お知らせ

【建長寺”さわる”模型】新しいチラシ~願いが人をつなぐ

無限の清風そよぐ寺・・建長寺様HPの空のイメージで、新しいチラシを作りました。

これまでのチラシは説明、「もっと思いを書け」。そう言われても、心の深いところはそんなに出せない・・

そのことも理解し共感し、それでも背中を押していただくようなことが何度も起きました。「憂いの無い願いに人は共感しません」とのメッセージ、思わぬ出会い、ご寄付につながる予期せぬ展開、さらには(同世代の男の方さえ)涙される光景に何度も遭遇しました。その度に心がぐっと近づきます。

少しずつ、少しずつでいい・・そういうお心ある方に繋がりながら進んでいくプロジェクトなのだ・・

これまでより少し、思いをのせたチラシになっているのかなと思います。お近くにご興味ある方いらっしゃいましたら送りますので、お声かけください。

クラウドファンディングまでに、お一人でも多くの方に知っていただきたいもの。どうぞよろしくお願い致します!

 

 

 

【建長寺”さわる”模型】いよいよ!READYFORと初打合せ

Instagramに初投稿

READYFOR社と初の打ち合わせをしました。

法隆寺で1億5千万円を集めたつわものキュレーターさんと話すなんてオソロシ過ぎ・・オンラインながら(実は心細く)建長寺様に数名集まって参加しました(笑)

議題は、何より大事な「目標額」と「実施時期」。

結論から言うと、「目標額」は模型のクウォリティにより変数が大きいので、とりあえず当初の予定どおりに設定。予算700万円のうち、すでに採択されている助成金等を差し引き500万円としました。

「実施時期」は、クラウドファンディングの時期を前倒し、5月GW明け頃~6月!試作も含めると、当初の予定より製作に時間がかかりそうだからです。

この日は薄曇り・・ここに設置します!

いよいよ、いよいよです!
ここが最大の山!めっちゃ忙しいから、と聞き続け、1年以上前からずっとこの日を見据えてきました。「公開1週間で30%」=150万円達成!がマストです。超キンチョーする・・

皆様のお力添えを、どうぞよろしくお願い致します!

 

 

絵本作家さんのカフェ

著作権上、視覚障害者向けの点訳はフリーですが、一般の方はユニバーサル絵本を入手も購入もできません。でもたまにお問合せもあり、今回チャリティー目的で3冊だけ、クラウドファンディングのリターン用に使わせてもらえたら・・?多少プレミアム感ないかしら・・

と思い立ち、鎌倉由比ガ浜にある、絵本作家中川ひろたかさんのお店 “ブックソングカフェ” を訪ねました。ドアを開けた瞬間にワクワクするような空間です。

ちょうど他に誰もいなかったので、思い切って奥様に話しかけ、点字シートを付けた中川さんの絵本を見ていただきました。そこからは、絵本のこと、失明のこと、模型のこと、留学や一人暮らしまで・・途中お知り合いのお客様も混ざって、いろいろ聞いていただきました。

中川さんはOKと言うと思うけど版権者もいるの?全ての人に必要なものなので、いろいろな業種の人が入ると膨らむ、広くアートにするアプローチがあってもよいかも、とお話は広がり・・

コーヒー1杯で3時間!温かく、心地よく、中川さま、長時間のおつきあい、本当に有難うございました。次回はもう少し具体的なお話をさせていただけるように頑張ります~

 

【建長寺”さわる”模型】行動を!U医師に教わったこと

小児がんの治療で娘が入退院を繰り返していた頃、ようやく回ってきた手術の直前に熱を出しました。また何か月も治療が延びたら、がんが眼球の外に出てしまう・・心は焦りと恐怖でいっぱいでした。

街のベテラン小児科のU先生は、話を聞くや、その場で受話器を取り、国立がんセンターの主治医に電話をかけました。そして、熱はあるが手術に問題はありませんと、きっぱり言い切ってくださいました。

何もしなくても、先生は誰に責められることもありません。が、娘のことだけを考え、リスクと責任を引き受けてくださった、ただただ娘のために行動してくださった・・それは過酷だった日々の唯一のぬくもりとして、生涯忘れることはありません。

神奈川県医師会報への寄稿のお話をいただき、「行動あってこそ」と、U先生の思い出を書かせていただきました。

結果的にはこの手術の甲斐もなく、娘は眼球摘出に至ります。が、たとえ5分でも勇気を出して行動すること、それが目の前の人の心を救い、人生の宝として刻まれることもあるのです。

当時は余裕もなく、特別にお礼を言うこともなく過ごしてしまいました。が、あの年月の数少ないそんな珠玉の経験が、今の自分を支え、動かしているのかもしれません。

 

ようこそ「図書館とともだち・鎌倉」様 選書・発送 3月

3月2日、選書・発送の作業を行いました。

昨秋イベントでご縁をいただいた〝図書館とともだち・鎌倉〟様。その中の絵本愛好グループ「おはなしひこうせん」の方々が見学にいらっしゃいました。読み聞かせに留まらず、図書や図書館にまつわる様々な活動や勉強会をされる専門性の高さが特徴。お好きなだけに、居並ぶ絵本へのワクワク感が伝わってきます。

ユニバーサル絵本の説明をする合間に、素早いご質問や的確なご理解があります。音訳等長年のご活動ならではのエピソードやご意見をうかがうこともでき、絵本を通したはたらきかけの多様さを共有しました。

貸出作業メンバーにとってもさまざまなお声が聞けることで、なんだか普段とは違う空間が新鮮です。熱いボルテージに押されないよう?お互いの作業を声にし、抜けたり重複したり入れ違えたりしないよう、より確認して進めました。各々の持ち場を効率よくする工夫が見られたり、全体の流れをよくする配慮に気付いたり、3人それぞれが考えてアプローチしているスペースには静かな活気がありました。

こうして梱包された絵本たち、今回は春の季節を感じるものも入っています。ご卒園ご卒業の春を向けている方もいらっしゃると思います。喜びの様子や読後の感想など、ぜひお聞かせください。
R.O. M.K.