【建長寺”さわる”模型】お彼岸の境内で

彼岸花の咲く境内は、お墓参りの方が多い一日。少し涼しくなったこともあり、ご参拝も増えている印象です。外国からのお客様も本格的に。この日はタイのご僧侶の一行80名もいらして女性が多いのにびっくり。

模型の紹介をしていたら「それはあなたの発明か?」「ドイツのものです。どちらからいらしたのですか?」「ドイツ」「えー!」それから話が弾み・・ドイツには有名な場所には模型はあるはずなのに知らないと。

暗闇レストランとかドイツの創造力と次々形にする力はスゴイと常々思っていたら、そういうのは日本のほうが進んでいるだろう。う~ん、隣の芝生なのだろうか?私が言う前に写真を撮らせてくれと言ってくださり、エールの交換です。ロンドンから来た方も模型は知らないって、そんなものなのかも・・

明るい2人組の若者はオランダから。日本が好きでコロナが明けるのをずっと待っていたそう。仏殿の特徴は5段の桝組層で最高は奈良の東大寺の6段と言うと、「明日奈良に行くんだ」「Todai-ji Temple」とゆっくり復唱していました。私も半日ですがオランダに降り立ったことがあり、空港の駄菓子がどれもめちゃ美味しくて実はオランダファン。また必ず行くわ!と称え合えるのは嬉しいこと。

 

日本の方はすぐ通じるせいか話が短く感じます。少し背中の曲がったご夫婦が手を取り合って歩いていらして、それだけで素敵な方と分かります。熱心に聞いてくださり、こちらも感謝を伝えます。

一人で来た若者「知らなかったことばかり、応援します」、おばちゃん「よく頑張ったね~、また見に来なきゃね」。「ありがとう」知らずに笑顔の自分に気づく瞬間。

最近は入り口の拝観受付の方たちも先に声をかけてくださり、何だか嬉しい。模型紹介に来ているはずが、いつしか大切な場所になっているのかもしれません。

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