建長寺”さわる”模型プロジェクト

【建長寺”さわる”模型】ドイツからの便り

歴史的建造物模型はドイツ発祥で、ヨーロッパ120台のうち半分がドイツ国内にあります。

ユニバーサル絵本を広めてくれる初代アンバサダーだったYukaさんは、今ドイツ在住。遠出をする度に写真を送ってくれます。街並みが美しく、そんな風景に模型もすっかり馴染んでいますね。

Yukaさんより:
なんとご連絡頂いた日にちょうどブロンズモデル圏内に居たんです。今回も北ドイツより、メクレンブルク=フォアポンメルン州の都、シュヴェリーン、元東ドイツだった街です。
この日はお城のお祭りがあり、ブロンズ周りに市が立っていたため生憎良い写真が撮れなかったのですが、雰囲気が伝わるといいな!

シュヴェリーン湖の水辺の表現がきれい・・湖の小島に浮かぶシュヴェリーン城は世界遺産です。

点字の最後の行には同じく、
a common goal = 共通の/同じゴール と書いてあります。

点字の下には、
この街並み模型は「登録社団 世界遺産シュヴェリーン後援会」より寄贈
との小さな文字。すっきりしていますね。

 

▼見えなくても旅の感動を一緒に | “さわる”模型を鎌倉建長寺から全国へ
https://readyfor.jp/projects/kenchoji
6月1日〜7月28日(金)23 時

 

【建長寺”さわる”模型】中外日報でプロジェクトをご紹介いただきました

中外日報は、お寺様の方々がご覧になる、120年の歴史を誇る宗教文化専門紙です。

半年前にはプロジェクトの概要を、今回6月16日号では進行中のクラウドファンディングの紹介や、三十三間堂のエピソードにも触れてくださいました。

全国のお寺様がご覧になる専門紙なので何だか緊張しますが、日本の誇る壮麗なお寺様の建築も文化を視覚なしには楽しむのが難しいこと、一つのヒントになる取り組みがあると少しでも知っていただけたら何より嬉しいです。

中外日報様、この度は大きくご紹介いただき有難うございました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

 

【建長寺”さわる”模型】模型にさわったよ!その2

仏殿精密樹脂模型、今皆様にさわっていただいて調整箇所をまとめています。中学生のIさんにはどうだったかな?お母様のレポートでどうぞ↓

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生まれつき見えない娘は「さわる」ことで見ています。

言葉での説明である程度は理解できても「百聞は一見にしかず」の見えない人バージョン「百聞は一触にしかず」です!

残念ながら世の中には触ることができないものも多いのも事実です。手の届かないもの、壊れやすいもの、形が固まっていないもの、抽象的なもの…

このプロジェクトはそんなさわれないものの一つをさわれるものにする素敵なプロジェクトです。

先日娘は模型を触らせていただきました。

じっくり触ること30分。「ブロンズで出来たらどんな風になるんだろう」「実際にお寺で触ったらもっと違う気持ちになるかも」「他のお寺はどうなってるんだろう」・・

屋根の裏の垂木は放射状なんだ・・

ひとつさわることで、感じることは無限に広がりそうです。

同じものを共有できることは親としてとても嬉しいことです!完成を楽しみにしています♪

 

 

 

 

 

【建長寺”さわる”模型】模型にさわったよ! その1

仏殿精密樹脂模型、今多くの方にさわっていただいてご意見を集めています。今回は中学生のKくん、お母様のレポートでどうぞ↓

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息子は、生まれつき弱視で、盲学校に通う中学生です。 小さな頃から、沢山の経験をさせたくて、あちこち連れていきました。

でも、さわれない建物や景色の感動を共有することが難しく、諦めた事も沢山あります。 建長寺がさわれたら…想像するだけでワクワクするプロジェクトです!!!

先日、試作品を触らせていただきました。息子は、正面の入口の上の丸くなっているところの上が好きと言って、なでていました。

普段なら、見えない、さわれないところがどういう構造になっているか…自分で理解できる…他の子にも経験してほしいと思いました。そして、歴史的背景や、デザインの意味を聞いて、さわることで、感じられるロマンもあるなと思います。

本物の建長寺に、完成した ブロンズ像が置かれたら、さわりに行きたいです!よろしくお願いいたします!
K.K.

 

 

【建長寺”さわる”模型】試作模型を現地に

樹脂による試作模型を現地(仏殿前)に実際に置いての検討を行いました。模型の高さ・大きさは適切か。案内板はどこに置くか。周りをぐるぐる回れた方が良いか、などなど。を現地で皆で触りながら議論しました。

このプロジェクトは目の見えない方に限らず、建長寺に初めて来た方にも、重要文化財の仏殿の意匠を見てもらうことができます。下からでは見えない屋根など細かな部分も、この模型触りながらみると新たな発見があります。

引きつづき、様々な方に意見を聞きながら検討を行っていきます。
M.T.