お知らせ

ユニバーサルミュージアムで考えたこと

~”さわる”体験を、もっと身近に~

きっと、充実した”さわる”展示に会えるに違いない・・

国立民族学博物館の広瀬浩二郎先生がギャラリーツアーをなさると聞き、浜松科学館を訪れました。いま各地のミュージアムに広がる、見るだけでない五感で感じる展示です。

冒頭で指摘されたのは、「ここはミュージアムではなく科学館、しかもこうした試みは初めて」ということ。”さわる”には、科学からのアプローチもあるらしい・・

富士山

神奈川沖浪裏イメージ

「境界」

 

 

 

 

展示は、立体地図のように何だかわかるものから抽象アートまで様々。手でさわるものもあれば、体全体で感じるものもあります。「触覚は全身だが、他の感覚は頭部だけ」言われてみればなるほど~そのとおり。

さわることの性質上、大きなものは縮小します。この作品は、何と前方後円墳!凸を凹にし、中に寝られて、しかも温かい!意図は「???」ですが、横たわってみたら、包まれるような心地よさにびっくり。やってみないとわからない、体験してこその不思議な感覚です。

「さわって楽しむアート」。とはいえ、日頃じっくりさわることに慣れていない私たち。よくわからない抽象作品は特に、目でも手でも、何だかモヤモヤが残ります・・

さわることが身近になるように、初心者だからこそ、さわってよかった!と思えるといい。さわってみたら見ていた時とは違う発見があった!そういうのがいいよね・・個人的な実感でした。それには、手軽な”さわる”場や、ちょっとしたガイドもきっと大事。

建長寺の”さわる”模型も、そんな一つの場になったらと願っています。

※浜松科学館ユニバーサルミュージアムは、5月10日(日)まで。
ご興味ありましたら、是非いらしてみてください。

 

アイネット様講演会・交流会

春の一日、横浜の高層ビルに、アイネット地域振興財団様の助成団体が集まりました。

アイネット地域振興財団様は、創業者でいらっしゃる故池田会長様が、神奈川のためにと私財を投じて設立された財団です。助成も団体本位で、財団の方々のお言葉にも、いつも池田会長様のお志がにじみます。

チラシの作り方の実践講座に始まり、自己紹介と交流会。皆さん年間活動資金1千万円とはスゴイなぁ、と感心することしきり。最後は、いつもテキパキ話される事務局のM様が何か違う・・なんと3月いっぱいで交代とのこと!

M様には、さわる模型を初めて鎌倉市役所にお話に行った時にもご一緒くださり、拙宅にもイベントにも、建長寺でのお披露目式典にもお話会にも、どこにも笑顔でいらしてくださいました。もう少し自己資金率を高められないかと、親身の御助言もくださいました。いつもいてくださることは当たり前でした。

3月は別れの季節。寂しい限りですが、これまでのお力添えに恥じぬようしっかり活動してまいります。M様もどうぞお元気で、長い間の御尽力に心より御礼を申し上げます。

 

 

【建長寺”さわる”模型を囲むお話会】さわって仏殿を体験したら!?

ウグイスの初音も初々しい3月。第9回「建長寺“さわる”模型を囲むお話会」を開催しました。

ご参拝者は少なめでしたが、模型前を訪れたのは1時間で182名。活動は静かに、しかし確実に広がっています。

三門先では、三門再建当時の建長寺伝説を紙芝居で紹介しました。楼上の五百羅漢像にちなみ、羅漢さんのてあそびうたを行うと、若い女性やスタッフたちから「楽しかった!」実物の三門を見上げながらその物語を聞く、贅沢なひとときです。

参道途中では、プロジェクトリーダーのOが「模型誕生ストーリー」をお話しました。木造文化財建築の“さわる”ための模型は、例のない挑戦。多くの困難を皆々様の善意と情熱で乗り越え、実現しました。話し終えると拍手が起こり、「模型が増えてほしい」と言うと頷いてくださる姿が。想いはまっすぐに届いています。

模型の前では、当事者スタッフのAさんが説明を担当。この日は歴史や建築の解説は減らし、目を閉じて模型をさわる体験を提案しました。

方法はシンプルです。
①まず、2つのルールを共有
・両手でさわる
・全体 → 細部の順でさわる
(こうすると、頭の中で建物の全体像が組み立てやすくなります)
②Aさんがさわり方を実演
③実際にさわってもらう
この手順で体験していただくと・・

参加者からはこんな声が上がりました。
・見ていたときより、さわったときのほうが奥行きを感じる
・工事中で見えないのに、本殿を自分が見ているような感覚になって驚いた
・さわり方の説明がとても良く、楽しめた

体験は途切れることなく続き、約30名が参加。順番を待つ方々からも、わくわくした雰囲気がよく伝わってきました。Aさんはこう話します。「いつもより、皆さんと濃密に触れ合えた感じがします」さわることで、自然な対話が生まれています。

今回の気づきの一つは、「当事者によるさわり方の提示」が、さわる体験の驚きや面白さを大きく引き出すということ。

三門前のオカメザクラ

見える人も見えない人も、同じ模型を囲み、同じ手を使い、同じ建築を知る。それは単なる福祉の取り組みにとどまらず、学びの形を広げ、文化財の新しい鑑賞の方法を示す試みでもあります。「共に生きる」未来への一歩になるかも・・そんな予感を感じさせるひとときでした。

体験を大切にする「禅」。私たちは、この取り組みをここ建長寺様から始めることができたことを幸せに思っています。そしていつの日か、この“さわる模型体験”が、全国の寺社や文化財へと広がっていくことを夢見ています。

【次回のお話会】
■4月11日(土)11:30〜12:30
見て、聞いて、触れて——五感で味わう建長寺体験。
ナビゲーターのAさんと共に、模型をさわりながら新しい仏殿の姿を体験してみませんか。

文化は、見るものから、触れて理解するものへ。

 

※本活動に関心をお持ちの方は、お気軽にお声かけください。

 

選書・発送作業をしました 2026.3月

春の呼び声が花粉という時代になっていますが、三寒四温を肌で感じるひな祭り前日の作業会でした。

年度末とあり、一年間の作業をメンバー同士で労い、利用者皆さんが迎える新年度をみんなで想像しながら、アイデアや工夫も聞くことができる豊かな空間でした。
M.K.

まさに新しい春を迎えるTさんの感想です。🎎———————————————🌸

日々温かくなり、春の陽気となってきました。
久しぶりに参加でき、参加できなかった時期の皆のブラッシュアップがすごかったです。

選書も春の本や、できるだけ貸出が被らないようになど、チームで話し合い確認しながら選び、喜ぶ顔を想像しながら送りました。
楽しく読んでいただけたら嬉しいです。
A.T.

 

 

新着絵本のお知らせ 弥生

新着絵本のお知らせ、ようやくです!左から、

1.きのうえの おうちへようこそ!
2.はしごしゃの のびるくん

昔は、本を作っていれば一生退屈しないなぁ~と思いながら、週末ごとに2冊くらいずつ楽しみに打っていた絵本。今では背中が重くなり凝って気持ち悪くなるので、心をオニにして1日数行1ページだけと決めています。

1.のように長い絵本は、点訳者Aさんにお手本原稿を作ってもらい、点訳者Bさんにそれを見て打ってもらうようにしています。点字ってルールがややこしいので、なかなか続かないのが現状。何とか少しずつでも、皆で力を合わせてコツコツ取り組んでいきたいものです。