秋晴れに清風そよぐ三連休の初日、境内では鎌倉青年会議所主催のイベント「かまくら武士の村まつり」が行われていて、多くの市民で賑わっていました。
今回も、和尚様の法話を拝聴し、気持ちを落ち着けてからお話会を始めました。
三門の周囲を籠に乗ってまわる人気の催しが行われていて、読み聞かせの1回目は順番待ちしている子どもたちに向け、絵本『おじぞうさん』と紙芝居『建長寺のたぬき和尚』、『江ノ島 五頭龍と弁財天のお話』を読みました。その後、いつもの三門下のベンチ前に戻り、立ち見が出るほどたくさんの親子連れに紙芝居を楽しんでいただきました。毎回、紙芝居終了後にさわる模型のご案内をするとこちらも好い反応でした。
外国からの旅行者も多く、ルーマニアの方がいらしたときには、英語バージョンのある紙芝居『江ノ島 五頭龍と弁財天のお話』を英語と日本語で交互に読みました。外国の方へのお声がけにも少しずつ慣れてきて、英語版や中国語版のチラシを配布することができました。外国の方にも良い体験になってくれていたらうれしいです。
ブロンズ模型にも多くの親子が立ち寄ってくださり、子どもたちにたくさん体験してもらえました。子どもたちは、細部まで丁寧に時間をかけて模型に触れてくれます。クイズ形式で話をすると裏口を探し当てて喜んだり、台座にある点字に気づいて「今度学校で習うから」と話してくれたりしました。
また、三年前に癌を患って寛解された方が、「自分は建長寺にあるガリガリに痩せた仏様を見て慰められたんだ」ということで、大切そうに模型を撫でてくれました。
今回は、ブロンズ模型をさわる体験も読み聞かせも、過去最高の参加者でしたが、その分お一人お一人と心を通わせるような会話は難しかったです。人が多い日、少ない日それぞれの良さがありますし、その時々でよりよいお話会にしていけたらと思います。A.S.
【次回のお話会】
■11月14日(土)11:30〜12:30
「ガリガリに痩せた仏様を見て、慰められたんだよ」——どんなに苦しい時だったのでしょう・・
三年間のご自身への労り、頬に感じる清風、愛おしいこのひととき、そして、模型を撫でる御手からほとばしる「今」を慈しむお気持ち・・聞かせていただけて光栄でした。
500名のご支援者お一人おひとりの願いを受け止めてたたずむこの模型に、また一つ深い想いが刻まれました。
触れることで、対話が生まれる。
触れることで、人と人とが近づいていく。
そんな一歩を、建長寺から。
“手で見る”新しい文化体験は、私たちの世界の見方を静かに広げてくれるでしょう。
※本活動に関心をお持ちの方は、お気軽にお声かけください。全国へ広げていきましょう。R.O.












