お知らせ

選書・発送作業をしました 入梅

一冊一冊に想いを込めて。

今月の作業会には、梅雨入りしたばかりの雨の中6名のメンバーが集まりました。
UniLeafの選書は、ただ機械的に本を選ぶわけではありません。お届けする一人ひとりの好みに合わせて、一冊ずつ丁寧に選んでいます。

「○○さんには、この本がいいかな?」
「詩集のリクエストがあるよ」
「生態系の話に関心が出てきたみたいだから、この科学絵本はどう?」
作業会では、こんな会話が飛び交います。楽しみに待ってくれているみんなのために、真剣に選書します。

「これだ!」という本が決まったら、過去の発送履歴と照らし合わせます。
「あ、この本、10年前に一度送っているね」そんなことが分かると、苦笑いしながら選び直し。ちょっぴり大変な作業ですが、みんな本当に楽しそう。

絵本のタイトルは本当にバラエティ豊かで、普段なら少し照れてしまうような言葉も飛び出します。上品な女性メンバーが真面目な顔で「う○こ」なんて本のタイトルを口にするのも、UniLeafの作業会ならではのクスッと笑えるひとコマです。

今回は、「いつもの役割以外の作業をしてみよう!」と、Kさん発案の企画を実施しました。普段は本を選んでいる選書チームのメンバーが、データ入力の作業を体験!他の作業を体験することで、チームワークがさらに深まる、とても新鮮で楽しい時間となりました。

UniLeafでは毎月の定期発送だけでなく、スポットでの「借りたい」というご要望にも柔軟にお応えしています。ある小学校から「福祉学習で活用したいので、20冊貸してほしい」という嬉しいお申し入れがありました!

実は、5月に開催された懇親会で「学校の授業で、もっとユニバーサル絵本を活用してもらえたら嬉しいよね」というアイデアが出たことから、メンバーが声をかけ、そこでつながった学校からの希望です。さっそく懇親会での想いがカタチになりました。

学校の授業や地域での学びの場で、UniLeafの絵本が役立てられるのは本当に光栄なことです。子どもたちが点字や絵本を通じて、新しい気づきや優しさに触れてくれることを願っています。

作業後、郵便局へ届けるため車に本を積み込む時には、外はさわやかな梅雨晴れになっていました。一冊一冊にこだわりを詰め込んで、今月も無事に絵本たちを発送しました。お手元に届くみなさん、どうぞ楽しみにお待ちくださいね! (H・Y)

 

新着絵本のお知らせ 梅雨入り

新着絵本のお知らせです。左から、

1.ペンギンのヒナ
2.エネルギーってなんだろう

ユニリーフ絵本の自慢の一つは、充実した科学絵本のラインナップです。

というのも、科学絵本はやはり絵が重要であることが多く、通常は初めから点訳の対象にならないという事情があります。ユニリーフでも、表現が難しいので基本絵は入れず、なるべく文だけでも楽しめるものを選んでいます。

一方で、科学は触れる機会が少なく、自然は苦手、虫や生き物はさわれない、というお子さんも多いもの。知るほどに楽しいので、ぜひ親しんでね、との願いも込めて製作しています。

今回、新しい科学絵本が2冊、仲間入りしました。どうぞたくさん読んでくださいね。

 

【建長寺”さわる”模型を囲むお話会】ご案内 次回6月13日

紫陽花も間もなく見頃、6月は鎌倉が一番にぎわう季節です。
渡る風も清々しい建長寺で、真夏前のひとときを過ごしませんか?

先月のお話会の様子

6月13日(土)、境内にて、「”さわる”模型を囲むお話会」を開催します。

このお話会は、模型に実際に“さわる”ことで、建長寺の新しい仏殿の姿を体感していただく取り組みです。ナビゲーターのAさんとともに、建長寺にまつわる伝説の紙芝居など、五感で味わう時間をお届けします。

この活動は、目の不自由な方にも建長寺をより深く楽しんでいただきたい、という想いから始まりました。今、日本の方も海外の方も、共に模型を囲み楽しむ場になっています。

どなたでもご参加いただけます。どうぞお気軽にお立ち寄りください。

【「“さわる”模型を囲むお話会」のご案内】
🔹日時:  6月13日(土)11:30~12:30
🔹場所: 建長寺三門~模型前
🔹予約不要/無料(拝観料別途)
🔹内容: ”さわる”模型をさわる体験、模型誕生ストーリー、建長寺伝説紙芝居、ユニバーサル絵本による読み聞かせ等  ※一部英語対応

当日は、建長寺派和尚様による土曜法話も通常どおり行われます。
11:00~ / 13:00~ @三門下
こちらもあわせて、ぜひご参加ください。

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🔹‘共に生きる’ とは
お互いに良い影響を与え合うこと

🔹‘共に生きる社会’ とは
人それぞれの違いを自然に受け入れること

 

この小さな場が、その一歩となれば幸いです。

 

 

パルシステム市民活動応援プログラム報告・交流会

パルシステム神奈川様主催の「市民活動応援プログラムの報告・交流会」に参加しました。ユニバーサル絵本に助成いただいたのは2015・2016年度。もう10年も前になります。

さらに、”さわる”模型の製作設置では、パルシステム「ささえあい基金」様より多大な助成をいただきました。温かい励ましに涙したのは、つい3年前のことです。

その後も、関東一円86万部発行の広報誌で活動を大きく取り上げていただいた他、ワークショップなどもご一緒させていただきました。今年度からは推奨講師として、今夏、今秋とワークショップの開催も予定しています。振り返ると、ユニリーフの今は、パルシステム様の長年にわたる大きな温かいご支援あってこそ、と実感します。

報告会では、「助成は社会の世相を映す」というお話がありました。たしかに本日報告された若い団体の活動には、昔はあまり見かけなかったテーマも多く、とても勉強になりました。

ただ活動内容は違えど、「続けることの難しさ」は共通です。拠点のこと、資金のこと、仲間の温度差やモチベーションの維持と悩みは尽きません。誰もが試行錯誤しながら進んでいるのだな・・と感じます。

本日の交流会では、多くの方をご紹介いただき、新しい活動にも触れることが出来て、学びの多い時間となりました。いただいたご縁や刺激を、これからに活かしていきたいと思います。

 

絵本のこれからは!?初のオンライン懇親会

「見える子も見えない子も、一緒に楽しめる絵本を届けたい」

そんな思いで、イギリス発祥の透明点字シート付きユニバーサル絵本を製作・貸出する活動を続けてそろそろ19年目。初めてのオンライン懇親会を開催しました。

「5人くらい来てくだされば…」とドキドキしながら迎えた当日。なんと15名もの皆様がご参加くださいました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

そして何より、思いがけず“熱い”話し合いの場となりました。

現在ユニリーフでは、ユニバーサル絵本の製作・貸出、アンバサダーによる絵本紹介活動、建長寺”さわる”模型を囲むお話会など、さまざまな活動を行っています。ただ、それぞれの接点が乏しく、まずはつながろうと今回の懇親会開催に。

話題の中心になったのは、これからのユニリーフのあり方です。利用者さんも最近“10年選手”が次々卒業され、3〜4年前の3分の2に減少しています。そんな現状を前に、ユニリーフはどう進むのが良いのだろうか。ご利用を増やすと一口に言っても、過去に全国の盲学校に絵本を寄贈したことがありますが、生徒さんには全く届いていなかったとか。

そこで改めて確認したのは、ユニリーフのミッションです。点字図書館を目指すのはちがう、“絵本を通して、見える人と見えない人をつなぐ”ことであったはず。

印象的だったのは、小学校の図書室にユニバーサル絵本を紹介しているメンバーからの報告です。学校司書さん方の絵本への熱い想いや、子どもたちが夢中で点字の●を描く様子が共有されました。

そこから、新たなアイデアが。国語の教科書に点字が出る小学3年生を対象に、授業の中でユニバーサル絵本を活用してもらえたら。それと一緒に、点字に親しめる教材を作り、ダウンロードできる形で届けられたら。

それなら、あそこにつなげられるかも!企画から司書さんに入ってもらうのは?提案が次々に飛び交い、具体的な方向が少しずつ見えてきました。

現場では乗り越えるべきハードルがいくつもあっても、みんなの知恵と力で一つ一つ乗り越えていける――終了後に寄せられた感想に、一人で頑張らなくてもいいんだ、みんながいてくれる、と胸が熱くなりました。

安堵、感謝、そして希望――。
ユニリーフ絵本の新しい一歩、これからの展開にどうぞご期待ください。