お知らせ

【建長寺”さわる”模型】鎌倉副市長様、観光協会様と打合せ

2月某日、鎌倉市役所で、副市長様、観光協会様と、建長寺様ブロンズ製ミニチュア模型について打ち合わせをしました。

観光地における、ユニバーサルとしての触れる立体模型像は全国でもほとんど例がありません。誰もが足を止め、触ったり気づいたり会話したりと楽しくユニバーサルの力を発揮し、しかも鎌倉五山第一位であられる建長寺様にふさわしい美が必要です。

ブロンズ像を作るには原形制作が重要で、大きく精密ならお金もかります。伽藍と庭園だけの場合、見晴らし台のある山までの場合、建物の大きさとの兼ね合いも考え、お土産建物を使ってイメージを作りました。

実現に向け、副市長様、観光協会様も豊富なご経験と人脈と笑顔で御知恵を絞られ、次なるステップをご提案くださいました。大きなプロジェクト故心配は尽きませんが、不思議ときっと大丈夫、という気持ちにさせてくださいます。

本日は超御多忙な中、貴重なお話合いの場を本当に有難うございました。

※海外の美しいブロンズ像コレクション。写真は世界遺産、ドイツ、べルリン博物館島。

 

 

 

選書・貸出作業をしました 2月

2月3日、2月の貸出作業をしました。

本日はまず、初めて1か月分の返却本30数袋を皆で開け、傷みをチェックして記録し、書棚に戻しました。いつも一人で読ませてもらうメッセージ、やはり皆で共有するとより楽しく盛り上がります。

今日は、ご自宅からリアルタイムで記録をしてくれるKさんともオンラインでつなぎ、改めて選書や梱包の留意点も共有しました。以下、本日初参加のIさんの感想です。

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今日は選書と発送準備をしました。借り手の気持ちになって選書し、また作業効率も気にしながら時間はあっという間に過ぎました。

絵本は絵だけで表現することもあるので、言葉だけで読み取ることは難しいと改めて感じました。初参加でとても勉強になりました。ありがとうございました。

 

定例作業会@逗子 1月

1月27日(木)、定例作業会をしました。パーキンスからミシンまで、多彩なIさんのレポートです。

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蔓延防止措置発令中ですが、消毒等感染予防対策を取りながら活動しました。今日は作業のまえに代表の大下から「何でこの活動をするか?」、大きい点字図書館があるのに小さな団体であるULが活動する意味を改めてみんなで考えました。

参加者からは、
「見えない子にもおはなしの世界を届けるため。」
「見える子と見えない子が一緒に絵本を楽しむため。」との声。すると、大下が自身の経験を語りました:

娘が失明して初めて自分の立場が変わり、社会からシャットアウトされているような感覚でした。例えばピアノを習いたくてもお教室は全部断られました。何故かと考えてみると、”知らない”ということが拒否反応として現れるのではないか、ならば多様な人がいることが当たり前になればいい、一緒に使える、”知る”ためのツールは多い方がよく、ユニバーサル絵本はそのツールでありシンボルです。それがユニリーフの活動の目的です。

私たちの作業も、絵本の先に読む人がいることを意識してほしい。絵本を読む年齢の頃のママたちはまだまだ泣いていること、視覚を使わないと日常のあらゆることに時間がかかること、情報も少ないので季節感など絵本からも世界を広げられるよう良い選書をしたいこと・・シートがギザギザだったり点字の点が浅かったりするのもどうでしょう。目の前にある本だけを見るのではなく、そんな背景にも思いを馳せる活動でありたいと願っています。

話を聞き、あらためて活動の目的を胸に手を動かした作業日。作業内容は絵本の修理作業をメインに。私は久しぶりの定例作業会参加で絵本にリングを通していく綴じ作業を教えていただきました。参加のみなが得意な分野を活かし、道具を持ちよったり、作業をされている姿がとても印象的でした。

歴史建造物ブロンズ像、建長寺様にご賛同いただきました!

1月某日、鎌倉副市長様、鎌倉市観光協会様とご一緒に、鎌倉五山第一位の名刹建長寺様に伺いました。

絵本の活動、ユニバーサルブロンズ像の魅力、見える子も見えない子も「皆一緒に多感覚で遊ぼう!」ワークショップについて、全盲児の親としての経験を交えながらお話させていただきました。

終始まっすぐ目を見て熱心にお聞きくださったばかりか、信仰の対象である仏様の触る像を作ることについても「問題ない、皆そう言うと思いますよ」ときっぱり。常に真理を仰がれ、見えない人に思いを寄せてくださるお心に深く感じ入りました。

最後に「気づきをたくさんいただいた」と言ってくださり、メールには「これは建長寺でも是非実現させたい」「ご協力はできる限りさせて頂きたいと思います」とのお言葉まで!

夢のようとはこのことですが、ここからが大変!資金調達はじめクリアすべき課題がたくさんあります。皆様のご厚意を胸に、一つ一つ乗り越え必ずや実現しなくては・・身の引き締まる思いです。

見えない人に「感動の瞬間」を。「目に見える統合への貢献」となる歴史建造物ミニチュアブロンズ像、皆様のご支援をどうぞよろしくお願い致します。

※海外の美しいブロンズ像コレクション。 写真は世界遺産、ブダペストのマーチャーシュ教会。

(画像はKITAGAWA.WS様サイトよりお借りしました。https://kitagawa.ws/matthiaschurch/)

 

 

新アンバサダーです、よろしくお願い致します

はじめまして。UniLeaf のアンバサダーになりました、石川です。10年前にUniLeaf の活動を知り大変感銘を受けました。特にみんなが一緒に楽しめるという理念が素晴らしいと思います。

身近に視覚障害を持っている方はいないのですが、娘がガールスカウトのリーダーとして活動の中で手話や点字についても取り上げているのを見て、良い活動だなあ私も知りたいなあとは思っていました。微力ながらUniLeaf のお手伝いできたらと思い、アンバサダーという素敵な役割を担うことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。

以下、UniLeaf の絵本を使わせて頂いた娘からのレポートです。

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はじめまして。この度は貴重な本をお貸しいただき、ありがとうございました。

私が所属するガールスカウトの団では、昨年よりコロナ禍のためオンライン集会が始まり、「伝わる・伝える」ことをテーマに取り組んできました。その中で、手話・点字・ユニバーサルデザインなどを積極的に集会で取り上げています。

先日久しぶりに対面でSDGs集会を行うことになり、絵本を持参しました。まずスカウトたちに自由に触ってもらい、自分の手で凹凸を感じてもらいました。次に、2チームに分かれ、点字表(凸)を見ながら指定の文字を早く探すゲームをしました。(リーダーが「『い』を探して!」のようにランダムに文字を挙げ、早く探したチームの勝ちという感じです)

スカウトたちは終わった後、トイレやエレベーターで点字を見つけると「ここにもあるね!」と発見していました。絵本に何回も触れる機会を作り、スカウトにとって点字は身近にあるものだとわかってもらえるように働きかけていこうと思います。

素敵な絵本を貸していただき、ありがとうございました。