情熱が違う!人への愛が違う!リスペクトが違う!児童書における多様性とインクルージョン推進の専門家アレックス・ストリックさんから、イギリスの実践についてお話を伺いました。
(障害を含め)「多様性は社会の自然な一部である」。私たちは(絵本を通じて)「子どもの世界の見方を作っている」。大人の責任はここにも。
インクルーシブな本とは、「すべての子どもが物語や絵の中に自然に自分自身の姿を見出せるような本」である。「哀れみ」や「恐れ」ではなく、(当事者から)「本物の情報」を得て、彼らが共感できるような描かれ方でなければならない。そのために当事者運営委員会を組織、「つなぐサービス」を設立して作者が描写を相談できるようにし、「障害のある人の描かれ方」の公的な分析研究プロジェクトも行っている、と。
このパッション、18年前イギリスがモデルの透明点字シート付ユニバーサルデザイン絵本を始めたとき、彼の地のサービスを調べたときにも感じたような・・しかもその取組みが公的なプロジェクトであるとは、イギリスはさらにさらに進んでいました。
障害当事者はそんなふうには感じていない、という健常者との認識ギャップの話では、何度もうなづき、深く深く共感しました。そんなことまでわかってくれるんだ・・一方で、家族でもないのにどうしてここまで出来るのだろう?
それはきっと、この言葉が全てなのでしょう。「私のとってインクルージョンとは、私たちが同じ人間であるということを認め、その気づきを行動につなげていくことです。もし障害を『その人の中にあるもの』と捉えてしまうと、その人は、多数派とは”異なる存在”とされ、私たちは、本来共有しているはずの人間性を見失ってしまうのです」(Kathy Cologon)。理想に向かい信念を持って、何ができるかを常に考え、「行動につなげ」一つ一つ形にしていく姿には、胸が熱くなりました。

この日のもう一つの楽しみは、これらの本の作者さんが対談者として登壇されていたこと。「盲」とは長い付き合いながら、とても新鮮に多くを教えてもらった本。”さわる”ということを探求された著書もあり、一度お話伺ってみたい、ヒントをいただきたい、とずっと思っていた憧れの大学の先生です。
帰られるところををお待ちして、これまでのことをお話し模型のチラシも見ていただいて、是非一度建長寺にいらしてください!とお誘いしてしまいました!実現したらどんなに素晴らしいでしょう・・来るかなぁその日、楽しみに待つことにしましょう。