建長寺”さわる”模型プロジェクト

【建長寺”さわる”模型】イベントがパワーアップ

ハピネスFestival@御成小学校に参加しました。

主催のteam HINATAはキッズダンスにスタートし、ダウン症のお子さんチームや手話ダンスに発展。ダンスを通じ子供たちの心を育みながら、インクルーシブな社会を目指し、大人も子どもも楽しく福祉に理解を深めるイベントを定期開催しています。

あいにくの冷たい雨でしたが、子供たちのステージは元気いっぱい!エネルギーに満ちていました。

ユニリーフ本邦初演は、仏殿の華=ます組の仕組みがわかる立体パズル!?日本の伝統木造技術に感動して、パーツを発泡スチロールで作ってみました。

松尾市長にも無理やり紹介、日本の匠の技すごいんです!伝統技術の素晴らしさが伝わり、子供も楽しく文化財に親しめます!とアピール。

何度も紹介しましたが、これはやはり自分でやってこそ楽しいもの。もう少し工夫が必要だなぁ・・と実感。いつかは木で作りたいと夢が広がります。

この日のブースは作業所等の手作りのパン屋さんやアクセサリー屋さん、小物屋さんが多く、地味な点字にお客さんが来てくださるかな~とかなりシンパイ・・

でしたが、コロナ前に準備していたオリジナルグッズ(自分でピックを入れて点字3文字を作るキーホルダーや、絵本点字文を焼き付けたウッドブローチ)がカワイイ!と大人気、たくさん体験、購入していただけました!

点字タイプライター体験は変わらずイベントの目玉ですが、もうしおり作りだけじゃない!

イベントの醍醐味と言えば、やはり出会い。この日は耳の不自由なお子さんのママと意気投合、「皆一緒に」は共通の変わらぬ願いです。障害種別は関係ない、手を携えて「皆一緒に」の場を一つでも増やしていけたらいいですね。

立ち寄って耳を傾けてくださった皆様、体験してくださった皆様、ご支援くださった皆様、手伝ってくれた子供たち、駆けつけてくれた協力スタッフの皆様も、充実の1日を本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

【建長寺”さわる”模型】木組み博物館で夢見たこと

建長寺仏殿の見どころをシンプルなパンフレットにしたい。何かヒントがないかしらと、東京早稲田の木組み博物館を訪ねました。

圧巻は薬師寺三重塔の75%のます組み!想像を絶する大きさと美しさ!

この博物館は、社寺など伝統木造建築の修復、再建、新築に40年間携わっていらした方が、将来への危機感から開設された私設博物館。個人のコレクションだけでなく、かつてのお仕事仲間からも貴重な品が数多く提供されたとのこと、お志の賜物です。

木組みだけでなく、なかなか近くで見れない、さわれない彫刻や瓦、屋根模型なども全部手に取ることができます。体験型を超え、参画型博物館を目指されたそうで、まさに!思いを共有しました!

建長寺仏殿の見どころで傍らに備えたいと漠然と考えていた組み物の模型があり、軽い気持ちでバラしてみました。

ら、これが究極の匠の技、巨大な建造物をこんなふうに支えるのか・・とあまりの見事さに驚きの連続!単なるパズルではない、古の宮大工さんの誇りや知恵が詰まっていて、息遣いが感じられるというか対話をしているような気持になります!

そう感じられたのは、実際ばらして組み立ててみたからこそ!これは見るだけではダメだ、やらなくてはいけない!こんなのが日本中の社寺にあったら素晴らしいなぁ、子供たち絶対夢中になるだろうなぁ、建長寺にも作りたいなぁ・・夢が頭を駆け巡ります。

どうしたらできるのだろう・・建造物模型にセットでこんな木組みも備えられたら。それは館長さんやお仲間たちの願いでもあるはず。何かできないかなぁ・・どうしたらいいかなぁ・・まずは願い続けることか。夢はいつかはかなう、そう信じて進みます!

 

 

 

 

 

【建長寺”さわる”模型】平日の境内は大賑わい

初めて平日午前に模型紹介に行きましたら、すごい人!季節のせい?紅葉にはまだ早いのに、週末よりよほど混んでいる!?

何といっても目を引くのは修学旅行の子供たち、群馬の6年生だそう。6、7人で話を聞いてくれると中に一人くらい黙って一生懸命考えている子がいます。有望、有望、いつか思い出してくれるでしょう。

ご参拝の女性は一言「知らなければそれで終わっちゃうね」。そうおっしゃるや、チラシをリュックのクリアファイルにきちんと差し込んでくださいました。何だか嬉しく温かい気持ちに。

鎌倉では珍しい中国のお客様は長身で容姿端麗なご家族、模型にさわりご家族も招き寄せ。日本語はお母様少しだけでコミュニケーションできず、でもチラシの写真をじっと見てくださいました。

元気で気さくな男性は、「おお、目の不自由な人のため・・donationしていい?」「えぇ?今ですか?も、もちろん!」とその場でお札を。「どちらからですか?」「アメリカ」「Hey, Dominic!孫です」「写真いいですか?カッコイイ」「そう?MarkとDominicね」それだけ言って行ってしまわれました。

見かけは日本の方ですが、明るさ、元気さ、はきはきしている感じがやっぱりお国柄。そして寄付を普通のこと日常的なことと思っていらっしゃる感じも・・知り合いだから、ではないところが素敵、私もそうありたいものです。

この日は助成くださっているアイネット記念財団様のヒアリング。その場でご寄付や支援のお申し出があることに驚かれていました。建長寺様初めてだそうで、心洗われることに「やっぱりパワースポットなのでしょうねぇ」。日々お忙しい中、お参りや散策は穏やかな時になったに違いありません。

鎌倉の紅葉はもう少し先、12月だそうです。

 

【建長寺”さわる”模型】温かさに感激!かまくらファンド報告会

文化の日はかまくらファンド報告会。模型を紹介しようと早めに行ってお待ちすると・・

最初の方とひとしきりお話、すると「去年いたので覚えていますよ。これはスゴイなぁ、と心が震えました。これは行くだろうなぁと思いました」と!そして模型も「ここまでできたのですね」。1年前のプレゼンを、そんなふうに思ってくださっていたなんて感激です(涙)

次の方は模型を多方向からしげしげとご覧になり、チラシを渡すと「知っているよ。去年、こんな活動があるって、3Dやっているファブラボに紹介しておいたから相談に乗ってくれると思うよ。僕の名前言ってくれれば」と!動いてくださった方までいらしたなんて!

報告では、遅れている理由と助成いただいた案内板の状況を中心に、進捗をお話ししました。よくうなずいてくださる方もあり、熱心なご様子は嬉しく有難く・・

終了後も、センターの方が「夏に建長寺で模型を見ましたよ」「素晴らしいですね」「地蔵菩薩もさわれるといいよねぇ」と話しかけてくださり、梱包や運ぶのまでお手伝いくださいました。終始温かいご対応に感じ入り、一様にいただく「完成させてくださいね」のお声に身が引き締まります。

その後、模型を建長寺様にお持ちしました。宝物風入も行われていて、仏殿参拝には列ができるほど。鎌倉は汗ばむほどの快晴、美しい秋の1日です。

 

 

【建長寺”さわる”模型】バザーで活動紹介

バザーに初めて出店しました。鎌倉子供婦人会館です。

開場を待ってたくさんの人が並ばれると聞き、ここが最初のターゲット。待つ時間は聞いてくださるのでは・・

1年ほど点訳をされているTさん、今日がイベントデビューとは思えぬ働き。にっこりどんどんチラシを渡してくださる。私も模型を抱えて20人くらいずつお話を。桝組5段の話は初めて知った、といつも好評です。

乗り出して聞いてくださる方、さわっていい?とさわってくださる方、チラシに目を落とされる方・・早々にチラシもなくなりまずは大成功!

展示は2階の一番奥の小さな部屋で、パネルはありったけ貼ったものの集客はなかなか・・興味のありそうな方を探しに外回りがメイン。お宝市に並ぶ皆さんには一言でなるべく短く。

次第にいつ部屋に戻ってみてもお客様がいらして嬉しい状況。コロナ前に作った点字啓発グッズも少しずつ減り、募金箱も重みが増します。

お昼をと思いましたが、せっかくなのでお一人でも多く、とラスト1時間も外へ。意外や意外、出店者の皆様がすごく熱心に聞いてくださる!

「いったい何を持って歩いているのかと思ってたのよ」「パンフレットはないの?」「寄付するわよ」「がんばって」と、温かいまなざしやお声かけに思わず胸がいっぱいに。やはり長年奉仕活動をやっていらした先輩たち、笑顔と生きる姿勢が素敵です。娘に手作り立体パズルのプレゼントも!

お手伝いのスタッフも、チラシが足りないと市内の施設から集めてきてくれたり、お顔が広く接客?説明も上手、撮影、来場者のカウント、お菓子の差し入れ、自らグッズ購入、準備片付けも手早く、とにかくご自分からどんどん動いてくださる・・本当に嬉しく有難い!

心地よい疲労感に包まれ、予想以上に充実の秋の1日でした(翌朝、腕が筋肉痛というおまけつき!)。

次回出店は11月26日(日)、ハピネスFestival @御成小学校です。