全盲生大学受験体験記

私事で恐縮ですが、この冬全盲娘が大学(文系)を点字受験しました。初めて知ったことも多かったので、簡単に紹介します。

■受験に先立ち「障害者特別措置」を申請する。点字の他、介添えや願書の代筆等周辺のことも要申請。この書類が早いので、通常より早く志望校を確定しなくてはならない。
■試験問題は同じ、時間が1.5倍→体力勝負の側面も。学校によっては時間は同じで、問題数を調整することも。ちなみにセンター試験では終了が夜になり、迎えを忘れられ会場の大学内を一人さまよった・・
■試験問題の点訳は、当日の朝、点訳・校正者さんチームが一斉にやる。専門機関からも指導(大体筑波の先生)が入り、答案の墨訳までを請け負う。(この作業が大変なため、筑波では受験は3校まで。)今回点訳が間に合わず、開始時間が遅れた大学も・・

冬休みから一緒に生活してみて、予備校が何時でも同じ電車しか乗れない、コンセントとトイレが近い図書館しか使えないと、「見えない=動けない」という困難を改めて痛感した2ヶ月でした。(おかげさまで、まぐれで全部合格しました。)

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