【建長寺”さわる”模型】三門下お話会第一回

今日の建長寺は涼しい風が吹き抜け、猛暑の中休みの感がありました。

そんな中、数ヶ月前から計画を立てていた三門下お話会がスタートしました。

紙芝居、ユニバーサル絵本(点字シート付絵本)読み聞かせ、”さわる”模型のお話、建長寺エピソードあれこれ。盛りだくさんのプログラムながら、時間配分は予定通り(^.^)

どれくらいの方が足を止めて聞いてくださるのかが気がかりでしたが、観光客の方だけでなくこのお話会の為に来てくださった方もいらして、延べ24人の観客に恵まれました♪

そして、お話会にはさほど興味がなくても、ちらしを渡してブロンズ模型の話をすると、それじゃ触らせてもらいます!と明るく答えて下さる方が何人もいらっしゃいました。

この特別な場所でお話会ができたことには大きな意味があったのだと実感しました。

  

言葉の壁があって外国人観光客の方々には十分な声掛けが出来なかったことなど色々な課題も見つかりましたが、少しずつ解決しながら長く続けていきたいと思います。
S.K.

やはり特別な場所・・

熱心にずっと聞いてくださった男性がいました。御礼を言うと、以前心の病で苦しかった時にこの三門下土曜法話に通っていらしたそうです。今は元気で介護の仕事につかれていて「感謝感謝です」。点字や読み聞かせもされていたことがあり、「今日は感動しました。楽しかった、また来ます」と笑顔を見せてくださいました。

この日は、2年半前建長寺様でのイベントでお声かけくださり、以来時々お話している病児の若いママも会いに来てくださって。

観光ばかりではない、ここはお寺。つらさを抱え助けを求めていらっしゃる方が長い年月にどれだけあったろう、と思うと厳粛な気持ちに。礼を尽くし、一生懸命やらせていただこうと願うばかりです。
R.O.

 

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教育委員会に周知のご相談に伺いました

子供たちが社会科見学などで”さわる”模型を訪れてくれたらいいなぁ、学校からお勧めいただけないかなぁ、とずっと思っていたのですが、鎌倉市教育委員会様に面談いただける機会を得ました。

「(障害のある子を)お世話する、面倒みるは違う、一緒にやるというのがいい」えっ?こんなこと言ってくださる方がいるの!?視覚障害児を実際に担当されたご経験もあるそうで、現場を知る上でのお言葉と思うと胸打たれます。

市では3校をモデル校にインクルーシブ教育推進事業を進め、共に生きること、人権意識を高める教育をする方針であると。

ユニバーサル絵本も「健常の子がこういうものを見ることに価値がある」と預かってくださり、まずは小中学校校長会で紹介する時間を設けられるようお話しくださるとのこと!

ご一緒したMさんからは、マルチメディアデイジーの活用や支援スタッフ、福祉教育等の現状を教えていただきました。

前向きなお話に終始し、こんなことはそうそうない・・と心も晴れやかに。未来を担う子供たちにこそ知ってもらいたい模型であり絵本ですから。

主事様、この度はお忙しい中、丁寧な御対応を有難うございました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

 

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選書・発送作業をしました 7月

七夕の月曜日、普段はご自宅で記録作業してくださるYさんが初参加くださいました。先月、「感謝の集い」を取材くださった東京新聞の記者さんもいらして、にぎやかに。

初回だからって豆大福や栗まんじゅうを皆に山ほど買ってきてくださった心優しいYさん、さて初めてのユニリーフの活動はどう映ったでしょうか?

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本日、活動の一端を体験させていただけて、よりユニリーフさんのことを知ることができました(emoji)

選書チーム、プロ集団でした!あれだけの蔵書を把握していらっしゃるってすごいですね。そのプロ達が選書したものを、「これ以前貸し出してますね」と却下するSさんもクールでした(good)

パーキンスという機械で、点字のお手紙を打つところを見せていただきました。その心のこもった点字の文通エピソードにも心が温かくなりました。絵本を受け取る一人一人を想い、全ての作業に心がこもっていて、まるでサンタクロース!

皆さん阿吽の呼吸でテキパキと作業をされていて、一か月に一度、気の合う仲間達と集まって作業するって、活動を続けていく上でちょうど良いペースですね。

葉山、逗子、鎌倉、横浜..等多方面から、わざわざ集まるのは、やりがいがあるからだと感じました。メンバー募集等、作業への参加は、ご案内しやすいかなと思いました。
H.Y.

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心躍るご縁・・佐助カフェさん

S様お手製しそジュース

ご縁→ご縁→ご縁、なんて嬉しい・・

絵本も模型ももっと知ってもらいたい!と投げたら、連れてきてくださったのが「佐助カフェ」さん。

ラジオ出演がご縁で知り合ったパーソナリティY子さんは今や究極のアンバサダーだし、街のお掃除仲間だというS様は実は式典にもご参加くださっていたそう。何も言わずに見守っていてくださったなんて・・と沁み入ります。そのお二人が懇意なのが、こちらのアートと読書を楽しめるカフェ、オーナーのS様が人格者だからと。

滞在2時間弱ながら、ご近所の絵本作家さんや人形劇の方、イベントの企画者とひっきりなし。ご挨拶する度絵本も見ていただいてチラシもお渡ししながら、どなたか覚えきれず申し訳なく・・

お手が空く度、オーナー自ら「フ~ン点字がついてるんだ、で終わりでは悔しい。どう見せたらよいか・・」「ある意味、人生かけてやっているんだろうから」と、初めてお会いしたとは思えない深いお言葉が次々と。YさんもS様も皆様が真剣に考えてくださるお姿に、他人のことなのに何て温かいご縁の輪の中にいるのだろうと光栄で胸がいっぱいに。

絵本は、絵本作家さんも巻き込んで何かやろう!と。それから、来週から「エコール ド カマクラ」という製作者を伏せたアート展が始まる、健常の応募者はだいたいプロで賞が欲しいとかそういう気持ちが出る、障害のある人はそういうのがなくてあくまで心の表現だからよい、十分やれると。

と言う訳で、翌日娘の小学校時代の作品をお持ちしました。視覚の障害は初めてだそうで、「バランスが良い」と浮き出し線画一点を選んでくださり展示品のお仲間に。私自身アートとは無縁で、まさかこんな大昔の図画工作が!と目が開かれる思いです。

日々活動していると壁を感じることも多い中、こんな人の輪もあるのかと、ここから新しいことが始まるかもと、ちょっとワクワク心弾む週末になりました。

「佐助カフェ」さん、お心を寄せてくださる皆様、よきご縁を本当に有難うございます。これからもどうぞよろしくお願い致します。

 

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パルシステム様でワークショップ体験

ユニリーフの「ユニバーサル絵本製作講座」と「触覚で遊ぶワークショップ」、来年度パルシステム様で光栄にも推奨講師にしていただき、7月3日、一都10県から集われた委員の皆様に少しずつ体験をしていただきました。

さわり心地の違うカードゲームでは、目で見るのとは全く違う模様であることに驚き、さわると新たな発見があると実感していただけたのでは?点字の仕組みでは(おそらく)その整然とした秩序に「オー!」と何人もの方から歓声が上がりました。

ヘルプでご一緒してくださったSさんの感想です。パルシステム様、本日は貴重な機会を本当に有難うございました!

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ユニリーフのワークショップに初めてお手伝いで参加しました。

私自身、たっちまっちカードを手にするのが初めてで、見ていれば模様の違いがわかるものの、目を閉じたら違いを認識するのは難しかったのですが、参加者の正解率は6割をこえていました。その後の点字の仕組みの解説や点字文スペース当てゲームも皆さん真剣に取り組んでくださいました。

昼食時にも貸し出し作業やブロンズ模型についていろいろ質問してくださり、熱意を感じました。

こうしたことで、少しずつでも見えないことへの気づきが生まれていくことは大切なことだと思いました。
A.S.

 

 

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