ユニリーフには、毎月絵本の感想やお子さんの様子などが届きます。そのツールはご本人の点字や直筆、大人からのメールやお手紙などさまざまですが、どれを見ても読んでも、おひとりおひとりの光景を想像して微笑ましくなります。
読書の秋(今も言うのかな…)にいくつかご紹介しますね🍂
◆学校の授業や活動に取り入れてくださっている筑波大附属視覚特別支援学校小学部のT先生
10月:運動会練習の合間の授業で、重複学級の子どもたちと「あっぷっぷ」を読んでいます。「あっぷっ『ぷ』」というせりふの「ぷ」の部分で、子どもたちは、自分なりの「ぷ」を表出して楽しそうな表情を浮かべていました。
繰り返しのある展開・せりふは、重複学級の子どもたちにとって「次の展開」を期待しやすく、絵本の世界に親しみ、楽しむことにつながるなぁと感じます。こうした絵本を介して子ども同士のつながり、交流をより豊かにしていきたいです。
9月:日ごろより、ユニバーサル絵本の貸し出しをしていただき、ありがとうございます。
今回、お貸しいただいた「いろいろバス」、「おならしりとり」ですが、特別学級(重複学級)の子どもたちへの読み聞かせで使用しています。言葉の響きや抑揚を楽しみながら、「おなら~。」と言いあい、笑いあうことができるようになってきました。
絵本との出会いが子どもの心を広げ、豊かにしていくことができるように指導を進めていきたいです。
◆この夏から利用し始めた盲学校5年生のN花さん 8月
本の感想としまして、学校の貸し出しとは違い、絵や文の上に点字のシートがある事によって親子で読むのを楽しんだり、点字の読みが合ってるか等見る事が出来るので、とても助かっております!
まだ点字の読みが不安定の為、長い文章の絵本より短めの文で1ページずつ進んでいける事が読みやすい様子でした。(カレーライスやわたしは簡単な文章だったので、内容を理解しやすいみたいです)
◆お母様が点字使用、4歳のお子さんとご利用のOさん 8月
「ふとんがふっとんだ」は、前回送っていただいたときは、興味を示しませんでしたが、4歳になって語彙が増え、言葉の響きのおもしろさが、ほんのすこしだけ、わかってきたようです。
◆赤ちゃんの時から9年以上利用してくれた盲学校4年生のK男くん 7月
長い間本当にありがとうございました。外出がままならない中、K男宛に届く絵本、ここにこの子がいると知ってもらっているという事にどれだけなぐさめられてきたか分かりません。これからの活動も応援しています。
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M.K.