建長寺”さわる”模型プロジェクト

【建長寺”さわる”模型】さわる図入り!記念冊子

見える人と見えない人が一緒に楽しむ模型なのに、ビジュアルなだけの冊子ではおかしいのではないか・・?冊子作成に取り組み始めたとき、はたと思いついて、一緒に楽しめるようさわるページを入れることにしました。

そしてできたのがこちらの触図。立体コピーといって、スポンジのような盛り上がった線で形をさわることができます(少し傾けてみました。見えますか?)

この図を冊子にどう挿入するか・・考えた末、ホチキス止めで隙間のできる冊子中央を白紙ページにして、そこに貼り込めばどうか!?目を閉じてさわる境内のブロンズ模型を、もう一度この図で体験し楽しんでもらえるようなシンボルにしました。

この日は数名で、B5のページにどうA5の触図を貼るかを話し合い。Oさんが1㎜単位で紙の位置をずらし、両面テープの幅や付ける箇所も変えて、いくつものパターンを試作してきてくださいました。さらに図を同じ場所に貼るためのガイド線を入れたスケールまで手作り!緻密な仕事にビックリしつつ、どんなに美しく仕上がるだろう・・とお心のこもった仕事に感謝感激!

冊子本体は、夏に境内で出会いCSR活動を申し出てくださったデザイン会社MT-planningさんのもとにあり、そろそろ初稿ができてきます。今回本文読み上げQRコードはかなわなかったのですが、点訳きつつきさんのご厚意で点字版を添えられることになりました。

温かいお気持ちが幾重にも重なった記念冊子。長い間、頭の中だけだったものが、今少しずつ形になり姿を現してきました。ずーっと会いたかった!この日を楽しみに夢見てきた!そんな幸せな実感のあるこの頃です。皆様のおかげです、本当にありがとうございます!

お目にかかれるまで、あと少しです!

【建長寺”さわる”模型】本制作が始まりました!

ついに本制作が始まりました!

こちらが完成した鋳造用3Dモデルです。こんなふうに分割されて製造されるのだそうです。

組み物の最終のブロンズサンプルの様子では、もろもろ取り付けの穴などを入れたことで真空鋳造が難しくなり、一般的な鋳造にすると空気が入りやすくなるのだとか。

初の試作より少し精度が落ちるかもしれないとのことですが、最終的に必要なら少し手で削るなどの対応も考えてくださっているようです。

まぁ、いつもながらプロの方々の基準はレベルが違うので、素人目にはおそらく、なんて精巧な!素晴らしい精密度!と映るのではないかなぁ・・という気はします。

そろそろお披露目式典のご招待状も、建長寺様の封筒でお手元に届くのではないかと思います。数に限りがあり全ての皆様とご一緒できないことは残念ですが、4月21日当日も通常どおりご参拝いただけますし、式典はどなたでもご覧になれます。

その頃にはどんな花が咲いているのだろう・・ご一緒に模型を囲める日も間近です。

 

【建長寺”さわる”模型】パルシステム様視察

模型に破格のご支援をくださったパルシステム共済連の理事の皆様が1都11県からいらっしゃり、試作模型と現地を視察されました。

パルシステム様は気さくな方ばかり、到着されるやお話が弾み、続く報告会で言うことがなくなってしまうほど(笑)早朝に新潟や福島を出ていらしたのに元気いっぱいです。

散策にいらしている間はいつもの模型紹介も。この日は東京や埼玉から多くの中学生が来ていました。「行動力ありますね」「願い続ければ夢はかなうよ、夢を持ってね」レポートに書いて、とチラシを渡します。ドイツからのご家族はお父様が現地の模型をご存知で、若い娘はふ~ん、そうなんだ。

節分の前日とあり、お寺様は準備に追われていました。のぼりを立て並べ、法堂脇には紅白の垂れ幕。どんなににぎやかな豆撒きなのだろう・・お寺には日本の行事が大切に残されているのですね。

この後、バスで移動して事業の説明をしました。20分の予定が皆様熱心に聞き共感くださるのでついつい・・Q&Aの時間もなくお昼、それでも話は尽きません。

最後に理事長様から「模型もよかったけど何より話が聞けてよかった。パルシステムが関われて嬉しい。この本を日本に導入してくれてありがとう」と(涙)

個人でも、高齢のお母様までご寄付くださった職員の方もあり、お心ある力強い支援者であるパルシステム様。1都11県90万人の組合員さんにその輪が広がりますように。パルシステム様、この度は本当に有難うございました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

 

 

 

 

【建長寺”さわる”模型】本制作、間近です!

「いま最終データの編集が間もなく終わります。それをこちらで確認して制作に入ります」

制作チームから最新の進捗連絡が入りました!写真は枡組のサンプルです。金属なのにこの精巧さ、一気には作れないのでいくつもに分割して作業されています。

屋根は表面がうまくいき、今は裏側の垂木部分に削りをかけていて、それもそろそろ終わろうかという段階。来月早々チームが浜松工場に出向き、問題なければいよいよ2月末に向けて本制作にかかります!

青空の美しい春のような1日、打ち合わせは模型の案内板からクラウドファンディングのリターン、費用の現状、式典の御招待客に会場の配置、記念冊子の作成と息つく暇もありません。

すぐ本題からそれてしまう頭、「最後の詰めに入っているから、今決めていかないと」との総長様のお言葉に何度も引き戻していただきながら頭はパンパン、一つ一つ「わかりました!」と言いながらも、本当にわかっているかな、私・・と不安がよぎります。

梅を愛でる間もなく、写真を撮る間もなく、境内を駆け抜け駅に向かいました。何とか無事にお披露目の日を迎えられることを願ってやみません。

 

 

 

 

【建長寺”さわる”模型】お披露目式典の日取りが決まりました!

12月の建長寺様境内

はや年の瀬、建長寺“さわる”模型のお披露目式典、制作関係者トークイベントの日取りが決まりましたので、お知らせします。

■お披露目式典と制作関係者トークイベント
日時: 2024年4月21日(日)
13:00~13:30頃 お披露目式典
14:30~15:30頃 制作関係者トークイベント

場所: 大本山 建長寺

お披露目式典現地列席と制作関係者トークイベント現地参加はクラウドファンディングのご支援のリターンですが、どなたでもご覧になれます。是非ご一緒にお祝いいただけましたら幸いです(リターンでない場合は、拝観料はご負担お願い致します。また、特にお席のご用意などはありません。申し訳ありませんが、何卒ご了承ください)。

改めてお一人お一人を思い浮かべ、本年にいただきましたよきご縁に感謝しております。いよいよ来春、皆様とご一緒に真新しい模型を囲めますことを楽しみにしています。どうぞ温かい新年をお迎えください。