1m以上ある石の上に、総門から山までの境内のミニチュアが、本物と同じ起伏で現れる・・その上には、手のひらサイズのブロンズ製伽藍が一直線に並び・・それ、全部さわれます!めっちゃ素敵ではないですか!?
6月29日は建長寺様で、建築士のT様、造形工房のK様からそんな説明を伺いました。
欧州は石の文化、日本は木造で自然を尊ぶ文化です。天然石でそんな表現が出来たら、それはもう欧州のコピーではなく、日本ならではの芸術品になる!どんなにワクワクすることでしょう。
総門の模型もお持ちくださり、ブロンズで作る伽藍のイメージも共有します。キモはスケールの選択だそうで、それにより精密度も決まります。
今回作るのは、触るためのもの。「見る」に縛られている私たち、サイズをいろいろ変えて「さわっているところを見たい」。そうしたさわる様子を一つ一つ公開して伝えていくのも意義があるでしょうね・・御僧侶のお言葉にハッとします。プロジェクトはもう始まっているのだ、製作の過程にも価値がある!発信しっかりしないと。
良いものを作ろう・・言葉にしなくてもそんな空気に満ち満ちた空間。皆様が図らずも「有難いご縁」、と同じ言葉で言ってくださるこのプロジェクト。お心ある方しかいらっしゃりようもなく、感謝と重圧と深い喜びに頭を垂れて・・ため息。
6月にしてはや梅雨明け、連日大混雑の鎌倉もこの日は猛暑で人も少なめ。境内の紫陽花はまだまだきれいです。