建長寺”さわる”模型プロジェクト

【建長寺”さわる”模型】『月刊住職』に掲載いただきました

『月刊住職』8月号に掲載いただきました。

お寺様のクラウドファンディングの特集です。法隆寺が1億5千万円集めたことで話題になりましたが、コロナで拝観者の減ったお寺様には現代の勧進として注目されているよう。

修繕費、修復費が多い中、建長寺”さわる”模型は「こんなやり方もあるのかと感心させられた」としてご紹介いただきました。ありがとうございます!

この度初めて知った『月刊住職』ですが、創刊50年の歴史を持ちながら「AIチャットは法話を作れるか」等、時代にマッチした話題が興味深くちょっと読んでみたくなる記事満載。

『月刊住職』様、この度は本当にありがとうございました。取材してくださった記者様も穏やかで物腰柔らか、お寺様といつも接していらっしゃるからでしょうか。

この場を借りて厚く御礼申し上げます。

 

 

 

 

 

 

【建長寺”さわる”模型】たくさんの応援をありがとうございました

昨7月28日をもちまして、本プロジェクトは多くの感動を残し、無事に幕をおろしました。

当初の心配をよそに、実に406名もの方から、目標を大きく上回る6,545,000円ものご支援をいただくことができました。

こんな時ばかりの勝手なお願いという葛藤と常に戦いながら、心細く、それでも58日間何とか進んでこれたのは、皆様からのご支援、共感や応援のお言葉、自主的に声をかけ広めてくださる方々の行動があったからです。それはいつも思いがけないもので、それだけにそのお気持ちに深く感じ入り涙しました。

統計的にも、サイトを見た後ご支援くださる方の割合が高く、通常のプロジェクトの3倍以上、終始10%を超えているのは素晴らしいそうです。馴染みのない分かり難いプロジェクトで、皆様が想いを持って周囲の方にご紹介くださったからに他なりません。支えていただきましたこと、改めて厚く御礼申し上げます。

プロジェクトは、ここがゴールではありません。模型というモノを作り、増やすことが目的でもありません。様々な人が混ざり触れ合う機会が増え、皆一緒が当たり前という理想の社会をはるか彼方に見つめています。取り組みは大海の一滴、夢はどこまでも続いていきます。

プロジェクトの進捗は、随時ホームページでもご報告致します。模型は、来年春には完成します。ぜひ古都鎌倉に足を運ばれ、さわり、400名もの市民のお気持ちの賜物であることを話題にしていただけましたら幸いです。そのお一人であることを誇りに思っていただけるような、意義深いプロジェクトになりますようこれからも最善を尽くしてまいります。

この度は、たくさんの温かいご支援と応援を本当にありがとうございました。

2023年7月29日

ユニバーサル絵本ライブラリ― UniLeaf
大下 利栄子

 

左)夢の始まり:2014年11月 ポルトガル ベレンの塔
右)現在進行中:2023年6月 鎌倉建長寺仏殿と試作模型

 

【建長寺”さわる”模型】皆様からの応援コメントより

【見えない人も旅の感動を一緒に ”さわる”模型を鎌倉建長寺から全国へ】

本プロジェクトのクラウドファンディングは、7月28日をもちまして無事終了いたしました。
7月28日(金)までの応援コメントより、一部抜粋してご紹介します。
どうぞご覧ください。

 

「目の見える人・見えない人が、分け隔てなく 感動を分かち合える世の中をつくりたい。」.gif

 

 

【建長寺”さわる”模型】陰ながら見守り支えてくださった方々

クラウドファンディングも残すところわずか。2か月間の初めと終わりを飾るように、実はあたたかくも心強い応援が陰ながらもありましたので、感謝を込めてご紹介させてください。

(1)養老孟司先生

6月初めの「虫の日」、建長寺では養老先生主催の虫供養があります。プロジェクトの紹介にほんの少しお時間をいただけないかとご相談に伺いました。

私はいつもどおり、ユニバーサル絵本やポルトガルの9年越しの夢の模型の話をさせていただきました。

事務局の田中さんがツーショットをお願いすると、ソファのご自分の右に手を置かれ、「いらっしゃい」と言ってくださいました。そしてパチリ。

「うまくいくといいですね」と声をかけてくださいました。温かいまなざしは忘れられません。

(6月4日「虫の日」、建長寺にて虫供養の様子。虫塚の設計は隈研吾氏)

 

(2)長尾宏道建長寺宗務総長様

7月最後の日曜日は、鎌倉五山第一位・建長寺様の一番大切な「開山忌」でした。

開山の祖である中国の高僧「蘭渓道隆」の御命日法要で、全国から建長寺派の和尚様が一堂に会し営まれます。その大本山の総長様です(前から3番目)。

1年半前模型設置を受け入れてくださり、その後連なるお寺様に丁寧にご説明くださった後、「建長寺をあげて応援する」とのお言葉まで頂戴しました(涙)

厳しくも大きな方ですが、私のような者のつぶやきも見逃さずお声をかけてくださいます。いつもプロジェクトをお心にかけ、導き支えていただきました。

(7月23・24日 建長寺「開山忌」の様子。こちらの仏殿が模型になります。)

改めて、いろいろな方のお気持ちや支えがあってここまで来れたと深く感じ入ります。それは何よりも幸せなこと。全ての方に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

▼見えなくても旅の感動を一緒に ”さわる”模型を鎌倉建長寺から全国へhttps://readyfor.jp/projects/kenchoji
残り3日! 7月28日(金)23 時まで

【建長寺”さわる”模型】境内でさわってもらう体験をしました

模型を境内の設置場所に置いて、障害当事者にさわってもらうヒアリングをしました。

この日は建長寺様トップの総長様も来てくださり、懸案だった事柄をいろいろ確認しました。三門から白杖をついて一人で歩く様子を見せてもらったり、模型に向かう通路両脇の溝の危険度を確かめたり・・

総長様の御許可で極めつけの体験は、建長寺開山の祖のお手植えと伝えられる、樹齢750年のビャクシンという木に(柵をまたいで中に入り)さわらせていただきました!木のうねり、はがれた皮、古いカラカラの葉と若いトゲトゲの葉・・「パワーを感じる!」そうですよね~750年ですから。

もちろん仏殿模型にも解説付きでたっぷりさわり、贅沢なことにそのまま実物の仏殿もさわって木の触り心地やサイズ感も味わうことが出来ました。

覗いてくださる参拝の方々にも模型の説明を。「いいことね~反対の理由がないわね~」笑顔でそんな言っていただけると超ウレシイです。

参加してくれたOくんの感想、以下に引用します。

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最初は、仏殿の大まかな形がわかる模型をイメージしていましたが、実際に触ってみるとその繊細な作りに驚きました。

屋根を支える垂木(たるき)は、実際に使われている本数が再現されていたり、下屋とは違い母屋ではその垂木が放射状に広がっていたりとさわれば触るほど建物の魅力や素晴らしさを感じました。

また、屋根の上に取り付けられている「棟」もずっと飾りだと思っていたのですが、雨水が入らないようにするために繋ぎ目を覆っていることをおしえていただきました。

模型というとデフォルメされていたり雰囲気がわかる程度の再現度だったりするものも多いですが、この模型は本物を忠実に再現して、視覚障害者だけではなく仏殿を見に来た人の理解を深める貴重な素材にもなると思いました。

ブロンズでの完成品も楽しみにしています!
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仏殿の隣の建物、法堂

この最高の精密度の模型が、OくんもNさんもさわって分かり難いところはなかったと。

デフォルメなしで分かればより多くの情報を伝えられ、見る人にも間近で見れて文化財のより良い理解につながります。ヒアリング、オーケーですね!ばっちりなのでこのまま行きましょう!何だか素晴らしい模型が出来そうです。

 

▼見えなくても旅の感動を一緒に|”さわる”模型を鎌倉建長寺から全国へhttps://readyfor.jp/projects/kenchoji
7月28日まで
7月14日に達成!ネクストゴール挑戦中です!