イベントに先立ち、2日間にわたり粘土で大仏を作ってみました。
写真は初日、触察力高い娘が作っている様子。全体像はすぐ掴み、粘土に命が吹き込まれていくようで見ているほうはワクワクします。が、細部に入っていくと粘土が足りず等身大にできない、全体から腕やひだを取ろうと引っ張ると全体の形が崩れてしまう・・格闘すること1時間、「ダメだ!」グシャ!
翌々日、私もトライ。反省を踏まえ、細部用に一塊分けておきます。目をつぶるとはいえ、前回じっくり様子を見ているので全然フェアではありません。が直後に、えッ、ムズカシイ・・見るとやるでは大違い、大まかな形以外全然分からない!ウワッ、ヤバッ・・心が波立ちます。
あ~確かに彼女はこの後ろのくぼみのこと言っていた、なんでそんなどうでもいいことを(ゴメン!)と思いましたが、触ると確かにくっきり際立っています。ひだはでこぼこしているだけ、どうなっているかなんてわからな過ぎる、これ無理でしょ!頭は焦りと不安と混乱に満ちてきます。もうだんだんもうツラくなり、目を開けてしまったが最後、確かめずにはいられない・・あーこれではいけないと思いながら見栄もよぎり、細部はかなり見て確かめてしまいました。ズル過ぎ!!触るってこういうことなんだ・・
20数年間娘の状況をどんなにわかっていなかったか、頭がいっぱいになる体験でした。触れば分かるでしょなんてどんなに安易に言っていたか、それがいかに忍耐と時間を要することか、その分いかに心に強く刻まれるか・・子どもたちがイライラもせず楽しめることに敬意すら覚えます。子どもってスゴイ・・上から目線で言ってはいけない、見る人が100%気づかない後ろのくぼみに大発見があるかもしれないよね。
イベントに来なくても体験できます!是非多くの方に(大人にも先生方にも)トライしていただきたいと思いました。イベント来週です。子供たちの感想が楽しみです。(以下、目で見ちゃった大下制作です。心を反映するようで、大仏様の背筋が伸びておらず体がゆがんでいます・・)