お知らせ
【建長寺”さわる”模型お話会】”さわる”模型を囲むお話会第三回
第三回お話会、今回の懸案はまずはパネル!前回イーゼルが風で吹っ飛び、国重要文化財ですから今回はゴム紐で固定することに。柱の太さって違うのですよ(ショック~)、境内に通うこと4回、これで大丈夫かしら~
もう一つの懸案は外国人対応、毎回日本人より多いくらいの方がいらっしゃいます。間際に急遽英語バージョンを作り、スライド1枚ごとに日本語→英語で説明しました。奏功し、座ってくださる方もいましたが、あとが続かず・・いつしか退席され、お互いにとても残念。
それでも英文準備のおかげで留学生グループには樹脂模型を持って説明でき・・一歩は進んだかな。
プログラムには季節感が大事ですが、唯一固定なのが建長寺伝説の紙芝居『建長寺のたぬき和尚』。この日は制作者さんが見に来てくださいました。「本堂が覆われて、見えない今だから障害のあるなし、国籍にかかわらず、模型もイキイキしますね」
鎌倉で長年多彩に活動されていらした方で郷土史研究はその一つ、「過去にアメリカの障害のある大学生とアテンドする日本の障碍者とサポーターの団体を鎌倉で受け入れ、建長寺で座禅体験と食事会をさせていただいたりもしました。
その時々で無謀なことも受け入れてくれる度量がこのお寺にはあります」と熱く語ってくださいました。
実は、三門下でお話会?お坊さんでなくても本当に?と半信半疑でいらしたとか。
そうですよね、ここは建長寺様の御縁をいただける特別な場所。読み聞かせやお手伝いにも、皆2~3か月かけて仕事をやりくりして参加してくださいます。
身に余る光栄に感謝して、丁寧に大切に繋いでいきたいものです。
バリアフリー絵本展示@韓国絵本図書館
今、韓国で、日本のバリアフリー絵本と韓国のバリアフリー絵本の展示がされています。日本側の絵本の一つとして、ユニリーフの透明点字シート付絵本も展示していただきました(『おおきなかぶ』、右側中段)。
新しい絵本図書館で、こうした展示は今回が初の試みだそう。何だか物語に入り込んだようで素敵ですね~
バリアフリー絵本研究会攪上様によると、展示の仕方はお任せで絵本説明のキャプションがないのかな‥と思いきや、「会場の右横にある電子掲示板のようなところから情報が提供されているとのことです。2次元コードなどを開けば、音声での対応もあるようです。日本よりユニバーサル展示でした」とは!
そういえば、昔見たタマゴ→オタマジャクシ→カエルを浮き出し図と模型両方でさわれるようにした科学絵本もスゴかったなぁ・・「韓国はアジアの中でも絵本に対しての技術力が素晴らしい国」(元保育士M.M様)だそうで、定評あるのですね!バリアフリー絵本製作はボランティア頼みの日本ですが、彼の国のバックアップ体制聞いてみたいです。
「韓国はやはりお隣の国ですし、もっとこうした分野も交流があるといいなと思います。
フォーラムには、韓国で暮らす日本のお母様たち3人(お子様たちが特別支援を韓国で受けている)いらしてくれて、まだまだ不足不備は多くとも、こうした絵本の存在をやはりうれしく思ってくださいました」(撹上様)
本当に!母の思いは同じ、日本で当たり前と思っていることが韓国では当たり前でないこともたくさんあるはず!そんな交流で目が開かれること、楽になれること、ありそうです。
写真は、韓国クンポ市立グリムチェッククムマル(絵本図書館)にて。
日本と韓国のバリアフリー絵本展示中(9月28日まで)
新着絵本のお知らせ 久しぶり!
お盆休みがあったので、久々に絵本を作りました。黙々と手を動かすのはよいですね。
新着絵本のお知らせです。後列左から、
1.きょうはそらにまるいつき
2.さよなら ジャンボ
3.しらすどん
4.えのでん タンコロ
5.おもちゃのチャチャチャ
『おもちゃのチャチャチャ』は人気の童謡シリーズ、『きょうはそらにまるいつき』は文字数の少ない詩の本。どちらも点字を読み始めの人におすすめです。
『しらすどん』は、建長寺「”さわる”模型を囲むお話会」で一度読み聞かせをしました。境内最奥の半僧坊から見えるのは相模湾、江戸時代からしらす漁が盛んです。技術の発展に伴って生でも食されるようになり、「生しらす丼」は湘南地域の名物に。7~9月が旬なので是非!(と、こんなトークもしています)。
新しい本、やっぱり嬉しいですね。9月には皆様のお手元に届きます。
選書・発送作業をしました 9月
長年の貸出ですが、最近作業のやり方を改善していこうという機運が高まっています。
今日は自ら、タイプライターのお手紙にも挑戦し、梱包、積極発言、HP記事と大活躍だったSさんのレポートです。
========
貸し出し作業では、効率的に作業するためのアイディアを出し合っています。今日は始めのミーティングで「自分の担当作業以外も気にしてみる」というテーマで作業を進めました。
時間がかかる、そして時間をかけたい作業が選書です。選書に必要な情報をしっかり共有し、選書待ちの間にできる作業を分散する事で、利用者さんを思いながら、よりじっくりと本を選ぶことができる流れが見えてきました。
いつもとは違う作業を担当する中で気がつく事もあり、有意義な作業会となりました。
利用者の方々は暑い日が続く中で新学期が始まったことと思います。
涼しいお部屋で絵本を楽しんでいただけたらうれしいです。
C.S.