お知らせ

新着絵本のお知らせ 8月 & 脳と視覚の話 

お待たせしました!新着絵本のお知らせです。左上から、

1.キリンのセラフィナ
2.あおいめ くろいめ ちゃいろのめ
3.がちょうのペチューニア
4.カルちゃんエルくん いいな いいな
5.きりのなかで
6.ミルクこぼしちゃだめよ!
7.はしれ!かもつたちのぎょうれつ
8.ターちゃんとペリカン
9.あなたはだあれ
10.くまのテディちゃん

先日の講演会で、縦縞しか見えない環境で育てると、縦縞にしか反応しなくなる、というお話がありました。脳は刺激を受けた部位は活性化するが、受けていない刺激は理解できない、私たちが外国人の顔をよく識別できないのは、そのせいだそうです。

また、視覚は大きなパターンを処理する能力から発達するので、初めはミッフィのようなくっきりはっきりしたものを。でもそれだけではだめで、成長と共に細かい線を含んだものを混ぜるのがよいそう。よく子どもが、そこ!?というところに反応するのは、見えるか見えないかギリギリのものを探すのが大好きだからなのですって。

いろいろな絵を含んでいる絵本は、脳や視覚の発達にも最適だそうです。ついリズムやストーリーを優先しがちですが、そんな効用もあるのですね。視覚障害のある子どもたちに届けるユニリーフだからこそ、大事にしていかなければいけない大切な視点だと思いました。

 

お便り、ありがとうございます!

6~7月のお便りです。皆さん、ありがとう!

◆可愛い朝顔のお便りは、盲学校幼稚部の先生から。教育実習生が読み聞かせに絵本を使ってくださったとのこと、なるほど~、そういう使い方もあるのですね~順番待ちになるほどの人気だった「わにわにのおふろ」は、逗子高校生の作品です。嬉しいですね♡

◆盲学校小学3年生、T子さんより(東京)↓

絵本ありがとうございました!届いた時は悲鳴をあげて喜んでおりました。

宿題後回し、夢中で読みふけっております。特に選んでいただいた「パンやのくまさん」、娘もパンが大好きなので気に入っております。ありがとうございます♪

盲学校小学1年生、Tくんより(東京)↓ 

今月も素敵な絵本をありがとうございます。
『あさえとちいさいいもうと』と同じ作者の『はじめてのおつかい』には以前よりはまっています。ちいさなドキドキ感がいいんだと思います。
毎晩二つとも読んでいます。

◆盲学校小学1年生、K太くんより(こちらも東京から)↓

4月に1年生になったK太は毎日元気に学校に通っています。小学生になり気持ちが違うようで凄く頑張っています。今まであまり点字に興味を示さなかったのが、このところ触ってみるようになりました。少しずつ読めるようになっていったら良いなと思います。

絵本が、点字が、日々の生活の中で存在感を発揮していますね~♡楽しいが一番!楽しんでたら、自然に力がついてた!数年後、そんな素敵なお便りが来るのを楽しみにしています。

 

8/21 ライトセンター生活用具体験会に出展します

夏休みスペシャル企画、生活用具体験会です!
日々の生活のお助けグッズ、優れものの文房具から福祉機器まで、体験できます。ユニリーフも出展します!

ユニバーサル絵本もたくさん持って行きますよ~♫
こんな絵本知らなかったあなたも、おうちに届くなんて思わなかったあなたも、是非、直接見て触って、ご相談ください!

日時:8月21日(日)10:30~15:00
場所:神奈川県ライトセンター

終日いますので、いつでもお気軽におしゃべりしに来てくださいね~。お待ちしています♫

 

新着絵本のお知らせ 7月

お待たせしました!新着絵本のお知らせです。左上から、

1.まゆとおに
2.てぶくろがいっぱい
3.わたしとなかよし
4.ぼくはうんてんし
5.くいしんぼうのはなこさん
6.おふろでちゃぷちゃぷ
7.あなたがだいすき

夏真っ盛り!元気に過ごしていますか?
 Kくん、お待たせ!「松谷みよ子あかちゃん絵本」の一冊です!早速お送りしますね~♫

『わたしとなかよし』は、自分が大好きな明るいブタさんのお話、自尊心を伝えるアメリカ絵本の定番です。画面いっぱいのきれいな絵が素敵、是非言葉で伝えて差し上げてくださいね。英語版(原題:I LIKE ME!、CD付)も点訳中、わずか115語で読めます。いずれもスリワスタ悠華さまからご寄付いただきました。どうもありがとうございました!

 

横浜山手西洋館絵本フェスティバル 総集編

  

7月22~24日、横浜山手西洋館絵本フェスティバル2016に出展依頼をいただき、山手111番館全体で、ユニバーサル絵本の展示、製作工程の紹介、点字使用者による読み聞かせに、ユニバーサルデザイン・マイカード作りのワークショップをしました。

港の見える丘公園に立つ趣ある大正時代の西洋館で、一般の観光客の方々に点字・・新しく写真を撮ってチラシとパネルを新調し、カードのデザインを練り、当日は毎日6~7名をお願いして、理念の説明等丁寧なアテンドを心がけました。

開けてみれば、入館者数は、
7月22日(金)163名
7月23日(土)281名
7月24日(日)407名
計851名と、昨年度実績7館中最高の1000名に迫る勢いでした!

イベントを通じて、心動かされる嬉しいこともたくさんありました。

第一に、信じられないほど多くの応援をいただいたこと。許諾申請時には、福音館書店様から思いがけないエールが・・当日は利用者さんご家族、点訳者さん、友人知人が、東京、埼玉、千葉からも来てくださいました。

技術で絵本を量産する製作案を持参くださったT様、初めて見た!手伝いたい!と言ってくださったK様、今後も応援を申し出てくださった山手111番館様・・

第二に、大変多くの方に点字を楽しんでいただけたこと。点字の読み聞かせやクイズはもとより、透明シートにタイプライターでお名前を打つしおり作りは、どなたもが手軽に体験されました。

孫の分もと翌日もいらした方、「また一つ知らなかったことを知ることができて、今日来て本当によかった」と言ってくださったカメラ好きの紳士、お嫁さんに、お子さんに、ご兄弟にと、複数作られた方もたくさん!

主催関係者様からも、「展示内容はもとより、点字を体験する企画や読み聞かせも大変好評で、私たち職員も感銘を受けました」とのお言葉をいただきました。

さらに、今回のお手伝いで初めて絵本を知ったボランティアスタッフからも、今後のご協力や会員のお申し出に、ご寄付まで・・!仲間が増えるのは何より心強く、感謝の気持ちでいっぱいです。

皆様の応援に確かに応えていけるように・・4月から取り組んできた初めての大きなイベント、お心を寄せてくださった全ての皆様に、この場を借りて心より御礼申し上げます。