お知らせ
作業会でシートを裁断しました
8月24日、日にちを少々変更し、逗子市民交流センターで、定例作業会をしました。
この日は、約70センチ四方のシート100枚を、2時間4人でどれだけ切れるか、今後の作業の目安にするため、4人で黙々とひたすら切り続けました。
大きなシートが静電気でくっつき扱いにくく、慣れない作業に時間もかかって初めは心配しましたが、後半の50枚はどちらのペアも息が合ってさくさく進み、みるみる低くなるシートの山に快感!長い帯を裁断機で切るところまでやって45分程度。達成感!の声が上がり、期待の速さを十分クリアできました!
ろくにお話しする暇もありませんでしたが、夜改めて見る整然としたシートの山を前にやる気もみなぎり、嬉しさと感謝でいっぱいです。貴重な夏休みの1日にご参加くださった皆様、本当に有難うございました!
ライトセンターの生活用具体験会に出店しました
8月21日、神奈川県ライトセンターで、生活用具体験会がありました。
目の不自由なお子さんたちの中には、体の不自由を併せ持つお子さんも多く、階段用電動昇降椅子や姿勢保持クッション、入浴介助装置、おもちゃにハサミまで、生活を助ける用具が自由に体験できます。
まだ1か月半の赤ちゃんのために、絵本を熱心に見ていかれたご夫婦、明日から長野に泊りがけの訓練に行かれる若いお母さん、一つでも気に入ればと海外のおもちゃを販売されている方も、不自由のあるお嬢さんがおうちで待っています。お互いが背負う荷の重さがわかるだけに、応援してるから・・という空気に満ちた空間でした。皆に心癒される明日が訪れますように・・と祈らずにはいられません。
新着絵本のお知らせ 8月 & 脳と視覚の話
1.キリンのセラフィナ
2.あおいめ くろいめ ちゃいろのめ
3.がちょうのペチューニア
4.カルちゃんエルくん いいな いいな
5.きりのなかで
6.ミルクこぼしちゃだめよ!
7.はしれ!かもつたちのぎょうれつ
8.ターちゃんとペリカン
9.あなたはだあれ
10.くまのテディちゃん
先日の講演会で、縦縞しか見えない環境で育てると、縦縞にしか反応しなくなる、というお話がありました。脳は刺激を受けた部位は活性化するが、受けていない刺激は理解できない、私たちが外国人の顔をよく識別できないのは、そのせいだそうです。
また、視覚は大きなパターンを処理する能力から発達するので、初めはミッフィのようなくっきりはっきりしたものを。でもそれだけではだめで、成長と共に細かい線を含んだものを混ぜるのがよいそう。よく子どもが、そこ!?というところに反応するのは、見えるか見えないかギリギリのものを探すのが大好きだからなのですって。
いろいろな絵を含んでいる絵本は、脳や視覚の発達にも最適だそうです。ついリズムやストーリーを優先しがちですが、そんな効用もあるのですね。視覚障害のある子どもたちに届けるユニリーフだからこそ、大事にしていかなければいけない大切な視点だと思いました。
お便り、ありがとうございます!
◆可愛い朝顔のお便りは、盲学校幼稚部の先生から。教育実習生が読み聞かせに絵本を使ってくださったとのこと、なるほど~、そういう使い方もあるのですね~順番待ちになるほどの人気だった「わにわにのおふろ」は、逗子高校生の作品です。嬉しいですね♡
◆盲学校小学3年生、T子さんより(東京)↓
絵本ありがとうございました!届いた時は悲鳴をあげて喜んでおりました。
宿題後回し、夢中で読みふけっております。特に選んでいただいた「パンやのくまさん」、娘もパンが大好きなので気に入っております。ありがとうございます♪
◆盲学校小学1年生、Tくんより(東京)↓
今月も素敵な絵本をありがとうございます。
『あさえとちいさいいもうと』と同じ作者の『はじめてのおつかい』には以前よりはまっています。ちいさなドキドキ感がいいんだと思います。
毎晩二つとも読んでいます。
◆盲学校小学1年生、K太くんより(こちらも東京から)↓
4月に1年生になったK太は毎日元気に学校に通っています。小学生になり気持ちが違うようで凄く頑張っています。今まであまり点字に興味を示さなかったのが、このところ触ってみるようになりました。少しずつ読めるようになっていったら良いなと思います。
絵本が、点字が、日々の生活の中で存在感を発揮していますね~♡楽しいが一番!楽しんでたら、自然に力がついてた!数年後、そんな素敵なお便りが来るのを楽しみにしています。