本日は出版社で点字絵本編集のお仕事をされていたM様が参加を希望くださり、見学されました。初めていらした方に、作業はどう映ったでしょうか。
丁寧なご感想をいただきましたので、そのまま掲載します。ありがとうございました。
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「点字絵本に関わってきたことから、UniLeafのユニバーサル絵本がどう選書され、どうやって子どもたちに送られているのかに関心を持ったことから見学させていただきました。
三つの驚きがありました。
第一に、この日、貸し出しをした書籍が返却されたことから、一冊一冊、一ページごとのチェックをして、破損などの問題がなければジャンル別の書棚に戻し、リングなどの不具合を見つければ、その場ですぐに修理をしていたこと。
第二に、送本するにあたり、童話、言葉あそび、昔ばなし、科学などさまざまなジャンルから、また季節柄、年末年始のイベントに合ったものなど、5~6冊をスタッフがそれぞれの視点で選書していたこと。その際、子どもたちの関心事、点字の習得度などに合わせて大下さんにインプット(!!)された個々人の特性をもとにしても確認、選書されていたこと。
そして第三には、これまでに送本していた個々人の履歴リストをもとにチェック、重複していれば選書をし直して、新たな一冊を選んでいたこと。
何よりもどなたもテキパキと流れ作業をこなし、あっという間に3時間が過ぎました。スタッフの皆さんにとってはいつも通りの作業でしたでしょうけど、私にはとても新鮮に映りました。基本的とも言える私の質問にも丁寧に応えてくださり、子どもたちに本を送る流れが理解できました。
今回は30人弱の子どもたちへの貸し出しでしたが、一連の丁寧な作業からスタッフの皆さんの子どもたちに寄せる温かな想いがたっぷりと感じられました。
送られた本が届いたとき、子どもたちが目を輝かせて手に取っている瞬間を想像すると嬉しくなりました。お疲れ様でした。ありがとうございました」(M)