お知らせ

視覚障碍児家族会の勉強会に参加しました

8月11日(日)、夏休み恒例、視覚障碍児家族会「ひよこの会」の勉強会@横浜市立盲学校に参加し、慶応大学の中野泰志教授のお話をお聞きしました。

日本や西欧の支援教育を学んでいた韓国が今やうらやむべき手厚い支援を実現していること、スウェーデンにもはや盲学校は存在せず、皆普通学校に通っていること等海外事情も紹介され、日本は進んでいると思っていたのにちょっとショック・・

子供との関わり方では、表情が見えなくとも声の抑揚が代わりになること、不安を感じたときに十分ハグして共感してあげるとまた探索できること、3つのうち一つでも出来たらほめてあげるとやる気につながること等、言葉かけの重要性を痛感させられました。

終了後には、1歳の赤ちゃんのお母様お二人とお話しし、絵本を紹介しました。真っ白で柔らかくて本当に可愛く、お気持ちを察すると切なくなります・・

中野教授からは、デジタルの時代になればこそ、最初に入る、点字に触れながら聞ける絵本はとても重要と、ユニバーサル絵本の大きな意義に大変励まされました。韓国ではこの本をなんと企業が作っているとか。最新の3Dプリンターを使った立体付の2.5次元絵本にも驚きました。

利用者さんと話し、新規のご利用もあり、最新事情もうかがえて、大変有意義な1日となりました。

第2木曜定例作業会@逗子 8月

8月8日、第2木曜日定例作業会をしました。レポートは、製本を一手に引き受けてくださっているTさんです。

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今日の会合は参加者の近況報告から始まりました。

他の活動の点字絵本を見たというお話があり、そちらは点字のシートをはさむのではなく、点字のシールを貼るという方法をとられていたそうです。点字の始まりが原本どおりでバラバラになっていて、作った方とのお話の機会で、点字シートをはさむ方法も紹介したとのことです。

本日の作業は、修理本をリング製本する作業を行いました。今までテープで製本してあった本のページが外れてしまうことがあり、リング製本に切り替えるという工程です。カバーを外し、ページを切り離し、端をきれいに切りそろえ、リングに通す穴をあけ、リングに通し、最後にカバーをつけなおします。

言葉ですと簡単に思えますが、1時間で全ての作業が終わったのは1冊のみ。穴あけまで終わったもの、本の切り離しまで終わったものなどもありますが、テープを綺麗に切り離したり、新しく生まれ変わった本を読んで楽しんでいただけることを祈って作業しました。

作業会の後には有志でお食事に行きました。色々なお話を聞けて、とても楽しかったです。作業も会話も楽しく活動できました。近況報告で熱中症になったとのお話があり、まだまだ暑いので、皆様気をつけてお過ごしください。

A.T.

湘南ビーチFMで絵本を紹介しました

8月6日、湘南ビーチFMで、ユニバーサル絵本の紹介をしました。

内容は、素晴らしきDJ森川さんのブログから、以下に引用させていただきますので、ご覧ください。

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今日の番組コーナー、葉山町提供「わっしょい!葉山」のゲストはユニバーサル絵本ライブラリーUniLeaf 代表・大下利栄子さん。本文を点字にした透明シートを、見開きごとに挟み込んだ絵本がユニバーサル絵本です。こうすると、目の見える子どもも見えない子どもも、一緒に同じ本が使えるようになります。ユニバーサル絵本を製作されて11年。そして先日、1000冊に達しました。本ができるまでのこと、工夫されたこと、利用された方からのご感想、絵本「つくし」を読んだあとにつくしを取りに行った子どもたちの体験、科学絵本「すみれとあり」や逗子高校の生徒さんが制作した「くだものだもの」についてもご紹介いただきました。

この制作をおこなって 貸出もおこなっているのは UniLeafだけだそうです。
皆さんの定例作業会は、毎月第2木曜日 10時~12時、逗子市民交流センターにて 行なっています。ご興味のある方、ボランティアで応援して下さるかたがいらしたら、一度見学を! 詳しくは UniLeaf のHPをご覧ください。

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新着絵本のお知らせ 7月

お待たせしました!新着絵本のお知らせです。左上から、

1.まのいいりょうし
2.うしかたとやまうば
3.かめくんのさんぽ
4.ぞうくんのおおかぜさんぽ
5.11ぴきのねことへんなねこ
6.ぞうまうぞ さるのるさ
7.かばのさら ばらのかさ
8.どろんばあ おばけかぞえうた
9.なぞなぞはじまるよ
10.ぐりとぐらのしりとりうた

さかさことば、並べかえ、なぞなぞ、しりとり・・リクエストをいただくことばあそびの本がまた増えました。言葉だけでなく絵もとっても楽しいので、どんな絵なの?って、周りの人に聞いてみましょう。そして、是非自分でもいろいろ作ってみて!できたらここで紹介するので、送ってくださいね~

月1冊はお送りする昔話絵本や、大人気の「11ぴきのねこ」シリーズも入りました。夏休みは臨時貸し出しもするので、お気軽にご連絡くださいね。お待ちしています~♪

 

利用者&スタッフのファミリーで交流しました

7月29日(月)、小学1年生の利用者さん2組が遊びに来てくれ、スタッフ家族2組と一緒にビーチで遊びました。

梅雨明け、強い日差しの中、砂浜に着くや座りこみ、穴を掘り始め・・お池ができたと思うと波に壊されるのくり返し。何を誘っても動かない。そうそう、こうやって延々と続けるのだったな~手を使って全身で感じて、じっくりじっくりインプット。それがこの子たちの楽しみ方。

磯の生き物触らせたいな~とははかない望みと思いきや、ミッション達成!小3男子が遠くの磯から2匹の魚を手の中に入れ、泳いで持ってきてくれました!見える子のエネルギーはスバラシイね!やった~、お魚にも触れた!ヤドカリや小さいアサリや貝殻や海藻もバケツいっぱい、生き物苦手なY子ちゃんもたくさん触った!

お昼は、サザエさんで見た「海の家」を初体験、皆でご飯。

遊びたい気持ちを抑えて大下宅に戻り、今度は書庫で自分で選んで読書三昧。未就園時から親しんでいる絵本、自分で読めるようになった喜びは格別だね。夏休み分もたっぷり選んで予約完了・・長い1日、楽しかったね~


いつも何気なく作業をしているけれど、その先にいる人たちに思いを馳せてほしい・・絵本を通じたせっかくのご縁だから、見える見えないに関係なく、気持ちの良いお付き合いが広がってほしい・・そうして皆が当たり前に混ざり合って、若い人たちを中心に、違いがあるからこそ楽しい、ユニークな企画をいっぱい発信してほしい・・夢です♡
 

 

 

利用者さんからのお便り 7月

夏休み前にいただいたお便りです。ご兄弟との関りは、それぞれのステージで世界を広げてくれますね。ご紹介します~

◆はじめは、じっくり読みたいと2か月に1回の貸出を希望されている東京の1年生K子ちゃん、お姉さんになるんだ~楽しみですね~

いつも楽しく絵本を読ませていただいています。本の長さも大丈夫です。この度、第2子出産で留守にしますので…(後略)

◆こちらは妹さんが少し大きくなってきた東京の4年生K介クン。今夏は一緒にお出かけだ~!

コッコさんとあめふりが2人に一番人気でした。

◆弟クンが1年生になった、東京の4年生T汰クン。一緒に合唱団に参加なんて素敵です。

「どうぞのいす」はニマニマ笑っていました。としょかんライオンは弟が小学校の図書館から借りてきました。2人のお気に入りです。

◆子どもながらに試練・・⁉東京の盲学校1年生のY実さんは、ブーブー言いながら教科書の読み練習をしています。「おならしりとり」リピーターの神奈川の年中K剛クンは、只今絶賛トイレトレーニング中。漏らしっぱなしです。

◆いつも点字でお手紙くれる神奈川の2年生M広クン。全文を掲載しますね。

ユニリーフのみなさんへ
ユニリーフのおおしたさんがた、よこすかにあるユニリーフがついにほんを1000さつもぞうしょにしましたので、ぼくは、ユニリーフのあるタイトルをひとつかんがえました。それは・・・「1000さつのまち よこすか」です。ユニリーフのみなさんはきっと「1000さつのまち よこすか」にすんでいるのでしょう。
○○には、ぼくのマンションのタイトルをかんがえて △△けのへやのタイトルをかんがえました。まずは、マンションのタイトル。それは・・・「1000さつとどく ○○」なーんてまだ18さつほどですが、まさかぼくがおとなになったとき、1000さつにとうたつしてたりして、グフフフフッ。もうひとつ へやのタイトル「ユニリーフのえほん ○○」。
えほん、とってもおもしろかったです。7がつごうもまってまーす!

◆最後はH盲学校のK先生。毎月生徒さんの様子をお知らせくださいます。

「くろくんとなぞのおばけ」と(前回の)「ゴナンとかいぶつ」がお気に入りの子は、
まだ点字を学習中で自分では読めないのですが、
「すごくおもしろいお話だから、いつかお母さんに読んであげたい!」
というのが目標になりました。
点字の絵本の存在は、また新たな世界を子どもたちに広げてくれています。 

 

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皆様から寄せられたお便りは、ご本人が特定されないような配慮のもとに、当HP、FBに掲載させていただくことがあります。掲載は困るという方は、事前にご連絡くださいますよう、よろしくお願い致します。

 

Suzu’s セレクト ⑤:1000冊記念「木を植えた男」

絵本紹介コーナー「Suzu’s セレクト」

今回紹介するのは、ユニリーフの記念すべき蔵書番号No.1000『木を植えた男』です。1953年にフランスの作家ジャン・ジオノの短編小説として発表され、その後1987年にアニメーション作家のフレデリック・バックによって絵が加えられました。

絵本としては長編、そして1ページ1ページの絵は印象派の絵画のようで、絵本というよりも“小説 with 絵画”という説明がぴったりかもしれません。物語の序盤はムンクの「叫び」のような絵で、終盤に近づいていくとだんだんと光の色彩が美しい点描で有名なスーラやピサロのような絵になっていきます。

少しだけストーリー展開が予想できてしまったでしょうか(笑)でもこの本は展開を知っているから読まなくていいという本ではありません。読むことではじめて、この本の意味を、そして良さを享受できる、そんな絵本です。

この本を一言で紹介するならば、「まさしくユニリーフの1000冊目にふさわしい1冊」ということにつきます。この本は、荒れ果てた不毛の地に木を一本一本孤独に植えつづけ、最後には木を森に変え、荒地を幸せの地に変えたブフィエ氏のお話。しかし読んでいくうちに、ユニリーフのユニバーサル点字絵本1冊1冊が、ブフィエ氏が植えた木であることに気づきました。

1冊1冊の木が、この1000冊という森になったこの記念に『木を植えた男』以上の本はないと思います。これまで絵本という本を植えてきて下さった方々に心より感謝申し上げます。

社会を変える活動というのは、木を一本一本植え続けること。なんとかその木を植える者にいつかはなりたいものです。

もうこの本の良さはこんな感想文ではとても伝えられないので、ぜひコメントしてお借りください!!

Suzu

今年も!オムロン様から絵本と作成原稿が届きました!

オムロン株式会社名古屋事業所様から、今年もご寄付の絵本が届きました!

毎年、創立記念日に合わせて地域貢献活動をされているオムロン様、名刺に点字を付けたり盲導犬のご支援もされていて、ユニリーフへのお力添えもHPからご縁をいただき3年目になります。

こちらでお願いした絵本をWord原稿に作成した後、ご寄付くださいます。皆様パソコン巧者でいらっしゃるので、計測によると、画像からtxt原稿にするよりかなり早くて正確だそう!ちょっと長めの本でも大丈夫、ということで、今年は椋鳩十えほんシリーズを含むノンフィクションや名作絵本を選ばせていただきました。

今もユニリーフの「Word原稿作成マニュアル」は、オムロン様が社内用に作成されたもので、市民活動にはない企業の御知恵も還元してくださっています。名古屋から思いを乗せて送っていただいた絵本たち、こんな美しい本でみんなの世界が豊かに広がりますように・・

この度は本当に有難うございました。オムロン株式会社様にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

 

第2木曜定例作業会@逗子 7月

最近、メンバーに書いてもらう記事が好評です!どうも大下には当たり前のこと、小さな夢や昔のことが新鮮らしい・・いろいろな人の目から、ユニリーフのことお伝えしていきますね~

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7月11日第二木曜定例作業会。

絵本をバラし点字シートを挟み 穴開け作業をしました。穴開け機で位置を調整したら紙と点字シートをセットしてガチャンガチャンするとバインダーのような穴が開きます。

調子良く穴開け作業をしていましたが 、表紙のときに大下からストップが。表紙は少し大きさが違っていて、 穴開けの位置の微調整が必要だったらしい。なるほど。絵本作りは奥が深い。

こうして丁寧な手作業で一冊ずつ本を作りあげています。喜んでもらえるといいな。(Y.U)

 

 

 

 

ワイズメンズクラブ国際協会様活動報告

7月6日、ワイズメンズクラブ国際協会横浜とつかクラブ様の新年度例会があり、そこで代表の大下が1年間の活動報告をしました。

平成20年度の横浜YMCA「夢すくすく賞」で特別賞をいただいて以来、変わらぬご支援をいただいているご縁で、この時期恒例の行事となっています。当時ユニリーフはクリアビジョン・ジャパンと称し、大下一人でありったけの思いと構想をしたため応募したそうです。目に留め御手を差し伸べてくださった、とつかクラブ様の先見の明に感謝いたします。

大下からは蔵書1000冊の報告、初代作成の絵本と現在の絵本との比較、製本に係る機械の変遷や現状が報告されました。今後は、より良い絵本となる質の向上、利用者さんへの貸出し支援、ユニリーフの理念とシンボル絵本を広めることを、活動の柱としていくという話もありました。また、メディアニュースや各団体の広報記事により、全国からボランティアの希望があることへの喜びと、地元逗子高校の9年に渡る継続活動への思いも語られました。11年前に描いた構想と思いが出会う人の輪を広げ、まさにLeaf(一枚一葉)がUnited(融合一体化)されたユニリーフの時の流れをご報告する場となりました。

点字の基本的な質問やユニリーフ命名の由来、製本の苦労話への労いやもっともっと広報をというエールなど、絵本や点字教科書を手に取ったり、新聞の掲載記事を読んだりする中で、お一人お一人からいただくお声には関心の高さや温かなお気持ちがあふれていました。

また来年この場所で充実した報告ができますように、そして変わらぬご支援への感謝をお伝えできるようにと願う、七夕前日の夕べでした。(M.K)