今日の建長寺は涼しい風が吹き抜け、猛暑の中休みの感がありました。
そんな中、数ヶ月前から計画を立てていた三門下お話会がスタートしました。
紙芝居、ユニバーサル絵本(点字シート付絵本)読み聞かせ、”さわる”模型のお話、建長寺エピソードあれこれ。盛りだくさんのプログラムながら、時間配分は予定通り(^.^)
どれくらいの方が足を止めて聞いてくださるのかが気がかりでしたが、観光客の方だけでなくこのお話会の為に来てくださった方もいらして、延べ24人の観客に恵まれました♪
そして、お話会にはさほど興味がなくても、ちらしを渡してブロンズ模型の話をすると、それじゃ触らせてもらいます!と明るく答えて下さる方が何人もいらっしゃいました。
この特別な場所でお話会ができたことには大きな意味があったのだと実感しました。
言葉の壁があって外国人観光客の方々には十分な声掛けが出来なかったことなど色々な課題も見つかりましたが、少しずつ解決しながら長く続けていきたいと思います。
S.K.
熱心にずっと聞いてくださった男性がいました。御礼を言うと、以前心の病で苦しかった時にこの三門下土曜法話に通っていらしたそうです。今は元気で介護の仕事につかれていて「感謝感謝です」。点字や読み聞かせもされていたことがあり、「今日は感動しました。楽しかった、また来ます」と笑顔を見せてくださいました。
この日は、2年半前建長寺様でのイベントでお声かけくださり、以来時々お話している病児の若いママも会いに来てくださって。
観光ばかりではない、ここはお寺。つらさを抱え助けを求めていらっしゃる方が長い年月にどれだけあったろう、と思うと厳粛な気持ちに。礼を尽くし、一生懸命やらせていただこうと願うばかりです。
R.O.