お知らせ

【建長寺”さわる”模型】模型にさわったよ! その1

仏殿精密樹脂模型、今多くの方にさわっていただいてご意見を集めています。今回は中学生のKくん、お母様のレポートでどうぞ↓

========

息子は、生まれつき弱視で、盲学校に通う中学生です。 小さな頃から、沢山の経験をさせたくて、あちこち連れていきました。

でも、さわれない建物や景色の感動を共有することが難しく、諦めた事も沢山あります。 建長寺がさわれたら…想像するだけでワクワクするプロジェクトです!!!

先日、試作品を触らせていただきました。息子は、正面の入口の上の丸くなっているところの上が好きと言って、なでていました。

普段なら、見えない、さわれないところがどういう構造になっているか…自分で理解できる…他の子にも経験してほしいと思いました。そして、歴史的背景や、デザインの意味を聞いて、さわることで、感じられるロマンもあるなと思います。

本物の建長寺に、完成した ブロンズ像が置かれたら、さわりに行きたいです!よろしくお願いいたします!
K.K.

 

 

逗子葉山高校で点字絵本製作の授業をしました

2011年から続けてきた県立逗子高校の授業と部活動でのユニバーサル絵本製作。逗子葉山高校に引き継がれて今年で12年目になります。10名ほどの地域講師によるWSを選べる形になり好きなことを学べます。

今年は教室に入って一瞬エッ?男子が圧倒的に多い!こんなことって初めてかも。

このWSだけの寄せ集めクラスなのでお互い初めての人ばかり、例年はシーンとしているのに、今年はしゃべるなぁ~楽しいのは良いのだけど、鏡文字にして点字を打つ段になるといきなりハードルがアップ!

「もうやだ~」の声まで上がり始め・・シート全部来週仕上がるかなぁ、一抹の不安がよぎる・・が、教室の後ろには黙々と取り組み実は完璧の人もいました。本番に強いと信じましょう。

年によっていろいろ違いはありますが、高校生は皆、可愛くておもしろい!来週はどうなることやら‥ちょっとコワイけどちょっと楽しみです。

 

 

 

 

【建長寺”さわる”模型】試作模型を現地に

樹脂による試作模型を現地(仏殿前)に実際に置いての検討を行いました。模型の高さ・大きさは適切か。案内板はどこに置くか。周りをぐるぐる回れた方が良いか、などなど。を現地で皆で触りながら議論しました。

このプロジェクトは目の見えない方に限らず、建長寺に初めて来た方にも、重要文化財の仏殿の意匠を見てもらうことができます。下からでは見えない屋根など細かな部分も、この模型触りながらみると新たな発見があります。

引きつづき、様々な方に意見を聞きながら検討を行っていきます。
M.T.

 

【建長寺”さわる”模型】虫の日、サンプル模型お披露目

6月4日の虫の日。

建長寺にて養老孟司先生主催の虫供養が行われました。今回で開催9年目、参加者は約300名を迎えるこのイベントにて、チラシの配布・完成したサンプル模型(樹脂)の披露を行いました。

ゲストの芥川賞作家玄侑宗久先生と養老孟司先生の講演の後、少し時間をいただきプロジェクトの概要などのお話を大下からさせていただきました。

また集まった参加者の方からは内容についての質問をされたり、実際に模型を触っていただいた感想を聞くなど、プロジェクトに関心を持っていただいたように思います。

実際に目隠しをして模型を触ったくださる参加者の方が印象的でした。

これからこのサンプル模型を使って実際の模型の詳細を検討していきます。
M.T.

 

 

【建長寺”さわる”模型】タウンニュース鎌倉版にも

タウンニュース鎌倉版でご紹介いただきました。

逗子・葉山版を少し短くした内容ですが、そこはやはり鎌倉市内のプロジェクト、市民の皆様に知っていただき愛されるものになって欲しいです。

そして、見えない方への「福祉」「支援」に留まらず、もっと皆で、違った価値観やアプローチを楽しもう、そういう機会にしようという狙いもあります。違いを自動的に遠ざけず、ちょっと試してみるという行為を積み重ねること、慣れること、そんな経験が大切なのではと考えます。

さわってみる、それだけです。模型が少しでもそのきっかけになるように・・

発信に思いのほか共感をいただいていて感激しています。クラウドファンディング、本日2日目にして100万円を超えました。皆一緒にという世の中へのご賛同、こんな嬉しいことはありません。