お知らせ

55名もの方が点字を!オムロン一宮事業所様で絵本製作

55名!こんなにたくさんの方が、点字を打たれました!

こちらオムロン一宮事業所様のオフィスです!見て、見て、ユニバーサル絵本を打ってくださっているのです!広いですね~きれいですね~

ご担当者様からは「22年度もコロナの影響も残っているため、バーチャル講習会となった関係で、大勢での写真とはなりませんでしたが、総勢、55名以上の方が参加いたしました」とのこと。55名はスゴイ!本当に有難うございます!

オムロン名古屋事業所様とは2017年からのおつきあい。これまで多くの絵本のWord原稿を作成し、原本をご寄付くださいました。

一宮事業所様では、昨年から点字を打って絵本を製作する作業まで!

大人数でやるのは、特にまとめる方が大変です。マスあけや表記をご一緒に確認して原稿を作られ、打って集めて確かめてから郵送・・今年は2回目なので、こちらが拝見する作業がすごく少なく済みました。かつ3冊全てノーミス!素晴らしいですね!

運動会の絵本なので、春と秋にきっと大活躍してくれそう・・オムロン様、今年もコロナでお忙しい中、本当に有難うございました。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。

 

【建長寺”さわる”模型】新しいチラシ~願いが人をつなぐ

無限の清風そよぐ寺・・建長寺様HPの空のイメージで、新しいチラシを作りました。

これまでのチラシは説明、「もっと思いを書け」。そう言われても、心の深いところはそんなに出せない・・

そのことも理解し共感し、それでも背中を押していただくようなことが何度も起きました。「憂いの無い願いに人は共感しません」とのメッセージ、思わぬ出会い、ご寄付につながる予期せぬ展開、さらには(同世代の男の方さえ)涙される光景に何度も遭遇しました。その度に心がぐっと近づきます。

少しずつ、少しずつでいい・・そういうお心ある方に繋がりながら進んでいくプロジェクトなのだ・・

これまでより少し、思いをのせたチラシになっているのかなと思います。お近くにご興味ある方いらっしゃいましたら送りますので、お声かけください。

クラウドファンディングまでに、お一人でも多くの方に知っていただきたいもの。どうぞよろしくお願い致します!

 

 

 

【建長寺”さわる”模型】いよいよ!READYFORと初打合せ

Instagramに初投稿

READYFOR社と初の打ち合わせをしました。

法隆寺で1億5千万円を集めたつわものキュレーターさんと話すなんてオソロシ過ぎ・・オンラインながら(実は心細く)建長寺様に数名集まって参加しました(笑)

議題は、何より大事な「目標額」と「実施時期」。

結論から言うと、「目標額」は模型のクウォリティにより変数が大きいので、とりあえず当初の予定どおりに設定。予算700万円のうち、すでに採択されている助成金等を差し引き500万円としました。

「実施時期」は、クラウドファンディングの時期を前倒し、5月GW明け頃~6月!試作も含めると、当初の予定より製作に時間がかかりそうだからです。

この日は薄曇り・・ここに設置します!

いよいよ、いよいよです!
ここが最大の山!めっちゃ忙しいから、と聞き続け、1年以上前からずっとこの日を見据えてきました。「公開1週間で30%」=150万円達成!がマストです。超キンチョーする・・

皆様のお力添えを、どうぞよろしくお願い致します!

 

 

絵本作家さんのカフェ

著作権上、視覚障害者向けの点訳はフリーですが、一般の方はユニバーサル絵本を入手も購入もできません。でもたまにお問合せもあり、今回チャリティー目的で3冊だけ、クラウドファンディングのリターン用に使わせてもらえたら・・?多少プレミアム感ないかしら・・

と思い立ち、鎌倉由比ガ浜にある、絵本作家中川ひろたかさんのお店 “ブックソングカフェ” を訪ねました。ドアを開けた瞬間にワクワクするような空間です。

ちょうど他に誰もいなかったので、思い切って奥様に話しかけ、点字シートを付けた中川さんの絵本を見ていただきました。そこからは、絵本のこと、失明のこと、模型のこと、留学や一人暮らしまで・・途中お知り合いのお客様も混ざって、いろいろ聞いていただきました。

中川さんはOKと言うと思うけど版権者もいるの?全ての人に必要なものなので、いろいろな業種の人が入ると膨らむ、広くアートにするアプローチがあってもよいかも、とお話は広がり・・

コーヒー1杯で3時間!温かく、心地よく、中川さま、長時間のおつきあい、本当に有難うございました。次回はもう少し具体的なお話をさせていただけるように頑張ります~

 

【建長寺”さわる”模型】行動を!U医師に教わったこと

小児がんの治療で娘が入退院を繰り返していた頃、ようやく回ってきた手術の直前に熱を出しました。また何か月も治療が延びたら、がんが眼球の外に出てしまう・・心は焦りと恐怖でいっぱいでした。

街のベテラン小児科のU先生は、話を聞くや、その場で受話器を取り、国立がんセンターの主治医に電話をかけました。そして、熱はあるが手術に問題はありませんと、きっぱり言い切ってくださいました。

何もしなくても、先生は誰に責められることもありません。が、娘のことだけを考え、リスクと責任を引き受けてくださった、ただただ娘のために行動してくださった・・それは過酷だった日々の唯一のぬくもりとして、生涯忘れることはありません。

神奈川県医師会報への寄稿のお話をいただき、「行動あってこそ」と、U先生の思い出を書かせていただきました。

結果的にはこの手術の甲斐もなく、娘は眼球摘出に至ります。が、たとえ5分でも勇気を出して行動すること、それが目の前の人の心を救い、人生の宝として刻まれることもあるのです。

当時は余裕もなく、特別にお礼を言うこともなく過ごしてしまいました。が、あの年月の数少ないそんな珠玉の経験が、今の自分を支え、動かしているのかもしれません。