お知らせ

第4木曜定例作業会@逗子 9月

9月28日、朝から大雨の中、定例作業会をしました。本が濡れるのを心配しましたが、搬入時間には奇跡的に晴れ間も!よかった~!

この日はなんと、過去最多の10人がご参加くださいました。同じ作業にもいつも効率的な工夫を提案して下さるNさんのレポートでお届けします。
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毎月最後の木曜日に活動するようになって、10ヶ月。 すっかり顔見知りになったメンバーの手つきもすっかり慣れたものになってきました。(慣れた半面、ちょっとしたミスも出るので要注意なのですが…

今回も一人二人と新しい顔が加わりにぎやかに。活動の量も増えて来ているように思います。

一冊に多くの人の手が携わってできているユニリーフの絵本。
もっと簡単にできないものかとついつい考えてしまうこともありますが、手間の分だけ携わった一人一人の想いが込められているのだなと思います。

 

全盲娘が全日本合氣道競技大会に出場しました

度々私事で恐縮ですが、9月24日全盲娘が全日本心身統一合氣道競技大会に出場し、その様子が東京新聞に掲載されました。

大学生は早慶等9大学から個人・団体延べ約100名が参加、団体6人での競技は危険を伴うということで娘の大学は採点なしのエキシビション枠になりました。

この日に向けて(電車を何度も寝過ごしながら笑)練習を重ねたこと、皆で泊まりに来たり良き仲間に恵まれたこと、そんなかけがえのない経験の一方で、最後の団体戦で競技参加がかなわなかった葛藤・・

本番はもっといろいろできるのにな~という印象もあり、大きな拍手や新聞に並ぶ賛辞には違和感も・・一般に混じって、というところがレアなのかもしれません。

ともあれ、無事に力を尽くせてよかった。何より仲間に心から感謝!

東京新聞の記事(Web版)は、以下からご覧になれます。よろしければどうぞお読みください↓

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/list/201709/CK2017092502000167.html

 

利用者さんからのお便り 9月

利用者さんからのお便りです。日常の中で絵本が ‘生きた存在’ になっているエピソードが何通も寄せられました。絵本のある生活、素敵ですね~♪

◆初めは関西のYちゃん、普通小の3年生です。生き生きと姉妹で楽しんでくださっているご様子が目に浮かびます。

今月のNo.1は姉妹揃って英語でした。日本語もたどたどしい下の子が “We have a ~” を「うぃ~だっだ」とかしか言えず面白かったです。2人ともエコーチャントでは踊りながら バナァナァ⤴ ピッツァ⤴ と楽しそうでした。
『ねえさんといもうと』では、本の中のねえさんが自分と重なり、妹が急にいなくならないか、私に相談しにきました。不安になったそうです。でも2番目に好きな本だそうです。今月も楽しい時間を過ごしました!! ありがとうございました。

◆続いて、東京の盲学校2年生T太クン。

『せきたんやのくまさん』で「石炭袋を背中にしょい(買ってくれたお宅の)石炭置き場にどかん!と投げ込む」、言葉だけではわからないだろうとまくらをしょってどかん!どかん!と遊びました。『チンチンでんしゃのはしるまち』は、乗りに行きたいそうです。機会があれば・・

帰省先で弟と弟からすると叔母との会話です。新聞とパーキンスが机の上にありました。
「4才、文字書けるの?」「(新聞を指さし)これは書けないけど、(パーキンスを指さし)こっちなら名前書けるよ!(ドヤ)」「個性的でよろしい!がんばれ!」ほめてもらいうれしそうでした。

◆新しい利用者さんのF樹くん、東京の盲学校で点字を習い始めた1年生です。

この度は素敵な本を選んでいただきありがとうございました(『あかくんでんしゃとはしる』『おいしいかぞえうた』)。F樹は2冊とも大変気に入り、何度も何度も読んでいました。次回は、電車やリニアモーターカーや車などの本5冊借りてみたいと言っていました。

◆点字習いたての人、皆頑張っていますね~東京の盲学校2年生K真クンもその一人。

「自分で読む」と一生けん命、点字をさわっていました。『どうぶつのおかあさん』が気に入って「妹に読んであげる」と私と一緒に読みました。

◆いつも点字の感想文をくれる九州のT大クン、お便りそのまま載せますね。どうぞご覧ください。

◆日常を綴ってくださるお便りも~コップ成功に喜びと発見を寄せてくれたK男クンママ。幼稚園ママたちとのお付き合いも始まった神奈川のK吾クン、フクザツな思いありますよね・・どうぞ無理せずに、ゆっくりとね。

 

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皆様から寄せられたお便りは、ご本人が特定されないような配慮のもとに、当HP、FBに掲載させていただくことがあります。掲載は困るという方は、事前にご連絡くださいますよう、よろしくお願い致します。

 

ユニバーサル絵本製作講座開催します 10/14・21

 今年もやります、ユニバーサル絵本製作講座!

昨年初回の同講座には6名が参加され、お友達も加わって、今もご一緒に活動してくださっています。授乳中のお母さんから退職されたばかりの方まで様々ながら、絵本が好き、作業が面白い、視覚障害の方のお役に立てたら・・あたりが共通項、定例作業会も、漫才やる!?なんて話が飛び出すほどに笑いが絶えません。

お一人でも多くの方にユニバーサル絵本を知っていただけたら、新しいご縁にもワクワク・・ユニバーサル絵本製作体験講座(全2回)開催します。

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日時: 10月14日(土)&21日(土)15:00~17:00
場所: 逗子文化プラザ市民交流センター会議室
参加費: 1,500円(資料代・材料費込み) ※皆で1冊作ります。
問合せ: HPお問合せフォーム、または  info@unileaf.org  まで。

点字の仕組みがわかります。街の点字が読めるようになるだけでも楽しい~♪
多くの皆様のご参加をお待ちしています。

 

点訳勉強会をしました@葉山

9月15日、先週に引き続き、点訳勉強会をしました。手掛けている絵本の点字確認+その時々の作業もお願いしています。

この日はMさんのレポート、お一人お一人が貴重な時間を割いて集い、こんなお気持ちで関わってくださっているのかと思うと、改めて素敵な本だな・・と心に沁みます↓

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15日、葉山の古民家にて、勉強会が行われました。

今回も前回に引き続き、全国の盲学校に贈る絵本の製本作業。

これまで点訳、絵本解体、シート裁断など幾つかの工程をお手伝いしてきましたが、最後のリング通しまでしたのは初めて!大下さんがお手本を見せてくださるのですが、見るのと実際やってみるのは大違い!今までで一番緊張した作業日となりました。

幾人もの手がかかり幾重にもなる作業工程の最終章だと思えば、無駄にしてはならぬというプレッシャーが両肩にずしり、、最後の最後まで気が抜けませんでしたが、出来上がった絵本を見て少しでも関われたことを嬉しく思いました。

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