お知らせ
【建長寺”さわる”模型】「寄せられた声」に心熱く
「観光地に行くと、せっかく実物が目の前にあって、みんなそっちを見上げているのに、私はいつもスマホで撮った写真を拡大してスマホ見ながら観光・・(中略)仕方ないと思ってました・・」「誰もが楽しめるという観点ってどこにもありそうですがなかなかないんですよね」「実物の建物の前に置いてあるのがまた素晴らしいですね」
建長寺”さわる”模型完成から1年半余、この間、心に沁みるお声をどれだけいただいたかしれません。「感動」、「感激」、一人外に出せなかった切なさ、思いがけない共感・・
これは皆様と共有しなくてはいけない!ようやくですが時系列にまとめ、HPに掲載しました。どうぞご覧ください。そして是非、あなたの想いもお寄せください。このページがどんどん伸びて誰もがいいよね、と実感出来たら、きっと次の模型ができるでしょう。
■建長寺”さわる”模型プロジェクト 寄せられた声
https://unileaf.org/kenchoji
先日も視覚障害関係のイベントにチラシを置いていただいたら、こんな嬉しい報告がありました。お一人の心が動く、その積み重ねですね。感謝を込めてご紹介します。
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建長寺のチラシ。 ボランティアの建築の学生さんで、視覚障害は今まで全く接点がなかった子が、めっちゃ食いついてきたとのこと。
最初は、視覚障害者が景色や建造物を目で見ることができないということ自体が飲み込めなくて(考えたこともなかったのでしょうね)、 さらに、目で見る代わりに触れることで「見る」ということを知って大変驚いていたそうです。
学生に説明してくれた視能訓練士の方が、「たくさん質問してくれて、理解が進んでいく過程がかけがえのない時間だった」と仰っていました。
人から人へ、人のつながりが何より暖かく嬉しいことだと思います。
(H.M.様より)
【建長寺”さわる”模型を囲むお話会】ご案内 次回12月13日
建長寺恒例の「子ども餅つき会」と同じ日です!一度いらして二度おいしい!お子さんやお孫さんと是非ご一緒に!お待ちしています。
【「“さわる”模型を囲むお話会」のご案内】
🔹日時: 12月13日(土)11:30~12:30
🔹場所: 建長寺三門~模型前
🔹予約不要/無料(拝観料別途)
🔹内容: ”さわる”模型誕生ストーリー、仏殿建築の見どころ、建長寺伝説紙芝居、けんちん汁クイズ、ユニバーサル絵本による読み聞かせ等(模型前英語対応)
🔴建長寺派和尚様による土曜法話も通常どおりです
毎週土曜日11:00~ / 13:00~ @三門下
予約不要/無料(拝観料別途)
こちらと併せ是非!
※模型をもっと知っていただけるように、目の不自由な方にも模型に加えもっと楽しんでいただけるように、境内で定例お話会を開催しています(毎月第二土曜日)。
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🔹‘共に生きる’ とは
~お互いに良い影響を与え合うこと~
🔹‘共に生きる社会’ とは
~人それぞれの違いを自然に受け入れること~
選書・発送作業をしました 12月
師走の初日、「暖かいね」と交わすような小春日和です。
今日の気候のように、穏やかで元気の出る笑顔が素敵なKさんより、作業会のご報告です。
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本日は代表の大下とボランティア4名の参加。いつもよりも少なめの人数でした。
少ないので、私、ちゃんと出来るかしらと、はじめ少し緊張しましたが、分からないことは、皆さんが、何でも丁寧に優しく教えてくれるし、手を動かしながらも、楽しいおしゃべりも、もちろん止まらず、すぐにリラックスして作業できました。
貸し出しをしている方のお名前を、お一人ずつ読み上げて、どんなご要望があるか、どのくらい見える方なのか、家族構成、どんなことに興味がありそうか、本のレベル…様々なことを共有してみんなで丁寧に選書し、チェックし記録して、レターを添えて、梱包します。
全部終わった時は、なかなかの達成感です!ご興味ある方は、是非ご一緒に!
K.K.
なぜユニバーサル絵本製作講座?
始まりは2011年、県立逗子高校2年生7クラス270名との授業。以来、授業と部活動でずっと一緒に作ってきました。近年は、小学校の先生になった子が授業で使うと借りに来たり、これをきっかけに小児眼科を専門にし、新たに1冊自分で作って持っていった看護師志望の子も。
絵本作りを実際にやってみると意外と大変なのがわかる、それでもなぜわざわざこの本を作るの?真っ白い点だけの’絵本’はどんな気持ちがする?点字のパーツは6個の点だけ、なのに数式でも楽譜でもあらゆるものを世界中の言語で表せる、そんな人類の大発明に触れてみよう!習熟した読み手なら目よりも速く読むことができる、人の可能性って素晴らしいね!
この日のご参加は4名。小学3年生のRちゃんが点字タイプライターをすごく楽しんでくれて、超ウレシかった💛今まで街や家電品の点字を見て「何が書いてあるのかを知りたくて、今日やっとわかったんだー」とおうちで話されていたそう。若い頃の心動く体験は大事、よかった~!
Tさんからは「講座の最初に見せた頂いた絵本(注:点だけをプリントアウトした盲学校にある全てA4の真っ白い絵本)は、本当に点字が並んでいるだけで”冷たい”印象を強く受けました。絵のある本にシートが入ることで、隔たりのない本来のあるべき形を作っているなあと感じました!」お気持ち有難うございます。
頭の中のイメージの「点字」、今日仕組みを考え手を動かしてみた「点字」、その背景にある多くの人々の足取り・・点字は目の見えない人が仕方なく使うもの?自分とは関係ない?この絵本が遥か彼方に見ているのは何?→「共に生きる」未来!
完成した絵本は、皆様のお名前を入れて、全国の目の不自由なお子さんの家庭や学校に貸し出されます。本日はご参加ありがとうございました。
新着絵本のお知らせ 紅葉
1.かなへび
2.パンダはどこにいる?
3.おなまえ おしえて
「お寺や和尚さんとかに関係があって、短くて、読み聞かせに使えそうな本、何かないですか?」と鎌倉図書館で聞いたら、教えてくださったのがこれ、『パンダはどこにいる?』。
鎌倉円覚寺の横田南嶺管長がお書きになった「禅の心」の絵本です。なんでパンダなんだろ?絵は可愛いけれど、わかったような、わからないような・・巻末のお言葉を読むと、ようやく少しそうなんだ・・一朝一夕にわかるはずもありませんが、お寺にご縁をいただいてこういうお言葉に触れると、なぜだかそれだけで清々しい気持ちになれます。
この絵本、毎月第二土曜の「”さわる”模型を囲むお話会」で読み聞かせしています。心安らかなひと時をご一緒しませんか?
『おなまえ おしえて』は点訳を少しずつ頑張ってくださっているTさんの作品。イベントも絵本も建長寺も、忙しい中関わってくださいます。あら、これもパンダね~!?『かなへび』はむかし娘と飼っていたことがあって、楽しかったからみんなにも、と思って打ちました。
1冊の中に全然違う世界が広がっている3冊、楽しんでくださいますように~














