ネッドくん / Fortunately
26.海をかっとばせ
27.はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー
28.はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー
29.しんかんせんで おいかけろ!
30.うちにかえったガラゴ
31.はがぬけたよ
32.にぎりめしごろごろ
33.のろまなローラー

数えてビックリ!! 本年はなんと312冊も作りました!蔵書だけでも244冊(月20冊!!、わぉ~)+全国盲学校に送付した60数冊。昨年の2倍、一昨年の何と4倍です!オムロン様からご寄付いただいた落語絵本シリーズも、年内にまさかの全13冊が完成しました!

なんと言っても機械の威力が大きいですがさらに、ゆめコープ様のご支援で絵本を一括購入し見通しを立てられたこと、作業会で皆がシートをどんどん切ってくれたこと、優秀な点訳者Iさんのエネルギッシュな働き、フィルム仕上げの熟練度もアップし・・2年前には1000冊プロジェクトなんて夢のまた夢、と思っていましたが、すでに800冊を超え、視野に入ってきました~!

1人は、1日はほんの少しでも、続けているといつしか大きな力になることを学んだ1年でした。関わってくださったすべての皆様、本当に有難うございました!来年もどうぞよろしくお願い致します。

 

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ニッセイ財団様の交流誌で紹介されました

ニッセイ財団様の「児童・少年の健全育成助成」等で、今年度助成された団体の写真や活動状況を紹介する交流誌「元気っこFORUM」で、ユニリーフの活動が紹介されました。

ニッセイ財団様は1979年設立以来、実に全国1万4千の団体に助成された由緒ある財団でいらっしゃいますが、今年度の全国279団体中、特に大きく紙面を割いて紹介された6団体の一つに選んでいただきました。

既製品のように美しく、原本のように薄く、リング穴で絵を損なうことのない製本でユニバーサル絵本がグレードアップ!それを可能にした新しい製本機購入に、高額のご支援をくださったニッセイ財団様に、この場を借りて改めて御礼申し上げます。関係団体の皆様にも絵本を知っていただけ光栄です。絵本の裏表紙に「製本機寄贈ニッセイ財団様」のシールを見つけたら、是非思い出してくださいね。

 

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利用者さんからのお便り 12月

今月も沢山のお便りが届いています。まずは新規貸し出しの方からご紹介します。

◆三重県の盲学校3年生、H奈ちゃん。本って偉大ですね、よかった~!

自分で読める文字が少ないため、今まで点字のついた本を、ほとんど触ったことがなかったのですが、思った以上に興味を持っていました。今回貸していただいた中では、「あいうえおうた」が、とても楽しかったようです。自分で読める点字があり、文章のリズムもおもしろく、笑いながら読んでいました。

◆兵庫の3年生Y香ちゃん、いつも姉妹で笑えるエピソードが・・

姉は”あらしのよるに”にはまり、妹は”こんとあき”を読んで夜寝るときのぬいぐるみが増えました。そして、姉妹そろって長年愛用しているうす汚れたぬいぐるみと一緒にお風呂に入るそうです。最近ピザを食べた時、”We have a pizza~♪”と歌っており、娘達に音が残っているのだなと感じました。
本好きになってくれた事はとてもうれしいのですが、(中略)首が痛くなったり、宿題がおろそかになったり・・。バランスが難しいこのごろです。

 

◆東京の1年生F真くんは点字のお便り!ママからもユニバーサルへの喜びが。

今回も5冊ともとても気に入って、何度も何度も読んでいました。うんてんしの本は話が長く、点字を追うのに精いっぱいになってしまうため、私に読んでと言ってきました。またうんてんしの本は双子の弟もとても気に入っていました。障害があってもなくても親しめるというのを改めて実感しました。(中略)ユニリーフさんに出会えたこと、本当に感謝しています。

 

◆東京の盲学校2年生T太クンは、知りたいことがいっぱい。「弟が1年生になったら点字を習うのか」と尋ねてきました。ベストアンサーはママの穏やかな笑顔かな・・今、質問攻めだそう、答えのありそうな本送りますね~

◆東京の2才児Y斗くんはかわいい盛り、公園で一人で歩き回るようになりました。

最近は、本を読み終えた後「おしまい」と言うと、手を叩いて「おしまい」とするようになりました。


◆都内の盲学校3年生K介クンは点字のお便り、ご覧ください。

◆東京の1年生K次郎クンは妖怪好き、うちもそうでしたね~

くるまのお話などは、自分で絵を見たりしています。作品中に小さな犬がいたりすると、この話を書いた人は車も好きだけど、犬も好きなのかなと小さい犬を見つけては喜んでおります。お化けやようかい以外だと、動物や小人も好きです。字数の少ないものも一つ位入っていると自分で読みたい気持ちも育ちますかね。

 

◆福岡5年生T雄クンは「ものぐさトミー」と「やまなしもぎ」がおもしろかったと。お母様からのご感想もあり、読書会みたいで楽しそうですね~

トミーはとてもめんどくさくて、なんでも自動でやってくれるからとてもうらやましいと思いました。歯みがきなどもすべてやっていて、歯医者さんにあるようなものがうらやましいと思いました。(「やまなしもぎ」は点字からどうぞ。)

◆神奈川の年中さんY子ちゃん、おかげさまで点字もほぼ読めるようになり、楽しく本を読めるようになりました。スゴイですね~今度は長めの本もリクエスト。

 

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皆様から寄せられたお便りは、ご本人が特定されないような配慮のもとに、当HP、FBに掲載させていただくことがあります。掲載は困るという方は、事前にご連絡くださいますよう、よろしくお願い致します。

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木曜定例作業会@逗子 12月

12月21日、本年最後の定例作業会をしました。久しぶりの方、横浜から参加してくださった方・・初めから違和感なく、テンポの良い会話が飛び交いました。

さらにさらに、応援メンバーになるよと言ってくださった方がこんなに!HPに突然入会ご希望をくださった方もあり、こんなことが起こるなんて・・(涙涙)本当に有難うございます!

今年度のトリは、今や作業の大黒柱、オールマイティTさんのご感想です。

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いつも楽しく作業会に参加させていただいております。作業会に参加するようになって1年経ちました。地道な作業が多いですが、1冊の点字絵本を作るまでには、たくさんの人の手が少しずつかかって出来ていることを、この作業会でいつも感じます。
こうやって私が続けられたのも、大下さんや作業会に参加している皆さんの温かい人柄に惹きつけられているからだと思っています。
少しずつでも、このような輪が広がっていくといいなと思っています。

 

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パルシステムグループ助成金合同報告・交流会

12月18日、パルシステムグループ様の助成金2017年度合同報告・交流会が、東京市ヶ谷で開催され、神奈川ゆめコープの事例として、ユニリーフの活動を発表させていただきました。1都10県合同のこのような会は初めてだそうで、光栄な限りです。

初めてのパワーポイントを美しくまとめてくださったT先生、準備段階からお心遣いいっぱいご尽力くださった神奈川ゆめコープのU様には大変お世話になりました。発表後、U様が寄せてくださったご感想には、感謝の思いを新たにしました。

大下さんの報告を、多くの人が関心をもって聞かれているのが、感じられました。その後の名刺交換会でもひっきりなしに、お声をかけられてお疲れになったかと思います。今回の報告会がユニリーフさんの活動の広がりにつながればいいなと、思っています。

ユニリーフから同行したOさんの感想です。

世の中には様々な市民活動をボランティアでされている方がたくさんいるということを改めて知りました。行政の網の目からこぼれおちてしまった人々に同じ市民としての目線から助けの手を差し伸べようとしている動きがあることに救われる思いです。震災へのボランティア活動もその時だけでなく、継続することこそが大事であることを再確認させられました。自分たちの活動も長く続けていきたいと思います。

 

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伊藤忠記念財団様の助成がいただけることになりました!

来年度の絵本製作費用を工面すべく、「伊藤忠記念財団子ども読書活動費助成」に申請を出していましたが、このほど助成決定の通知をいただきました!

今回は、絵本原本100冊と透明シート等材料費のみならず、オリジナル郵送袋制作費や、すでに入りきらない本の継ぎ足し書架費用も申請させていただいています。これで安心してみんなの好きな絵本を買うことができますね~!今がチャンスですよ~、リクエストしてくださいね~♪

審査時には大下宅まで足を運ばれ、熱心に活動状況を聞かれると同時に多くの有用な情報も授けてくださいました。こうしてユニリーフを助成先に選んでくださった伊藤忠記念財団様に、この場を借りて心より御礼申し上げます。

 

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全盲大学生海外初一人旅、コスタリカ環境保護ボランティア紀行 その4

度々私事で大変恐縮ですが、全盲娘の海外初一人旅、コスタリカ環境保護ボランティア紀行、『点字ジャーナル』連載の第4回です。よろしければどうぞ読んでやってください。
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★20歳の春、忘れられない3週間 in コスタリカ★
 (4)コスタリカで考えたバリアフリー
 
コスタリカはとてもバリアフリーの進んだ国だ。
そう聞いて、皆さんは驚くだろうか。え、点字ブロックや音声信号があるっていうの?音声で操作できるATMや券売機も?
まさか。コスタリカは「途上国」でしょ?と。
答えはもちろんノーだ。点字ブロックどころか、道は段差と穴だらけ、舗装されていないこともしょっちゅうだ。券売機を探そうにも、大きな街以外に電車はない。車の窓から操作できるよう道路脇に設置されたATMは、日本ではお目にかかれないので面白かったが、音声案内とは縁がなさそうだ。
しかし、前回の記事に書いたように、モンテ・ベルデで巨大ロープアスレチックをしたとき、ガイドの人たちは声を掛け合いながらコースに沿って私を案内し、一つ一つアスレチックの説明をし、「楽しんで」と送り出してくれた。私はすっかり感動してしまった。日本で前に同じような施設を訪れ、危険だからと入場を断られたことがあったからだ。まさか日本でできなかったことがコスタリカでできるとは思いもしなかった。
ここに、点字ブロックや音声案内の代わりにこの国にあるもの、始終私の心を和ませてくれていたものが凝縮されているように思う。すなわち、人々の何事もむやみに心配し過ぎないポジティブさ。そして時間に縛られないのんびり精神だ。
私と歩くことに関しても、公園のみんなはさほど緊張していないようだった。ガイドのロリは、私を手引きして山道を歩きながら、「気をつけて。まあ転んだってたいしたことはないけどね、ちょっと痛いだけで」と笑顔で言ってのけた。極め付きは、私が段差につまずいてたたらを踏んだときに、私と歩いていたスタッフが口にした台詞だ。「アッ、ダンスしてる~」。家族や幼馴染みならともかく、一応仕事で私の命を預かっている彼がそんなことを言うなんて、本当に愉快な驚きだった。
そう、私がつまずいたり転んだりするのはショッキングなことではない。むしろ周囲の状況を知る手がかりになる。日本で道案内をしてもらうと、「歩く速さはこれでいいですか?」、「慣れてなくてすみません」などと言われ、それ以外の話ができないときがある。思いやりは本当に嬉しいが、少しくらいつまずいたって転んだって構わないから、せっかく出会った人ともっともっとおしゃべりしたいというのが私の本音だ。
また、コスタリカで言われて嬉しかった言葉の一つに、「テイク・ユア・タイム(急がなくていいよ)」がある。ありふれた声かけだが、あそこで聞くと本当に「ああ、急ぐ必要ないんだ」とほっとする。たぶん誰も急いでいないからだ。そして初めて、「急ぐこと」がどれだけエネルギーを要するのかに気づいた。パソコンやケイタイの読み上げ機能を超高速にして聞き、試験問題を時間内に解き終わるために試行錯誤するのを当たり前だと思っていたが、もし社会全体が「早くやること」に価値を置かなくなったとしたら、私は、いや誰もが、そのために使っていたエネルギーを他のことに差し向けられるのではないだろうか。
この違いは、先に書いたようにハード面が整っていないからこそ生まれるのかもしれない。物が上手く動かなければ、むやみに心配しても仕方ないし、時間がかかるのは当たり前、そして助け合いが不可欠だ。インフラや機器が整っていると、私は少し大変でも自分でやるべきか、助けを求めるべきか迷ったりするが、整っていないのであれば、迷わず助けを求められる。そして、自動販売機の代わりに人がスタンドで飲み物を売り、運賃箱の代わりに運転手自らバスを降りてお金を受け取ってくれる環境では、助けを求める機会はいくらでもあるのである。
ちなみにコスタリカは、ハード面のバリアフリーにも力を入れている。バスの中には優先席があったし、ハイキングコースの看板には点字とおぼしきものがついていた。特に、コインに点字がついていたのには驚いた。ただ、そういった点字は読むには大き過ぎたり小さ過ぎたりして、あくまでおしゃれなデザインの域を出ていない。
この国の強みは、だから最新機器よりももっとずっと頼りになる、人々の自然さ、大らかさ。世界中どこにでもあるはずの、でも時々表に出にくくなっているもの。そういう意味では、コスタリカはバリアフリーが進んでいるのではなく、まだバリアが生まれていないと言うべきかもしれない。(次号に続く)

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よろしければ、どうぞあなたもメンバーに!

ユニバーサル絵本っていいよね、みんな一緒ってだいじだよね・・ということで、ユニリーフ応援するよ~!という方、是非応援メンバーになってくださいませんか?

先日嬉しいことに、作業に参加してくださる方々が一度に4名も!応援メンバーになってくださいました。様々な世代・地域の人が、この気持ちでつながる新しい輪、皆で考え心地よく作っていく輪です。

小さな入会申込書には冒頭に「共に生きる社会の実現に貢献するという会の理念に賛同し、応援します!私は、_____ をしたいと思います。」と、できること一緒にやりましょう~という思いを込めてあります。もちろん「応援」の気持ちも大事な貢献です。

年会費1,200円です。年間を通じて活動に関わってくださった方には、年度末に活動奨励金(1,000円)をお渡しします。素敵な人との出会い、請け負いますよ~!よろしければ、どうぞあなたもメンバーに!

 

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