7月1日ファブラボ関内へ、代表の大下と行ってきました。
絵本の中には、科学絵本など、点字だけではなく、触って分かる簡単な図が入ると、より理解が深まり、楽しい絵本になると思われるものがあります。これまではそういった絵本を、主に手作業で、点で図示したり、透明のシートを図の形に切り抜き、貼りこんだりしてきました。
昨秋、こういった図の作成を機械でするにはどうするのが良いか、ファブラボ関内のT様にご相談させて頂き、それをもとに今年度、キリン福祉財団様の助成を得て、カッティングマシーンの購入とファブラボの利用が実現しました。
早速カッティングマシーンを使い始めたところですが、今回の訪問は具体的に、カットする絵本の図をよりスムーズに電子データ化するにはどうしたらよいかを、T様にご指導頂きました。素人の私たちに嫌な顔一つせずいきなり5時間!忍耐強く丁寧にお付き合いくださり、本当に感謝です。ありがとうございます!
ファブラボにはレーザーカッター、3Dプリンターをはじめとして、様々なデジタル機材が並んでいます。それらを前に、雑談の中で、お家などの木製の3Dパズルキットなどをレーザーカッターで作製し、目の見えない子も見える子も楽しく遊びながら部品を組み立て、普段触れて確認することのできない大きな立体物(お家など)などを知る機会にできるといいな、また図鑑には見えない子も楽しめるようなものがほとんどなく、ユニバーサルな図鑑ができるといいな、さらには3Dプリンターで世界中の建築物のミニチュアを作成し、実際に建築物のある場所に(ここが重要!)置かせてもらい、見える人も見えない人も一緒にその存在や空気感を楽しめたらいいな・・・と夢は果てしなく膨らんでいきました。ひとつひとつ、できることから実現していきたいです。(k.k.)