建長寺”さわる”模型プロジェクト

【建長寺”さわる”模型】過分なご縁「ありがとう」

今週末の模型紹介は土曜日、いつもより足早の人が多いです。お天気も良いし、他もたくさん回られるのでしょうか。

それでも、ずーっとさわってくれた女の子、ご夫婦?で近寄っていらして「勉強になりました」とご自分からチラシを取ってくださった方・・嬉しい時間は必ずあります。

初めて!模型があるのを知っている、というドイツの方に会いました!本当に有名な所だけ、街の模型もあるわねと。欧州には120台もあるというのにようやくです、嬉しかったー!「桝組の段数が一番多いのは奈良の東大寺で・・」といつもの説明を始めると「来週奈良に行くんだ」。たしか前にもそういう方が・・東京に来て、1-day tripで鎌倉に来て、それから京都奈良に行くのが定番なのですね、きっと。

この日は嬉しいお客様も。一回り以上若い、あまりよく知らないしお茶とかも行かない、’友だち’ともちょっと違う、そもそもなんで知り合ったのだっけ?

5年前、ユニバーサル絵本の活動が朝日新聞で紹介され、その時に手伝いたいとHPからいらした方。やりとりしながら何冊か点訳してくださり、その一点でつながっているご縁。

それでも今回のクラウドファンディングも明るいメッセージと共に2回もご支援くださり、「勇気をいただけた」とメールくださり、こうしてわざわざ見に来てくださる・・活動はここ数年私の生活の全てなので、お気持ちは心底、何よりも嬉しい・・

夢を実現するには、予想だにしなかった厳しい現実も涙もあります。でも補って余りある、思いもよらぬ過分なご縁も確かにいただいています・・ご連絡くださる方、会いに来てくださる方、本当にもったいないこと、心からの「ありがとう」をお伝えしたいと思います。

 

【建長寺”さわる”模型】花はなくても境内は秋

午前中の雨のせいか、午後の境内は人影もまばら。景色に花の色がありません。参拝の方も素通りされることが多くちょっと寂しい日。

外国のお客様も2組だけ。お一人はパリから。模型は素晴らしいアイデアだね、Congratulations!とは言ってくださいますが、やはり見たことがないと。

お一人すごく興味を持ってくださる方がいました。仏殿の話に「建長寺には昔から何度も来ているのに初めて知った、知って見ると全然違う」。

「日本は世界遺産にも何もないのですか!?他の所にも広がるといいですね」「クラウドファンディングは集まりましたか?たくさん取られちゃうんですよね」次々に話が盛り上がると足を止めてくださる方も増え、有難いこと。再度いらして模型の写真をSNSにあげていいかとおっしゃるので一期一会、こちらも許可をいただきました。

キチキチキチキチとモズの声が響き渡り、キンモクセイが香り、空気が清々しく何度も深呼吸。花はなくても、耳から鼻から肌からも秋は確かに来ています。

 

【建長寺”さわる”模型】デザイン会社様との有難いご縁

東京、恵比寿のデザイン会社であるM社にお邪魔しました。

夏に境内で模型紹介していた時に初めてお話しし、CSR活動としてご支援を申し出てくださったうえ、個人としてもご寄付までくださったという信じられないような有難いご縁。

この度本当にご連絡してしまい、模型に添える案内板のアドバイスをいただけないかご相談しました。

この日は建築デザインのご担当者も同席され、まずひととおり活動の経緯などお話しました。柔らかい表情で目をそらさず聞いてくださり、誠意がひしひしと伝わり安心感と感謝でいっぱいです。

とりとめもない話をサクサクっとホワイトボードにまとめてくださり(東京のオフィスの人はカッコイイ!)、次に具体的に何をするのか、できるのかを検討。

点字による仏殿説明板の他に、境内の他の案内板と統一してはという話が先日あり、それならその案内板に模型の趣旨と「さわってください」の二つの要素を盛り込めば・・と。なるほど、案内板計3点は必要と疑わなかったのでグッドアイデアです。

案内板に載せる文章にアドバイスをいただくというお約束をして終了。責任重大なので、お心あるプロに御助言いただけるというのは本当に嬉しいことです。

M社様、この度は本当に有難うございました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 

【建長寺”さわる”模型】境内はキンモクセイの香り

総門を入るとふわっとキンモクセイの香り・・10月の訪れです。

人出はいつもどおりですが、外国のお客様が少なめ。若者女子2人は「えーっ、すごーい!」「頑張ってください!」。小さいお子さんを二人連れたお父様は、深々と頭を下げてお礼を言ってくださいました。仏殿の話に若い男性は「社会科の教員なので・・興味深かった」。静かに聞いてくださった穏やかなご夫婦は「最近はこんな感じですか?」なんと宮崎から!円覚寺様と建長寺様によくいらっしゃるのだそうです。

写真は、花の下から空を背景に撮ると教えてくださった方がいて、真似してみました。

アメリカ人のお父様と男の子は”Do you speak English?”、ほっとしたような表情でよほど通じなかったのでしょうか?イタリアからという2人組に夢が実現するんだと言うと、”Congraturations!” ”I love Italy!”にはにっこり笑って ”We love Japan!”本当に日本中から世界中から人が訪れる場所なのだと実感します。

一番たくさん話したのは香港の若者。ワーキングホリデーで滞在中だそう、思わず最近の情勢を聞いてしまいました。日本人は政治の話をしない、心配してくれてありがとう、香港では話はできない、日本の自由を大事にして、というようなことを一生懸命話されました。台湾も危ない!同じアジア人、自由と平和のために手を携えていきたいものです。

日本の中でも一番日本的な場所は、実は一番国際的な場所なのかも・・そして、人の考えていること、大事だと思うことはそんなに変わらない、とも。思わぬ実感があり、ただの模型紹介とはいえ続けるって大事ですね。

 

【建長寺”さわる”模型】お彼岸の境内で

彼岸花の咲く境内は、お墓参りの方が多い一日。少し涼しくなったこともあり、ご参拝も増えている印象です。外国からのお客様も本格的に。この日はタイのご僧侶の一行80名もいらして女性が多いのにびっくり。

模型の紹介をしていたら「それはあなたの発明か?」「ドイツのものです。どちらからいらしたのですか?」「ドイツ」「えー!」それから話が弾み・・ドイツには有名な場所には模型はあるはずなのに知らないと。

暗闇レストランとかドイツの創造力と次々形にする力はスゴイと常々思っていたら、そういうのは日本のほうが進んでいるだろう。う~ん、隣の芝生なのだろうか?私が言う前に写真を撮らせてくれと言ってくださり、エールの交換です。ロンドンから来た方も模型は知らないって、そんなものなのかも・・

明るい2人組の若者はオランダから。日本が好きでコロナが明けるのをずっと待っていたそう。仏殿の特徴は5段の桝組層で最高は奈良の東大寺の6段と言うと、「明日奈良に行くんだ」「Todai-ji Temple」とゆっくり復唱していました。私も半日ですがオランダに降り立ったことがあり、空港の駄菓子がどれもめちゃ美味しくて実はオランダファン。また必ず行くわ!と称え合えるのは嬉しいこと。

 

日本の方はすぐ通じるせいか話が短く感じます。少し背中の曲がったご夫婦が手を取り合って歩いていらして、それだけで素敵な方と分かります。熱心に聞いてくださり、こちらも感謝を伝えます。

一人で来た若者「知らなかったことばかり、応援します」、おばちゃん「よく頑張ったね~、また見に来なきゃね」。「ありがとう」知らずに笑顔の自分に気づく瞬間。

最近は入り口の拝観受付の方たちも先に声をかけてくださり、何だか嬉しい。模型紹介に来ているはずが、いつしか大切な場所になっているのかもしれません。