逗子高校生からの手紙

神奈川県立逗子高校のボランティア活動部Z-Selecで、3年間一緒に絵本を作ってきた生徒のSさんから、卒業を機にお手紙をいただきました。ご本人の許可を得て、ここに掲載します。

写真は3年間に彼女が作った絵本たち。第1作「どうぶつのおかあさん」は皆と1ページずつ。続いて一人で打ったのが「ちょうちょう」と「わにわに」。「わにわに」のシリーズは盲学校幼稚部で順番待ちになるほどの人気になりました。4冊目は全ページに点図を入れた「かお かお どんなかお」、先日会った時も点字をまだよく空で覚えていて感心しました!以下、お手紙です↓

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 2年前の夏休みから今日まで、ご指導ありがとうございました。小学校の頃に点字の事を少し学んだことはありましたが、高校に入学するまで、点字絵本の存在を知りませんでした。
 講習会で初めて点字を打った時のドキドキな気持ちは今でも覚えています。はじめて、みんなで1冊の本をつくりあげたことも、1人で1冊つくりあげた達成感も忘れられません。こんな貴重な経験を与えて下さったのは、大下さんのご指導のおかげです。
 点字のルールを理解しきれていなかったり、何度も間違えてしまったりしていたにも関わらず、指導して下さったことに感謝しています。(中略)
 もし、可能でしたら大学生になっても活動を続けたいです!また、イベントのお手伝いなどありましたらご連絡ください。お待ちしています!!(後略)
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高校生は皆、いつも淡々としているように見えますが、熱い思いは秘めているのですね・・こんなに嬉しいことってありません。将来は青年海外協力隊員を目指しているSさん、またコツコツと努力して夢をかなえることでしょう。その日を楽しみにしています!

 

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