選書・発送作業をしました 2月

2月6日(木)、北と南の雪景色をニュースで見た朝、葉山の冬風に身をちぢめ作業会へ向かいました。

部屋に入れば、作業メンバーとの語らいも活動もあたたかなものです。利用者さんの感想やレターはさらに私たちをほっこりさせてくれます。そんなエピソードを、メンバーTさんの報告でお届けします。

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先月、初めて利用者さんに点字のお手紙を書いてみました。
今月、点字のお返事が入っていてとても嬉しく、早速読もうと点字表とにらめっこ。読んでみたら謎の文章ができあがり頭を悩ませていました。
謎だと思った文章は実は上下逆さまに読み進めており、お手紙など用紙の左上がカットされている理由を初めて知りました。
一言でも読んでいる方の声が聞こえてくると励みになります。
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初めて知ることや今さらながら気づくこと、なるほど~、そうだったんだ!のひとことで脳の中まで熱量が上がります。

まだまだ寒い日がありますが、冬来たりなば春遠からじ🌷

今月の絵本も楽しんでもらえますように。
M.K.

 

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横浜市立中学校職業講話

職業講話!?私ボランティアなのだけどいいのかなぁ・・と案じつつ、横浜市立A中学校の1年生に活動についてお話しました。30分×2回。

驚いたのは皆の関心!教室内いつどこを向いてもこちらを見ている目と合う感じ。全体に向けてどう思う?と投げれば一番後ろからも返してくれる。最後の質問も何人もから手が挙がり、シ~ンじゃないんだ・・!?

「お金もらっていないってどうやって生活しているのですか?」→「昔は男は仕事、女は家庭だったのよ」、「2時に寝て6時に起きて働くって力はどこから出るのですか?」→「力は出すの、夢だからできる。お金のためならできない」想定問答でない、話を聞いてくれてこそのギモンばかり。

「ただ障害者のためだけでなく」「みんなと同じ環境」「皆がよりよく過ごし共生することの大切さ」・・終わりの司会の子たちの言葉も踏み込んだもので、伝わっている感がありました。

自分の知る少しの子が「最近の中高生」のイメージだった、それぞれ違うのだという至極当たり前の発見。支援級の子たちとのちょっとした距離感という先生のお話もなるほど・・そういえば私の話って初めて聞くと言われるばかりで、その方のお考えをいただくことって少ないかもしれません。

A中学校の皆さん、一生懸命聞いてよく発言してくれてこちらこそありがとう、とても嬉しく新鮮で貴重な経験になりました。よきご縁に感謝し、生徒さんと先生方にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

 

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【建長寺”さわる”模型】愛知の方と嬉しいご縁

先日は病み上がりながら2か月前からの約束で恩人と建長寺へ。

どこをさわっても意外とキレイ、初ブラシでサッサカサ~、角の隅には串が必要だなぁ・・連れの彼女はなかなか観察鋭く、正面と左右の屋根の真ん中らへんと、正面屋根の角の先っぽがよくさわられているようだと。言われてみると確かに色が違い光っています。

バスガイドさんが来たので聞いていたら、皆仏殿は素通り。ですが2号車の方だけが「この模型は目の見えない娘さんのためにお母さんが作ったもので‥」と詳しく言及。え~ウレシイ!おかげで皆さん看板読んだりさわったり・・

遠く愛知の方が知らないところでこんなふうに話してくださるなんて・・と感激して声をかけると、「え~作った方!?何という偶然!」とあちらもビックリ。他のガイドさんたちも驚いてお客様にお話しくださり、皆さん足を止め見てさわってくださいました。見るも見ないも紹介一つ・・声かけの勇気も大事!黙っていては絶対何も起きません(連れの後押しに感謝!)。

SNSつながってお礼を言うと、「どこのどなたかは存じ上げないけれど、気持ちが強く伝わってきたメッセージでしたので。こうして出会う運命、素晴らしいですね」「本当にわたしの魂に何かうったえられた気がしました」と。これぞ建長寺様のご縁!

駅へ向かう道、卵色のロウバイがよい香り・・梅ももうすぐです。

 

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独レデッカー社のブラシ

超遅ればせながら、本年もどうぞよろしくお願い致します。

本年最初のお買い物はこれ!ブロンズ模型のお掃除に行くのに何かスペシャルなブラシがほしいなぁと検索・・あった、あった、手作りブラシの老舗、独REDECKER!

仏殿模型の細かい細工にはブラシが前から入るのがいい、適度な硬さも必要です。これにはエスプレッソマシンブラシ(左)、黒の豚毛製。

模型の屋根や全体はサッサカサ~っとやや柔らかくなでたい。持ち歩くので小さめも必須。ユニークなフォルムのブラシはブックブラシ(右)、なんと本専用でした。白の山羊毛ながら、上部だけ硬めの白豚毛を長三角に施した逸品。機能性、美しさ、自然との共存・・伝統を幾重にも継承したドイツの熟練職人の技でしょうか。

そのうえ、何と!創始者のフリーデル・レデッカーは、4歳で視力を失い、当時盲人の職業訓練だった(!)ブラシ作りに従事。1935年にレデッカー社を創業します。丁寧な手仕事は愛され続け、現経営者のフェリックスは3代目。伝統を守りつつ世界に販売、視覚に障害を持つ職人さんも雇用されているそうです(ブラシって手作りするものなのですね~)。

ここまで来たら、これって私が買わなくて誰が買うの!?ご縁としか言いようがありません。お掃除嫌いとしてはテンションは超重要、次にお掃除に行くのがとっても楽しみです♪

 

 

 

 

 

 

 

 

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ユニバーサル絵本アンバサダーレポート

ユニリーフのミッションは、見える子も見えない子も一緒に使うことで相互理解の促進に寄与し、誰もが尊重され共に生きていく社会の実現に貢献すること。アンバサダーとしてユニバーサル絵本の普及のために精力的に活動しているメンバーからのレポートです。

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あけましておめでとうございます。ユニバーサル絵本アンバサダーの石川です。

昨年は二人目のアンバサダーとして松野さんが参加され、少しずつですがお互いの近隣の小学校などにUniLeaf の本を紹介しています。

小学校などにお貸ししている活動のほかに、昨年の12月15日にはガールスカウト東京都第166団の点字の年賀状作成の際に、UniLeaf の本を活用していただいたのでご紹介します。

ガールスカウト東京都第166団では以前から耳の聞こえない人の言葉である手話を勉強しており、では目の見えない人の言葉はという流れで、今回点字の紹介をしたそうです。郵便ポストなどの公共施設の点字を触ってみたりしたもしたのですが、今回UniLeaf の本14冊を使用して、メンバー皆で触ったり、読んだりしました。メンバーの御家族に点字を使用している方がいるので、その仕組みや使用方法などを皆に説明してから、UniLeaf の本を紹介して読んだそうです。

ガールスカウトのメンバーは幼稚園の年長組から、中高生までいます。みんなでそういう活動をした後に、中高生だけ残って、渋谷区社会福祉協議会ボランティアセンターからお借りした点字の機械を使って点字の年賀状を作成して、メンバー皆に送ったそうです。

写真を添付しておりますので、ご覧ください。実は年賀状に点字を使うことはサプライズだったので、年明けの反応が楽しみとのことでした。

このようにUniLeaf の本を通して、点字に関心を持っていただく活動ができています。

これからも少しずつ広報活動を継続していきたいと思います。

 

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